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勝手にグラミー2011・イラスト部門〜カラー絵編

皆様、こんばんは。
2011年BLライフ総決算・勝手にBLグラミー、まだやってます…。
本日はついに完成☆イラスト部門です。

2011年は個別チェックがほとんどできなかった関係で、許されない程の激ナガでになってしまいました。イラストの魅力を伝えるためのコメントで、うんざりさせてしまっては本末転倒でございます。よって今回は「カラー絵編」「モノクロカット編」の2回に分けさせていただきます。
なんだか年々大ごとに…σ(^_^;) まいっか☆
 ◆勝手にBLグラミー2011・イラスト部門                 
  ■部門賞は以下の通りです。
    ・「最優秀表紙絵賞」
    ・「最優秀口絵賞」
    ・「最優秀モノクロ賞」…後日掲載
    ・「特別賞」…後日掲載
  ■発表要綱
  ・2011年にmiru-haが読了した全作品から、主観客観織り交ぜ勝手に選出。
   今年度発行とは限りません

  ・激しくネタバレ&敬称略です。
  ■発表の見方
    ・1ページ目…ノミネート作発表
    ・次ページ目…受賞作発表と授賞理由・おこたトーク

遅れたお詫び代わりに、本編感想などもちょこちょこ書きたしつつ、やっぱり激ナガでお送りいたします。どうぞ、リラックスグッズをお手元に、まったり気分でおつきあいください。
※文中の「今年」は、「2011年」に置きかえてくださいね。


◆最優秀表紙絵賞                                          

表紙イラストに期待するのは、1枚の絵を通して作品の精神世界を個性的かつ真摯に表現しようと努める絵心(絵描きセンス)、それらが確実に伝えられる技術力研究努力、購入意欲をそそられる萌えツボごり押し度(←言葉にするとなにやらがっかりだが、大事な要素だよね!)などです。                           
2011年読了本で★4.5以上評価をさせていただいた表紙絵全作を候補作といたします。
                         
【イラストチェック済ノミネート作品】(順不同) ※絵師名ポチで感想記事に飛びます。
は2011年発行 

北沢きょう   高階佑   穂波ゆきね      彩        三尾じゅん太   松尾マアタ 

【イラストチェック未ノミネート作品】(順不動) は2011年発行 

「FLESH&BLOOD 17」 彩
ついにキタ━━(゚∀゚)☆━━━!! 彩さんの白
彩さんの白が見たいと、事あるごとにこぼし続けた甲斐がありました。ありがたや〜寿命が延びる〜
                  *
カラー画における白背景は一見ラクなように思えますが、テクニック的には上級クラス。無背景=手抜きと思われないギリギリのラインで「余白」をデザインの一部として使うとなると、初期段階から相当高度な空間計算が必要になるからです。(凡例:掛軸画の余白) 

17巻で「白」っていうのが、これまた感動的ではないですか。
この白は、ドアが開いて溢れた光なのでしょうか。
ホーの丘に群れ羽ばたく海鳥の翼でしょうか。
もう交わらないカイトと和哉の人生=白紙の未来の象徴でしょうか…。
ううう和哉っ!おばちゃんの胸でお泣きっ( iдi ) ハウー
                             
ちなみに彩さん描くフレブライラストで、わたくしプチ注目ポイントは「刺繍」でございます。
「刺繍」は、前絵師・雪舟薫画聖が拘っていらしたディテールです。これを彩さん画に見つける度、彩さんから雪舟さんへのリスペクトを感じ、胸が熱くなるのです。
今回も見事なステッチ、しかと楽しませていただきました。ありがとう


「饒舌に夜を騙れ」 織田涼歌
雄々しく誘って誘われる❤攻×攻の特殊警察ラブに織田さんとは、なんと意表を突くキャスティング。出版社様GJ でもって、期待を裏切らない絵師様のお仕事ぶりもお見事です。プロ×プロのガチ勝負は本編内だけではないのですね。

手錠、使用済ナイフ(!)、銃火器、防弾チョッキと、およそ女性向け書籍と思えぬ重苦しいハードボイルドアイテムてんこ盛りながら、この華やかさはどうよ。肉体派男子のすえた臭い(オエ)など微塵も感じません。ヲトメの求める夢(ソフト)と現実(ハード)のミックス加減が絶妙です。
それにしても、脱がせるのが大変そうなご衣装だこと。この業界では新鮮♪


恋愛の系譜」 小山田あみ
今年も精力的なご活躍でございました。これだけのお仕事量でも手抜きや衰えを感じない驚異の絵師様です。
                     *
シェイクハンズ=握手=友情と信頼の証が横断する大胆デザインが目を惹きます。某自治体や人道系NPOの啓発ポスターとして、このまま駅の構内に貼ってもあってもいいぐらい。←もちろんこっそりお持ち帰り
でも手の形をよ〜く見ると、この絵は「握手」=人と人が向かい合い手を取り合っているのではなく、「引率」=前行く人が後ろの人の手を引いて、誘導している図だとわかります。
公的には、リード役とサポート役が上図のように割り振られるこのお2人は、椿の花降り注ぐ私的空間(恋愛面)では、お役が交代するのです。
導くように絡まる、運命の赤い糸。「糸」と「系」がよく似ているのは、偶然ではないってことなのね。相変わらず、かっこいいなぁ…


「禁縛」 嵩梨 尚
金襴緞子の帯締めながら、花嫁御寮はなぜ泣くのだろう…

漆黒の中に浮かびあがる、金朱の彩錦。
抱き締めるように縛られる、花嫁のような女形役者。
彼らにとっての「縄」は、縛りつけ動きを封じる道具というだけでなく、他人の眼や世間体から切り離されて心を解放するための道具でもあります。
「束縛」と「解放」という対義が同義となる妖しい世界を華麗に封じ込めて、人体ポーズを大胆にデフォルメした結果、エゴンシーレやクリムトのような世紀末的幻想世界が広がりました。綺麗。奇麗。

   
「親友の距離」 穂波ゆきね
これまたキタ━━(゚∀゚)☆━━━!! ゆきねさんのスーツ×スーツ!
美少年もいいけど、ゆきねさんの魅力はやはりオトコだと思うんだ☆

帰社途中か、帰宅途中か、目的地に着く前に雨に降られて散々な2人、どうやら時間も押しているようです。親友同志のやり取りなので、遠慮ない会話が交わされているのでしょう。
2人の間の距離はちょうど腕一本分ぐらい。つまり、どちらかが手を伸ばせば掴める距離です。でもそれをしない、というかできないのは、2人がまだ親友だから。これ以上近づくことも離れることもできないまま、視線だけはそらさずに、この2人は目的地まで急ぐのです。
この均衡を崩すのはどちらから?く〜っ気になるっ!本編を読まなければ!←思うツボ
                              *
恋愛前夜」イラストチェックで、この絵師様の魅力は「線」だと書きました。線とは「描線」の他、「視線」という意味もございました。わたくしがゆきねさん画で注目するのは、いつも視線です。
この絵師様の描く2人がどこを見ているか(または見ていないか)からアレコレ妄想する作業は、とても楽しいです♪←同志募集中

    
「背徳のマリア」 AZ pt 
まいった…。幼児はともかく、「赤子」を抱くヒロイン画をBL表紙絵で見る日がこようとは…。
BL=男同士の愛情物語で、最も扱いにくい「母性」を取り上げた問題作にふさわしい衝撃です。←命を育てる母性じゃなくて、孕み産むまでの母性って意味ね

タイトルからもお分かりのように、徹底して「懐妊」を追求するストーリーながら、結局は本編中一度も登場しない赤ちゃんを抱く男。
上巻・執念が生み出す黒い妄想を抱いて俯く主人公が、下巻・月が満ちて本当の赤子を抱いた時=息づく生命を実感できた時、顔を上げて前を見ていることが、この作品の希望・未来の象徴だと思いたいです。

タイトル、作者名、ガッシュマークの位置に至るまで徹底的にシンメトリー。文字カラーにも気を使ってあって繊細で美しいっす。 
ただイラストを活かしたいのは分かるが、ロゴの存在が儚すぎると上巻発売時に申したわけですが、こうして2冊並べてみると…やっぱこれでいいとは言えんな(笑) 


■「秘蜜」 朝南かつみ
強い視線が捉える先は…。ようこそ、乳と蜜の流れる、秘めたる楽園(カナン)へ。
きゃーっ、ドキドキする
男子2人が座ってるだけなのに、なんだかな、この危ういまでのお色気は。
基本の一色(主にぬばたまの髪色)を元に、グラデーションで世界を広げていかれる絵師様だと2010年BLグラミーイラスト特別賞・ベストデザイン賞(記事はココをポチ★)でも書きましたが、今回もその通り。緑がかった綺麗な黒を基調とした抑えた色調が、イケメン2人のクセものぶりをなお一層引き立たせております。(こんなにクールなお2人が、いつも考えてることっていったら…

あまりにステキでうっとりしますが、先述しました通りこのイラストは攻組オンリーの稀なる1枚です。受の堕ち方より攻2人の堕とし方のほうが読み説き甲斐のある本編なので、このようなご選択になったのでしょう。この選択こそが、絵師様の魅力の真髄なのよ!
今作の口絵は同背景の受1人ですが、BLイラストの倣いを考えると、本来なら口絵を表紙にしてもよいところ。そこをあえての攻組セレクトです。この「あえて」の一言の裏に、記事を一本書けるぐらいの勇気と努力がある。(…ので独立感想を書く予定です。4月からちとヒマになるからできるハズ…!) 
この絵師様画の非凡センスは、「あえて」の選択肢において最大に発揮されるのでございます。

この絵師様が描く「あえて」は、まだまだございます。
例えば、こちら

「花蝕の淫−狂おしく夜は満ちて」 朝南かつみ
こちらは後ろ向きのヒロインたった1人。これまた激レア。

後ろ向きの人物像は、本来「逃避」「隠蔽」「拒絶」など負のイメージを伝えるモチーフです。さらに、1人きりの人物から感じるイメージは、「決意」「自立」「孤独」等かな。どちらも、愛する人と手に手をとってハッピーエンド(←たとえ当人同士だけが幸せな茨道でも)をゴールとするボーイズラブでは、まず描かれない構図です。
でもこの絵は、文字通り「背徳」=徳に背を向け、禁忌に生きるほの暗い決意だけを描いているわけではなく、衣を脱ぎ捨て裸身を晒すことで、淫靡な中にも「開放」「脱皮」「再生」などの前向きな姿勢をも示そうとしています。(と思う)
うぅむ、絵解きで得られるメッセージの質が違うんだよな〜。このまま谷崎や三島作品の表紙を飾っても、ちっともおかしくない。

激レア要素を抜きにしても、この絵の美しさには目を奪われます。
僧衣の色でもある墨染(薄墨=ねずみ色)を意識した世界の中、文様のような花木の白と、淡く立ち昇る蛇紋が幻想的です。まさに墨絵のような、静謐な美しさ。
墨染を脱ぎ捨て、聖(ひじり)の世界に決別したヒロインは、素の身に情念だけを、蛇のごとく纏わせたまま一人歩んでいきます。進む先には、蝕まれてなお花をつける樹木のように、命を削って鮮やかに生きる徒花の世界が待っておるのですね。←と、気持ちを盛り上げていざ本編に突入すると、ラストゴンどころか、しょっぱなからゴンゴン飛ばされるのだった。えれな節上級編(笑)←と、黒人格・みゅうあーがどうしても言いたいんだって。すみません。

この2枚のイラストはひと昔前ならボツってもおかしくなかった、「あえて」の異端画でございます。こんな絵描ける絵師様、他にいない。


「罪の海に満ちる星」 竹美家らら

年の瀬滑り込み作品・その1。

まったく買うつもりなかったのに、この絵を見た途端レジに直行してました。これほどに目を惹く彩の中に、哀しさが確かにある。


「すき」 麻々原絵里依  
年の瀬滑り込み作品・その2。

優しいパパ。キレイなママ。愛くるしいお子ちゃま。
うむ、これぞ理想のBL川の字
柔らかなパステルカラーで描かれた、親子3人(?)の憩いのひととき。背景からすると、ここは絵本専門店とかでしょうか。2人の愛を独占するように美味しい中央ポジションを萌々香ちゃんが取っておりますが、それも当然。この2人は、萌々香ちゃんがいなければおそらく結ばれなかったカップルなんでございます。全く関係ないが、萌々香という字面になぜか照れたわたくし、もう戻れないかもしれない…。

でもってこちら、絵もステキだけどカバーデザインがすっごくいい。
愛しい一粒種を挟んで、パパとママ(笑)が密かに交わす言葉は、「す」「き」←ちゃんとフキダシになっている かわいいっ
本棚、川の字と、縦ラインが目立つ今イラストで、フキダシの丸曲線は小さくともとても目立ちます。可愛いだけでなく、タイトルロゴとしても、アイキャッチとしても立派なお役目を果たしてます。イラスト=絵師も、タイトル=作家も、デザイン=出版社も、それぞれが一流のお仕事をされた結果の完璧なトータルバランスです。これぞ憧れのプロのお仕事。

余談ながら、ディアプOスさんデザインて、麻々原さんイラストだと気合の入れ方が違うような気がするんだが…。気のせい?(笑)


■「夕陽と君の背中」 山岸ほくと  
2011年は六青むつみさん祭りをこそっと開催しており、遅まきながらこちらを読みました。
う〜む、いさぎよい 
「夕陽」「君」「背中」と、ストレートな語句=固定イメージを抱きやすい語句で構成されたタイトルをさっくり無視して、互いだけを一心に見つめる2人をUPで描く大胆さにホレボレです。

互いに強く想いあう、青い時代の一途な恋心…的なイラストに見えますが、よく見ると攻めクンの両手はかなりフラチです。
のしかかり、女性の乳房をつかむように胸に手を這わせる攻クンの行為は、まるで男と女の身体の違いを触覚で確認しているかのよう。そしてそれを許す受クンの表情に戸惑いあれども、喜びが感じられません。
本編を読むと、これが実に「なるほど〜」なのでございます。芽吹いた恋の花がなかなか満開と咲かないのも、オトコの身勝手さも、より多く愛した方が負けなのも、恋愛の切ないお約束だものね。
多少の狂いをものともせず、ひたすらに世界表現を追いかける絵師様の絵描き魂が、2人の等身大の恋心と共鳴していて、苦しくも美しい。


「いたいけな嘘」 陸裕千景子
ぐはっ あまりの美しさに、毎月恒例☆書店地蔵モードを通り越し、ヤンキーモードを発動しそうになりました。神々しい…。
※ヤンキーモード…衝撃のあまりヤンキー座り=うずくまっちゃうこと。発動後一発退場(書店員による強制退場)覚悟の切腹絶賛モード

全裸の受を背後から抱きしめる、定番・直列型BL抱きしめイラストなのに、なぜ、こんなに美しいのか…。
それはですね、ポーズは平凡でも図(配置)が非凡だからなのですね。←自問自答かよΣヽ(゚∀゚;)

人物を右上に寄せて、咲き乱れる花々に思い切った空間を割り当てることで、華やかさが一層際立つ。地上の楽園〜ミモザと芸術の国・イタリアを舞台に繰り広げられるミステリアスラブストーリーという作品イメージが、脳裏にぱぁーっと広がってまいります。
求めあう2人と、溢れんばかりの花々をどちらも主役に描くことで、この世の楽園と、この世ならざる楽園に同時に遊ぶ2人を描かれたかったのですね。(と思う) 
でもって、神々しい中にも、なにげに悪戯っこな攻の左手。わ〜お☆   
                  


以上18点は多すぎたけど、愛とは決して後悔しないものだと、自分に言い聞かせつつ選びぬいた「最優秀表紙絵賞」の発表と、おこたトークは次ページで!


                               
    


※「イラスト賞」なのにここから先はノミネートイラストの画像がUP出来ません。作品を未読のかたには全然楽しくない部門でございます、ごめんなさい…。
該当作の表紙だけでもあげておきますので、雰囲気だけでもお楽しみいただければと思います
  
◆最優秀口絵賞                                          
口絵カラーで表現されるのは、作品中の名シーンやサブテーマ・脇キャラなどで、読者に「期待」してもらいたいのはここだ!と絵師様や出版社が押しているポイントが、表紙よりずっと明快に反映されております。                    *

今賞は、作品をより期待させる=記憶に残る「口絵カラー絵」に捧げる賞です。
2011年読了本で★4.5以上評価をさせていただいた口絵全作を候補作といたします。                           【イラストチェック未・ノミネート作品】
     
   
・上段左から
■「積木の恋」 朝南かつみ
背中合わせの表紙絵とは対照的に、嫌でも正面を向きあわなければいけないシチュエーションを口絵に選ばれました。波紋が広がる音が聴こえてくるような表紙絵と、2枚セットでグッとくる。

■「FLESH&BLOOD外伝 女王陛下の海賊たち」 彩
雑誌掲載扉カラーなので描き下ろしではないが、口絵◆Ε錺ダフル子犬ペアの犯罪的な美しさをどうしてもどうしても称えずにいられません。海賊たちの女王陛下になりたいワン←コレが犯罪だというんです

■「シュガーギルド」 小椋ムク
オヤジの鈍さとずるさと純情に、ああああああってなる作品。(別名:「BLるるぶ〜紋別」)
ムクさん画ではおよそお見かけしたことない、ガリンコ号のあの色(笑)、よくぞ挑戦して下さった。
もしガリンコ号乗船チャンスがございましたら、伝説土産誕生秘話絵本 ありがとうガリンコ号」をぜひお買い求めください。
※BLるるぶ…恋に落ち・寝現地に飛が詰まった、愛のご当地BLのこと

■「リセット 上下」 奈良千春
表紙絵賞と迷いましたが、口絵の方が「リセット〜時間と意識の変化」がより明快に伝わってまいりましたのでこちらにいたしました。何をどうリセットしても、変わらないものがある。

・下段左から

■「神の囲い人」 梨とりこ
3カプ6人による人体の神秘と限界を追求した意欲作。作者様のナナメなガンバリは、文庫カバーで表裏一体という快挙を成し遂げました。
しかし、カバー全部を使わなければ伝えられない6人の意欲愛を、その半分サイズの口絵でいったいどう扱うというのか。おそらく3カプのどれかを取り上げたエロ画であろう(沙野作品だし)とアタリをつけて、ドキドキページをめくったら、「‼‼Σ(- -;;ノ)ノ」 こうきたか(笑)

■「恋人がなぜか多すぎる」 高星麻子
梨さんとは対照的に、口絵2枚を贅沢に使った「多すぎる」恋人たち。ビバ!総ホモワールド☆
キャラ文庫の企業良心「口絵2枚システム」をフルに利用した楽しい1枚、いや2枚です。これ、ハサミを入れてリバーシブル栞にしちゃえば高値で売れ…。越後屋、おぬしも悪よのう…。

■「ホームドラマ」 本間アキラ
BL口絵真骨頂・エロ画で、肌色を全く使わない潔さにうっとりします。ホームドラマ全盛期の白黒TV時代を思い起こさせるような、鈍色のアダルトシーン。
気遣い、色使い、腰使い、どれも超一級♪←腐りすぎて脳ミソ液状化

                         *

以上7点の中から選びました「最優秀口絵賞」は(ドラムロール)、次ページで!
おこたトークもあるよ!←だから?










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[【年間ベスト・グラミー】]イラスト部門 | comments(2) | trackbacks(0) |

「神様も知らない」 高遠琉加/高階佑

若い女性モデルが謎の転落死!?
捜査に明け暮れていた新人刑事の慧介。忙しい彼が深夜、息抜きに通うのは花屋の青年・司の庭だ。自分を語りたがらず謎めいた雰囲気を纒う司。刑事の身分を隠し二人で過ごす時間は、慧介の密かな愉しみだった。けれどある日、事件と司の意外な接点が明らかに!しかも「もう来ないで下さい」と告げられ!?
隠された罪を巡る男達の数奇な運命の物語が始まる。
闇の中をひたひたと近づいてくる、得体のしれない「なにか」
姿は見えず、聞こえたと思った足音さえ、空耳かもしれない。
怖くて身がすくむのに、捕まったら終わりだと思うのに、立ち止まり振り向いて正体を見極めたいと思ってしまう。
終わるのか、始まるのかも分からないまま、ただ心を研ぎ澄まして「なにか」の気配を探し続ける…。

良質のミステリーの幕開けは、こんな感覚を引き起こしませんか。

怯えているのか、焦がれているのか。
逃げたいのか、捕まりたいのか、それとも追いかけて続けてほしいのか。

そう感じるのは、主人公・司であり、慧介であり、物語を読んでいるわたくしであるのです。
作品世界へと一気に引き込む筆の冴え、相変わらずお見事でございます。


◆イメージソング                                          
        

散ってしまうなら 咲かないで
置いていかないで ひとりにしないで 
私に命は重すぎた 私にあなたは綺麗すぎた

う〜ん、怖いぐらいぴったりだ☆←自画自賛
17歳とは思えない歌いっぷりでございますね。近頃の若者は頼もしい…
             
                        

面白さのあまりガツガツ感想書いてしまいました&ネタバレは多分しておりません。←まだ大いなる序章なのでネタばらしようがないのね 
こうかな?どうかな?と夢想しているだけなのになぜか長いので、ページ折らせていただきます。


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[小説・作家名た行]高遠琉加 | comments(5) | - |

勝手にBLグラミー・2010 イラスト部門

皆様、こんばんは。
2010年のツケを払い、腐久(ふく)を呼び込む禊ぎ企画・「勝手にBLグラミー・2010」
楽しい楽しい「イラスト部門」がようやく完成いたしました。
200を超えました2010年初読みBL小説から、愛情と時間と文字数をたっぷりかけてノミネート作を選考、そこからさらに受賞作を絞らせていただいてます。

例年に倣いまして、拙宅グラミーは明確なランキングをつけておりません。
「イメソン」「小説」「イラスト」と1記事に3倍の時間がかかる拙宅ブログの性格上、読了作すべてを記事に挙げられるわけではなく、イイ!と思った作品でさえご紹介できるのは一部です。
「年末グラミー」はわたくしの1年間のBLライフ総決算ですので、出来るだけたくさんのステキ作品を褒め&萌え語りたく、このような形を取らせていただいております。
分かりにくい(しかも見にくい)特集ですが、出来る限りの愛と努力を詰め込みました。わたくしだけが楽しんでいるのでなければいいんですが…。

謙遜なく長いのでさっそく本題へ。あ、文中の「今年」「2010年」に置き換えてくださいね☆



◆勝手にBLグラミー2010・イラスト部門◆


部門賞は以下の通りです。
・「最優秀表紙絵賞」
・「最優秀口絵賞」
・「最優秀モノクロ賞」

◎発表要綱
・管理人が「今年読んだ作品」から選出、今年度発行とは限りません
・敬称略とさせていただきます。

・発表の見方
  1ページ目…ノミネート作発表
  次ページ目…受賞作発表と授賞理由・おこたトーク

・済チェック作品…絵師様名ポチで感想記事に飛びます。
・未チェック作品…このページにチェックコメント書いてあります。

◆「最優秀表紙絵賞」

表紙イラストに期待するのは、1枚の絵を通して作品の精神世界を個性的かつ真摯に表現しようと努める絵心(絵描きセンス)、それらが確実に伝えられる技術力研究努力、購入意欲をそそられる萌えツボごり押し度(←言葉にするとなにやらがっかりだが、大事な要素だよね!)などです。                           
2010年読了本で★4.5以上評価をさせていただいた表紙絵全作を候補作といたします。
                         
                             

【イラストチェック済ノミネート作品】(順不同) ※絵師名ポチで感想記事に飛びます。
は2010年発行
       
奈良千春      ■佐々成美         高階 佑        高宮東                
  ■奈良千春      亜樹良のりかず   ■朝南かつみ       高久尚子
    
  ■高階 佑       実相寺紫子                  
 
                                                      
【イラストチェック未ノミネート作品】(順不同) は2010年発行

■「描くのは愛」 朝南かつみ
ううむ、素晴らしい☆
攻め受けともに見事にすっぱり。肌色礼賛のBLイラスト界でも、こうまで潔い表紙はお目にかかった記憶がございません。昨今の諸事情で委縮しがちな腐界を射抜く一条の光明のごとき存在感です。
(といっても、イラストに毎度深い意味を持たせる絵師様が作品精神を表現するため熟考を重ねた上での「すっぱり」なので、インパクトあれども特に反骨狙いなわけではない)

官能的ではありますが、下卑たエロさやグロさは微塵も感じない。芸術作品における「ヌード」とはそういう性質のものであると再認識させられます。
BLイラストでこんな風に考えさせてくれる作品が存在することが何ともすごいことだと、この絵を描いた絵師様にも描かせた作者様にも感動いたしました。
通販システムのありがたみを噛みしめるおまけ付き☆
★「
黒衣の公爵・特装版」 珠黎 皐夕

麗しさ、別次元。画集イラストのようなクオリティです。
もっとたくさんの作品を拝見したいですが、作家様側としては簡単に起用指名できる絵師様ではありませんよね。←この絵に相応しい物語を創造しなければならない重圧は並ではないと思う
悩ましいところです。

「真夜中に歌うアリア」 沖銀ジョウ
今年イチオシのニューカマー絵師様。華やかでとっても綺麗なお絵柄です。
本編が大変難しい作品でしたので(苦笑)カットはしんどかったろうと思いますが、表紙イラストはバッチリ!
「アリア」の持つ魅力、世界を満たす深い響きと広がりを純白の羽根に託し、それを生みだす歌手(人間)のアレコレを豊かに想像させるこの上なく優美なBLイラストです。
この方の描くアングラ作品(ダークなキメ顔)が見てみたい。

「愛はね、」 小椋ムク

年の瀬滑り込み作品。
ムクさんの無垢さ(名は体を表す法則に該当)がよくでておりますね〜♪
柔らかくて優しくて、ちょっと淋しくて、思わずなでなでしたくなる。

■「美しいこと」日高ショーコ
遅ればせながらようやく読みました。噂にたがわず、本編・イラスト共に一級品でございました……。←反芻中

視覚で捉える「美しさ」と捉えられない「美しさ」を合わせて表現しようとなさっている絵師様のお気持ちが、舞う花びらのように、こぼれる真珠のように、見る側(わたくし)に伝わってまいります。美しい。

寛末が手を取ってくれてよかった、さあ、後は引き寄せ、みつめ合い、ギュッと抱きしめるだけだ!

「執愛の契り」 北畠あけの
実を申せばあまり得意ではない絵師様ですが、このイラストは実に綺麗。
雪のちらつく京都の山裾で、体温をしかと伝える情熱的な直列抱きしめをかわす2人。でも正面から抱き合うことができません、お互い向きあうのが怖いからです。射るほどに肌を刺すのは凍える夜気か、あの人の視線か…。
わぁ、ドラマティック。さすがえれな嬢☆
画面を横断する椿の凛とした美しさと大胆さが、作品イメージとぴったりです。
でもって、しっかり着こんでいる(
着衣の乱れがない)攻めと、帯一本で生まれたままの姿になれる受け。(笑)
これぞ執着系BLの様式美でございますね。

「楽園は何処にもない」 実相寺紫子
えれな嬢、もいっちょ♪
神と悪魔をその身に宿らせる完璧な美貌の男×東洋の黒真珠。
リモンチェッロの香も芳しいシシリアの港町で繰り広げられる、血と凌辱とピアスあふれるめくるめく愛の世界です。
えれな嬢×実相寺様の夢のコラボが生み出す、異国譚シリーズ最高レベルのゴージャスドラマティックにクラクラきます。←資力、権力、人格とんがり度が過去最高

味覚障害にショートスイーパーと、美しい男は持病も美しく☆
華麗にBLポーズを決めるこのお2人ならば、たとえ年老いても坐骨神経痛やイO痔などには決して罹患しないと強く信じられるのでした。

■「眠り姫の目覚め」 真生るいす
眠り=仰臥の姿勢とはいえ、まさかの天地90度回転。
姫も王子も薔薇までもすべて左横を上にした(でも横たわっているわけではない)イレギュラーアングル=余白の重要性がより増す=日本画の美に近いです。BLイラストで「日本画の心」を感じたのは、草間さかえさん以来ですよ!
出来そうで出来ない思い切った発想です、薔薇を安易な赤やピンクにしなかったこともポイント高い。
画面全体の調和と個性、記憶に残る素敵な1枚と思います。

「今宵、月の裏側で」 麻々原絵里依
「白衣モノ」の傑作イラストが今年は2本でました♪その1がこちら。
窓の外から室内を描く視点はアメリカのTVドラマっぽいカメラワーク、転じてコマの美しさにこだわる少女マンガ的発想(大和和紀マンガでよくお目にかかる)=この構図を描く方はほぼマスターランクのコミック派です。

真正面or室内から描くのもアリでしたが、わざわざ屋外頭上から俯瞰しているのは、窓に映る月から見た2人を描いているからです。でもこの視点で人物描くのは簡単なことじゃ〜ありませんよ?
右側男子、背中と胸と膝が見えるポジションなんて日常生活ではめったに意識しない視点=デッサンを相当しないとたどり着けないポ―ジングです。さらには頭部と胴部を繋ぐ首から肩のラインが意地悪なほど難しい。これもちょーっと狂ってるけど、全体バランスがいいので気になりません。

室内の明かりを消し月を眺める2人、さほど明るくない三日月が樹の影を映す程に輝くのは2人の想い(と白衣)が光をにじませているからです。いいネ!

「法医学者と刑事の相性」 高階佑
「白衣モノ」傑作イラスト・その2。これには参った。
例えばわたくし(並み感覚の絵好き)がこの作品のイラストを描くとして、その背景に「法医学者の仕事部屋の壁」を選んだのなら、研究室っぽい窓と机とか、並んだ医療キャビネット(ガラス戸と引き出し付きの棚)、いいトコ本棚ぐらいを描くと思います。
が、それら「らしい絵」になる壁部分を切り取らず、わざわざスチールラック=どんな仕事部屋にもあるに決まっているが、医療モノ背景ではまず選択しない壁面をごまかしなく描く道を選ぶ感覚に参りました。
きっとここには見えない後ろ壁には、先述したような備品棚や窓、ドアなんかがあるんでしょうね。
絵師様がこの壁を選んだのは、猥雑なバック(桃色変換可能、笑)がお似合いなワイルド刑事とお仕事がんばるクールビューティをどちらも活かそうと思うがゆえ、ラインをナナメに切ったことで、アングラ作品に期待するドライブ感(ドラマ性)もしかと伝わってきます。

そもそも口絵ならまだしも、表紙絵に室内リアル背景フルに描くこと自体マレです。室内では「動き」が限られるからです。
比較的描かれる背景はイスやベッド等のインテリア系ですが、それらはたいてい窓やドア、あるいはカーテンや植物など、大きな「動」が可能なものとセットで描かれます。リアル(静止の無機物)を描きつつ絵で「人=心の動き」を語るのがイラストですから、「動=開放=ドラマ」を予感させるなにかを無意識に描き加えたくなるのがレーターの絵心というものなのです。
が、リアル背景を選んでおきながら超ちっさい動き(備品移動やメモのひらひら感ぐらい)しか選ばず他の手段でドラマ性を模索する高階さん画は、絵萌えの次元が全然違います。葉っぱ一枚描かないもんな〜… 
さすが業界一のイノセント絵師様、BLであってBLでない透き通った感性。いつまでもこの清廉な高みを維持していただきたいです。

                                               

以上、22点(多いな)の中から迷いに迷って選ばせていただきました、2010年「最優秀表紙絵賞」の発表は次ページで。
  




◆「最優秀口絵賞」
※「イラスト賞」なのにここから先はノミネートイラストの画像がUP出来ません。作品を未読のかたには全然楽しくない部門でございます、ごめんなさい…。
該当作の表紙だけでもあげておきますので、雰囲気だけでもお楽しみいただければと思います

口絵カラーで表現されるのは作品中の名シーンやサブテーマ・脇キャラなどで、読者に「期待」してもらいたいのはここだ!と絵師様や出版社が押しているポイントが、表紙よりずっと明快に反映されております。
今賞は、作品をより期待させる=記憶に残る「口絵カラー絵」に捧げる賞です。
2010年読了本で★4.5以上評価をさせていただいた口絵全作を候補作といたします。
                            
                             

【イラストチェック済・ノミネート作品】  ※絵師名ポチで感想記事に飛びます。
は2010年発行
      
朝南かつみ  奈良千春  高階 佑                           

【イラストチェック未・ノミネート作品】(順不同)
     
左:「終わりなき夜の果て」 円陣闇丸
清澗寺家勢ぞろいのゴージャスさに酔いしれました。代々受け継がれた由緒ある受けの血筋が今ここに!呪われた家系とは、攻めが生まれないって意味なのか(笑)

中:「憂える天使」 穂波ゆきね 
それはそれは美しい1枚。言葉はいらないです。    

右:サーカスギャロップ」 今市子
はるひん作品に今さんとはなかなか思い切ったキャスティングでございます。
この口絵を表紙にしてもおかしくない気がするなあ…。
                   
                       
                             
                                                   
昨年はノミネート1作=自動的に受賞でしたが、今年は9点!
ウキウキと選びました、2010年・「最優秀口絵賞」は次ページで。






◆「最優秀モノクロ賞」(ベストカット賞)
作品理解(妄想)の最大の助けともなる、「BL」の存在意義の一端を担う素晴らしい「挿絵」システム、その役目を最大限に果たしていると感じられるカットに贈る賞です。
2010年読了本で★4.5以上評価をさせていただいたモノクロ絵全作を候補作といたします。

イラストチェック済・ノミネート作品】(順不同) ※絵師名ポチで感想記事に飛びます。
は2010年発行
   Heimat Rose―覇王 (ガッシュ文庫) 
★佐々成美         高永ひなこ   実相寺紫子    夢花李      AZ pt
    
                            ■奈良千春         高階 佑

【イラストチェック未・ノミネート作品】(順不同) は2010年発行

■「巫女姫の結末」 佐々成美

麗しの解語の花・現代版カグヤ姫が別世界からご降嫁されるお話なので、姫の美しさ神がかりです。
誰がどう見ても(脱いでさえ)可憐な少女ですが、作者様がそれを望んでいるので問題ございません。
文字通り、流れる黒髪と絵師様本領発揮の和服(女物)の数々、眼福です。
「薔薇の血族」 奈良千春
2010年奈良様ご担当作の総合ベストと思います。(わたくしが見た中で、です)
扉絵にゾクッ、P61にゾクゾクッ☆☆、P233でキャ〜ッ★★★
物語上とても重要な啓の右手…こんな風に描く絵師様、他には絶対いないでしょう。<P61
やっぱりついて行く!と心の拳を突き上げた。
                                                                                「ふしだら者ですが」 小山田あみ
2010年最多忙絵師賞受賞←今作りました
イラストご担当作品が軽く10を超えてます(1年だけでだよ!)
どの作品も丁寧な仕上がり、しかも硬派なアングラからコメディ、遊郭モノにアラブと穴がないのがこれまたすごい。お体を壊されないか少々心配です。

カラーは言わずもがなのハイレベル画ばかりでしたが、今年はカットがより記憶に残りました。中でもこの作品のイラストは存在感ありました。本編のカオスに負けていないもんなあ…。
老若男女と喜怒哀楽をしかと描き分けられる画力が不可欠な絵師泣かせのお話でもあるので、あみさん以外だったら闇に埋もれてしまったかも。


■「月を抱く夜想宮」 汞りょう
りょう様大ファンのわたくし、時々過去作をまとめて購入したりいたします。
驚異のデッサン力で着衣体も脱衣体も狂いが全くなく、安心して難しい衣装も体位も(ははは)観賞できる絵師様です。
しかし残念ながらりょう様ご担当作品にアタリは少ない…というか、類まれなる画力をエロシーンにしか活かせない作品ばっかりあたってしまうというか、なかなかイラストチェックにあげられないのですね。本日は嬉しゅうございます。
今作のイラストは「アラブらしくないアラブ」を作者様が目指しているので、アラブ情緒を漂わせた現代的なイケメン、といういいトコどり。しかも攻め受けともストレートヘア!YEAR!!
え?興奮ポイントが分かりづらい?
え〜っと、りょう様は巻き髪とみまごうばかりのゴージャスな天パ男子を好んで描かれる絵師様なのですね。ですが、わたくしが好きなのはりょう様描くストレート男子なのです。
ゆえに今作はキャラデザインだけで既にハイスコアです。←冷静さのかけらもない
「あめの帰るところ」 テクノサマタ

イラストの持つ透明感と本編の持つピュアな情熱が綺麗に重なって、読み手の胸に切なく響く。調和(ハーモニー)とはこういうことかと思う。

このキャスティングをなさった編集様をあわせて称えたいです。


■「春夢楼に咲く華は」 御園えりい
遊郭ものは苦手ジャンルです。が、巻末に用語解説まである本格的な遊郭ものならば苦手などと言っておられません。で、読みました。
すごかった。←ストーリー部門で書くべし

そしてカットもすごかった。
カットの素晴らしいBL作品を読んだ、というより読み応えある小説に美麗な挿絵がついてきたと考えた方が近い感覚です。(カラーも表紙絵賞候補に入れたかったぐらい華麗ですが) 
P101の「床指導」の1枚はなんというか…エロ美しくて寿命が延びる想いです
「コルセ−ア」以来のお付き合い絵師様ですが、見るたびに上達されていかれますね。(出たよ、ナニサマ) 次作も楽しみ♪  

「天国より野蛮」 織田涼香

絵師様の個性と天使と悪魔のエターナルラブというアニメドラマチックな設定が素晴らしくシンクロして、お話が一層盛り上がる。
司祭服で翼を広げる華麗な悪魔、思わずイメソンつけたくなりました。

■「背徳のマリア」 茶屋町勝呂
研ぎ澄まされた白と黒にしびれます。
BLカットというより新聞小説の挿絵のような、1枚絵としても完成している美しさです。
本編の持つ狂気と混沌にひきずられそうになるところを、イラストが救ってくれる。
■「美しいこと」 日高ショーコ
いきなり女装談義で申し訳ないが(必要なんですよ!好きなわけじゃないから!←うそつけ)「美しい女装をした男子」のハードルは、絵的にはとても高いものです。
女性そのものを描いてしまうか「美しい」とあまり思えない女装が99%のイラスト界において、身体特徴的に嘘なく「美しい女装」と「素のイケメン」を描き分けられた絵師様にお会いしたのは、汞りょう様以来です。これが初挿絵とは到底思えない。

一抹の不安もなくページをめくれる幸せ。
期待以上の絵を拝見できる喜び。

センスと技術と勤勉さ、天は二物以上を与えることもございますね。

ああ、こんなに書いたのにまだまだ取り上げたい作品があるのですよ!今年はレベルが高すぎます。

以上、19点から迷いに迷って選んだ2010年の最優秀モノクロ(カット)賞、
発表は次ページで!





    
           
             ◆ここから先は 受賞作発表ページです◆

     



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[【年間ベスト・グラミー】]イラスト部門 | comments(2) | - |

「うたかたの愛は、海の彼方へ」 華藤えれな/高階佑

◆「うたかたの愛は、海の彼方へ」 華藤えれな/高階佑                                                                
 ■計画達成度 ★★★★★★★      
 ■読み応え度 ★★★★
 ■お好み度   ★★★★★  

■計画達成度…ラジオ体操のハンコ状態。星が増えれば嬉しい、わたくしのお楽しみ
■読み応え度…精一杯客観的・総合的に判断した、内容充実度
■お好み度…お気に入り指数。個人的好みなので、世間評価とかなりズレることも 
 「お好み度」の★数が少ない感想は、辛めになっております。
 次ページへ進む際の目安として、ご利用くださいませ。
皆様、こんばんは。
今、皆様がいらっしゃる所から星は見えておりますか?

本日から明日にかけて3大流星群の一つ・ペルセウス流星群がピークを迎え、上手くいけば、願いをかなえるチャンスが一晩に4、50回はございます。
さらに明日13日、晴れておりましたら、どうぞ、太陽が沈んだ頃の西の空をご覧ください。
見事な三日月、その横に宵の明星(金星)・土星・火星がギュッと寄り添う、いわゆる「4天体集合」が観られるのでございます。なんてゴージャスな天体ショー!←わたくし的には大興奮

月と星が豪華にカーニバルを繰り広げる真夏のドラマティックナイト、飛び入りで台風まで参加したのですから、盛り上がりもひとしおと申せましょう。

これほどのドラマティックナイトにふさわしい作品となれば、お送りするのはこの方のコレしかございません。前回「異端の刻印」から半年ぶりにやってまいりました、
華藤えれな嬢PRESENTS ・ドラマティック官能異国譚シリーズ!←長い
「うたかたの愛は、海の彼方へ」

YEAH♪待ってましたよ、夏の伏兵☆ こんな熱い夜なら大歓迎だ!

 ■わたくしが、えれな嬢の異国オーラにいかにしびれちゃっているかは
  過去記事でアツく語っております。
 そちらを既読でないと分かりにくい表現を記事中いくつかしてますので、
 よろしければこちらもどうぞ。
   ・「異端の刻印」 華藤えれな/つぐら束(2010.01.30)
   ・ 「アマンテ」 華藤えれな/円陣闇丸 (2009.06.30)
お気付きでしたか?
今月に入ってブログテンプレを地味にお色直し&画面を星でキラキラさせたこと。実はすべて、この日、今作、えれな嬢のためでした。
「夜空」を画面に暗示させてみた=微妙に流星数を数日おきに増やし、ぺルセ流星と同じく本日をピークにセットしてあったという…ヒマなやつ(笑)
ドラマティックえれな嬢へ送る、わたくしからの精一杯の愛の証しでございます。

 

さてさて、ドラマティック・ツアーコンダクターえれな嬢が、今回わたくしどもを誘なって下さる異国は15世紀・イタリアは水の都べネツィアです。
ベニスでもヴェネチアでもない べ・ネ・ツ・ィア。 えれな節、はやくも絶好調♪

更に今回は、美麗挿絵マスター・高階佑さんの爆美表紙でお分かりの通り、敵国トルコ=疑似アラブも登場、3大テーマパーク「アラブ」の醍醐味も味わえる、スケールの大きな官能異国譚となっております。 
これは、ドラマティック異国ランキングも大幅変動の予感がいたしますよ…
余談「ドラマティック異国ランキング」
わたくし超独断、異国でのラブがどれほど狂おしく劇的に実現されているかの指数 
作品完成度・満足度とは別です。
■現在ランキング
1位…「サウダ―ジ」 ★4.6
2位…「アマンテ」  ★4.4←ただし同人誌を読むと★4.8
3位…「異端の刻印」 ★4.0 
4位…「エルミタージュ」 ★3.9
5位…「マスカレード」 ★3.8
6位…「幾千もの夜の秘めごと」 ★3.5
 ※「上海夜啼鳥」はカテゴリー「中華」なので、わたくし的には別枠


皆様、毎度ご用意いただいております、お約束を美味しく頂戴できる大きな器のご準備はお済みでしょうか。ついでに、今回はお好みの仮面(マスケラ)・こんなやつ→もご用意くださいませね。感想中で2回ほど使用させていただきます。

ではではまいりましょう、ゴンドラに乗って一夜限りのカルナヴァーレへ!

えれな嬢の目指す「ドラマティックな異国の愛」のために、わたくしが激選したイメソンも同時にご堪能下さいね。

なお、本日はイメソン→本編感想→イラストチェックの順でお送りいたします。
今回の長さは感想イラストチェックとも異常ですので、テキトーに読みとばして下さいませ。

◎イメージソング
    

今回のイメソンテーマは、
『懐かしの「銀座じゅわOよ・くOゅーるマキのCM」みたいなドラマティック』です。
えれな嬢の目指すドラマティックって、こんな感じだと思うのです。
わたくしこのCMとっても好きでした。だからえれな嬢の「異国譚」と相性いいんだと思うんだな〜♪









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[小説・作家名か行]華藤えれな | comments(3) | - |

「タナトスの双子 1912・1917」 和泉桂/高階佑

  

企画でも臨時便でもない、通常感想を書くのはなんだか久しぶりです。
はりきって書いちゃうぞ〜、高階先生最高傑作のイラスト褒め称えちゃうぞ〜♪×5

なんて、読む前はゴキゲンだった本日の作品。

感情を揺り動かされると、書きたい気持ちが高まります。
この作品も、とてもとても、書きたくなりました。

ただ…できれば高階先生の爆美なイラストのためにも、「楽しかった」「面白かった」などのプラス方向への揺れ動き方でこの作品の感想を書きたかったです。
でも誠に残念ながら、「イタい」「ひどい」「モヤモヤが収まらん」など、マイナス方向への気持ちの高ぶりでこの作品を語らねばならないのです。
新年一発目の通常レビューで臨界点突破をお目にかけるのは誠に心苦しいのですが、スルーできない忸怩たる思いがあるのです。

随分言葉をえらんだつもりですが、それでもガン黒(オオマジメに激辛)、この作品をお好きな方には、オススメしがたい空間となっております。 どうかご納得の上お進みくださいませね。



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[小説・作家名あ行]和泉 桂 | comments(9) | trackbacks(0) |

新春特別企画・「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」〜お気に入り表紙イラスト投票・結果発表

こんばんは、miru-haです。
前回の1人上手企画「無人島ギャラリー・生きる情熱編」に思いもかけないご反響をいただき、恐縮しつつ、喜び舞い上がっております。
いただきましたたくさんのコメントに、笑い、うなずき、感動させていただきました。ブログの運営あるなしに係わらず、BLとイラストを愛する方々と共に盛り上がろう♪をコンセプトとした新年お祭り企画でございましたが、その幾ばくかは達成できたのかと感無量でございます…。

みゅうあー:私共の力ではなく、イラストの力と皆様のご協力の賜物なんですけどね。

M:まったくもってその通り☆
皆様のご期待に添えているかどうかわかりませんが、持てる力はすべて使いました、の新春企画第2回目、「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」を本日お送りいたします。
謙遜ではなく本当にナガいので早速まいりますね。

今回のイメージソングはNujabesというかSHING02というか、hydeout Productionsの「Luv sick −魔女の宅急便ver 」です。
クールながらアツいHIPHOP、でも抒情的で沁み入る「あの」サウンド。まさに今回のコンセプトそのものです。J-POPじゃないじゃん、と思われた方
(いるのか?)Nujabesさんは日本人ですのでこれもアリなのです。

『情熱』とは違った反射で、愛を表現する珠玉のイラストをご堪能下さい。

 


◆「
無人島でも眺めていたい♪ 1番好きなのはこの表紙」イラストアンケート結果発表

1回目=「無人島ギャラリー・生きる情熱編」
2回目=「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」
■対談表示・色分け
miru-ha=M
みゅうあー=みゅ
コメンテーター様のご意見、
絵師名(敬省略)と作品タイトルは赤文字(下線ありタイトルは記事にリンク)

               
                        
         
M:2回目の「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」は、1人孤島で水平線に沈む夕日を見ながら、胸にこみ上げる想いを噛みしめる…そんな時ふと見つめるとじわっと沁みる珠玉のイラスト、としてみました。

みゅ:無人島でこんな心境に陥ったらそのまま入水したくなるんじゃ…。

M:(無視) このジャンル?断トツのご支持はBLイラスト界の輝く彗星・彩さん・画のこちら♪
「FLESH&BLOOD 13巻」
こちらのイラスト対談は、特別ゲストに「彩萌え友の会」会長・会員No.1の「Pursuit of Love」あるとさんをお招きしてお送りいたします。ちなみにわたくしは会員No.2、メンバーはまだ2名です(笑)。
みゅ:1人上手が限界に近いんで、ゲストのお力を借りたんじゃ…。

M:ゴホンゲホン!
この企画を気にいって下さって、投票期間中ステキブログで連日紹介して下さったあるとさんに、ここで改めてお礼を申し上げます。
M&みゅ:本当にありがとうございました♪

M:さて、彩さん作品では断トツ人気のこちらのイラスト、あるとさんおすすめ作品もこちらでしたね?

あると:はい、イチ押しです♪
ハッピーエンドが基本であるBLで、これほど切ない表紙というのはいまだかつてあったでしょうか。

M:うんうん♪「沁みる抒情編」オープニングにふさわしい、万感の思いがこみ上げちゃう1枚ですね。

あると:主人公二人が向かいあって抱きあってないというのはいくらでもあるのでしょうけど、このショットは二人の心情を表わしすぎるほど表現してるかと。

M:と言いますと?

あると:まず、
・カイトの右手はジェフリーには向けられてない。(つまりは両手で抱き締めてはいない)
・カイトの左手は一見、ジェフリーを手放したくないと彼の腕に強くすがっているようにも見える。

みゅ:正面切って求めあえないもどかしさを感じるよね。やっぱり「異端の恋」だからかな。

あると:「両手」ではないところが、反対に「振りほどきたい」のではないかと…。

M:なるほどぉ!確かにそうとも取れますね。気付かなかったな〜っ。今のカイトは1番傍にいてほしい人を最も遠ざけなければいけない状態ですもんね。

あると:「ジェフリーと共にいたい。でも病気を移したくない」というカイトの葛藤を表しているように見えます。それに反してジェフリーは「絶対に離さない。そばにいるだけでいい」という気持ちがひしひしと伝わる。

M:この時代「航海」は死と隣り合わせ、常に死を覚悟して生きる男ですから、愛するものと共に散るなら彼は本望でしょうね。そんな事されたらカイトはたまらんでしょうが。ジェフの顔が決して曇っているわけではないのはそんなところからきているのかもしれませんね。

みゅ:秋林瑞佳さんからはレトロな様式美を感じます』と、コメントいただいたよ?
え〜っと、
『たとえば「F&B」のロゴは雪舟さんの頃から変わってませんけど、彩さんになってから「12」「13」ともに、ロゴ&著者名挿入位置は同じ』 …どれどれ。
(2冊をのぞき込み)おお〜、ほんとだ♪

『構図だけでなくタイトルロゴデザイン、配置…すべてが往年のハリウッド映画のポスターみたい。狙って作ったならグッジョブです。』とのスルドイご指摘。

あると:確かに!「風と共に去りぬ」とかそんな感じでしょうか?

M:うんうん、ドラマティックの中に漂う哀愁…。黄昏の潔いオレンジ、マットな塗り方がたまらなく懐かしげだよね。
彩さんは背景を抽象的に処理される事の多い絵師様だけど、今回ははっきり「夕暮れ」を描いてきましたね。その辺りも「往年のポスター」を感じさせる一因なのかも。昔の映画の看板やポスターの元絵なんかは、題字も名シーン再現も全部手書きだったもんねぇ。
たまに、とんでもなくイタいビビアン・リーとかにお目にかかって失笑したりしましたよね。

みゅ:でたよ、miru-haさんの昔語り(笑)

M:うっさいわ! ん?…待てよ?背景…。
12巻の暗い背景って脱出時の「夜の森」だとすれば、13巻って…あれ、もしかして「夕暮れ」じゃなくて夜明けの「朝焼け」なのか、これ?(考える人ポーズで硬直)

みゅ:朝でも夕でもどっちでもいいけど、この場合は陰影というか、「光」の使い方を褒めるべきでしょう。

あると:ですね♪ 
抱きしめるジェフリーの右手に力強さを、カイトの右頬のわずかな明るさに悲しげな心情を、光でしっかりと強調しているように思えます。カイトの表情が辛すぎるけど…(泣)
12巻の表紙の再会を心から喜ぶ3人の絵とのギャップがすごくて、彩様の実力が恐ろし…

M:(突然)そうなんですよっ!この表紙は『2枚並べると最強』なんです!!
12巻の「陰で陽」、13巻の「陽で陰」、2冊そろって威力倍増!!!!!
BL界で初のシリーズものをご担当される彩様、次の巻も並べると威力を増すような作品に仕上げてこられるのは間違いないです!次巻、私の予想はブルーか白を基調にした1枚なのではないかと思いますっっ!!!

みゅ:(ビックリ!)ちょ、落ち着いてmiru-ha!
じ、次巻がどう来るのかワクワクしますね〜。「F&B14巻」は2月発売とか。楽しみですね♪
あるとさん、本日はどうもありがとうございました♪ …って黒人格にまとめさせるなよ、頼むよ表人格ぅ

M:…すみません 萌えポイント直撃で我を忘れました…。    
                                                                                                                               
          
                         

M:(気を取り直し)え〜『2枚並べると最強』パターンの表紙は最近よくお見かけしますね。
ここからはアニメ・コミックにもお詳しい「北の主腐から」わにこさんとご一緒に、「2枚ひと組イラスト」について語ってまいります。

わにこ:2枚ひと組のイラストって、絵師様もここぞとばかりに気合とアイデアを盛り込んでくるので、購買意欲をそそられる作品が多くて(笑)

M:前回ご紹介した高階佑さん「タナトスの双子」なんて、まさにそうですね(笑)

わにこ:その昔『ドラゴンボール』の背表紙を眺めるのが好きだった私としては、今後も2枚と言わず3枚とかw大作がどんどん増えるといいなぁ、と楽しみなんです。

みゅ:おお、『ドラゴンボール』とはこれまた懐かしい♪ 少年マンガはコミック巻数が多いので並べると圧巻だよね。
偶然ですが、ただ今イチ押し少年マンガの表紙も連続の美なのよ♪ 脱線するけど教えちゃう♪

☆おまけ:「ぬらりひょんの孫」百鬼夜行ギャラリー・現在8巻
←1〜4巻←5〜8巻
みゅ:椎崎寛さん木飛呂彦さんのアシさんだっただけあって、半端ないうねうねの画力。私の読みでは、2巻と3巻の間にもう1枚あるんだよね(笑)
8巻のBL定番ラブカットも少年マンガでは新鮮!
アニメ化バンザイ!          

◆おまけのおまけ 荒木 飛呂彦さん参考作品→                                                                                       
作品精神を反映しているかどうかは微妙だが、イラストは圧巻。でも、私は
「汚れつちまつた悲しみに」
浅田弘幸さん
しか名作文庫マンガ家表紙のグッジョブを認めません。


                


M:すみません、このまま「ジャンプ作家特集」にしてしまいそうなイキオイのみゅうあーさんはほっといて、閑話休題です。
わにこさん、印象に残る「2枚ひと組」イラストってあるかな?

わにこ:思い浮かぶのは「スキャンダル」ですね。
1冊につき1キャラ、でも実は手錠で繋がってるってところに二人の禁断の関係が表現されていて面白い。

M:おお、高座朗さんだ♪ 今年の注目絵師様のお一人です。「半化粧の恋」は絵も作品も予想外に良かったもんなあ♪

みゅ:(何気に合流)なるほど、この2人を結ぶのは「赤い糸」じゃなく「銀の手錠」なのね。う〜ん、ハードラブ(笑) 

M:これ、背景がおもしろいなあ…普通ならロゴ部分の黒バー?は対称操作(対にするとか同調させるとか)するもんだけど、微妙に非対称にする事で不安定感を出して視線を集めてるんだよね。しかも人物の「足」の傾きと同調させてある。
デザインのプロだな、いい仕事してるな、とついつい見入っちゃう。こういう演出大好物なんです、ワタクシ♪
みゅ:コレなんかもすごいよ?
梨とりこさん画・「月に笑う」 
例えば上巻1冊だけならタイトルは「月に」だけなんだよ?(笑)

M:さすがに小さく全タイトル入れてはあるけど、初めに2冊ありきの大胆デザインだよね。


みゅ:2冊合わせて初めて「月」と「昇龍」を見る事が出来るデザインも粋♪

M:でもこれ、実物は白い帯に隠れてて「月」は見えないんだよね。帯を外して初めて月の存在に気付くの。ちょっとジンと来る。

みゅ:画像だとあっさりネタバレしちゃうね、やっぱり本物の魅力には叶わないというところかな?

M:さあ、いよいよ真打登場!『2枚で最強』絵を語るなら、この作品を忘れちゃいけませんね。
これ買って、並べてみなかった人はいまい(笑)との匿名希望?(笑)様ご指摘通りの事をしてしまった、
日高ショーコさん画・「美しいこと」

わにこ:1冊じゃないけど1枚絵って、横に繋げると1枚ってのは結構あるけど「斜め」ってこの作品だけじゃないかと。


M:よいしょ!(画面操作) こういう事ですね?

             

みゅ:右上の構図はブログ泣かせ(笑)合わせるのに苦労したわ…

M:こちらは、わにこさんのご投票作品ですよね?

わにこ:はい。とんでもなく痛い二人の性格と物語の内容を見事なまでに描ききった傑作だと思います。

M:わたくしビビりのため、こちら未だ積読なのですが、寛末(左)が妙に素敵(苦笑) と匿名様からラブコールもいただいているイケメン・寛末、やっぱそんなにイタイ奴なの?

わにこ:そりゃもう!松岡(右)が寛末を切なげに見つめ、手を差し伸べているのと対照的に、寛末は視線を合わせてはいないし表情も微妙。そのくせ松岡の手は掴んでるというムカつくまでの優柔不断さ自分勝手さに、思わず「寛末氏ね!」と呪詛をつぶやきたくなる。

みゅ:わははは!『BL流行語大賞』をとったあの名フレーズですね!

M:みゅうあーさん、また大ウソを…。でもBL流行語大賞はちょっと面白いな(笑)新ネタゲット。

みゅ:それにしても美形だねぇこの2人 初めは同一人物かと思ったけど(笑)

M:未読ゆえもちろん「挿絵」も見てないんだけど、モノクロだともっと区別しやすいんだよね?
                                                                 画面クリックで拡大                 
わにこ:これ、お土産です。
「美しいこと」の続編(非売品小冊子)の表紙です。

M:ぎゃーっ※☆ק▼←言葉にならない興奮 
わにこさん、お宝映像ありがとおおおおおお!挿絵でなく「表紙」で用意して下さるとはおさすがです!!!
皆様にもゼヒとも大画面でご堪能いただきたい!画像ポチしてみて下さいませ♪(戻る際は「×」でなく「←」で戻って下さいね)

わにこ:こちらも日高さん画ですが、本編と対になっているような絵で、ベタ甘な寛末が松岡を抱きしめ、幸せ(寛末)を信じきれず不安そうな表情の松岡という図になってます。
モノクロとはいえ、これまた内容にぴったりの傑作。
今度はちゃんと見詰め合ってます。(笑)


みゅ:なるほどこれなら間違えない(笑)
この小冊子表紙まで見て完全完結ってことかぁ。いや〜、見られてよかった〜♪ 眼福です


わにこ:日高さん、この作品が初挿絵だなんて凄すぎます。

M:カラー彩色も含めて、日高さんの個性であるすっきりと品の良いタッチと細部までの丁寧な描き込みが、かえって、執着めいた情熱を秘かに感じさせますね。抒情的でありつつ含蓄のある1枚って感じ?

みゅ:『腕時計』に鳥肌モノ!との匿名希望?(笑)様のご指摘も納得の描き込みぶりだよね。葉の1枚、真珠の一粒まで手書きだもんなあ…。欠けてる部分(右下)が無性に見たい!
小物描き込みに手を抜かない方=観察眼の鋭い&根気のある方だから、そういう方の描くマンガは面白いよね。日高さんも例にもれず、です。

M:わにこさん、お土産付きでお付き合いして下さってどうもありがとうございました♪

 
                          
  

M&みゅ:「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」 
私どもに負けず劣らずのイラストラブ♪の腐女様方が選んだ抒情派名作の数々、次ページでもたっぷりとご紹介いたしま〜す








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[【特別企画・イラスト編】]アンケート〜ベスト表紙絵 | comments(1) | trackbacks(0) |

新春特別企画・「無人島ギャラリー・生きる情熱編」〜お気に入り表紙イラスト投票・結果発表

こんばんは、miru-haです。
改めまして旧年中はたいへんお世話になりました、本年も宜しくお願いいたします。

みゅうあーで〜す♪
新年明けましておめでとうございます〜。今年もまじめに黒本音つぶやいてまいります、どうぞよろしく♪
でも、miru-haさん去年の暮れはしまらなかったねぇ。31日までのアンケートも年明けまでUPされてるし、仕事納めが元旦ってどうよ?

miru-ha:うっ、そこを突かれると…。さすが一言多いね、みゅうあー…。
本日は、この口の悪い黒人格・みゅうあーさんとわたくしmiru-ha、そしていただきましたたくさんのコメントを元として「表紙イラスト投票結果発表」を新春特別オリジナル・対談形式でお送りいたしますです。

みゅうあー:素晴らしい1人上手企画ですね♪

miru-ha:うっさい、言われんでも自覚しとるわっ!!
(気を取り直し)
12月1日から31日までの間にいただきました、
「無人島でも眺めていたい♪ 1番好きなのはこの表紙」イラスト投票
への投票総数はコメント、メール合わせまして53票でした。(管理人投票は全部で1票です) 

miru-ha&みゅうあー:たくさんのご協力本当にありがとうございました! 

miru-ha:10票程度しか集まらなかったらどうしよう、とヒヤビクものでしたのでホンッとうに嬉しいです、ご厚意に報いるべく精一杯がんばります♪

1日目は「無人島ギャラリー・生きる情熱編」
2日目は「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」
と題しまして2日に分けてご紹介してまいります。激ナガですので早速まいります。

本日のイメージソングは、miru-haグラミー・2009年最優秀アルバム賞→Pia no jaC←(ピアノジャック)の『風神雷神』から「台風」をセレクト。イラストが捲き起こす情熱の嵐に溺れちゃって下さ〜い♪

◆対談表示・色分け
miru-ha=M
みゅうあー=みゅ
コメンテーター様のご意見、
絵師名(敬省略)と作品タイトルは赤文字


                           

M:本日の「無人島ギャラリー・生きる情熱編」は、無人島で1人ぽつねんと浜辺にしゃがみ込んでいてもこの絵を見たら立ちあがれる!という情熱と生きる力を分けてもらえるイラストを集めたギャラリーとしてみました。
まずは特にご支持の多かった絵師お2人様の「情熱」をご紹介。

みゅ:やっぱり「情熱」と言えば奈良千春様だよね〜♪ 投票数も14票でTOPだったよ?

M:BL界を背負って立つ大御所様だからね♪
『奈良作品を一つ選ぶというのは酷ですよね(苦笑)』という意見にも激しく賛同。コメディからシリアス、異色エロ作までジャンルも絵柄?も幅広い奈良様作品、場合によっては原作以上に主旨が表現されている「K点超え」作品も多いですよね。

みゅ:もっと作品がバラけるかなと思ったけど意外にもある作品(2005年作品)に集中したね。

M:2005年かあ…充実期に入ろうという頃ですね。
おーざっぱに分けて奈良様のお絵柄は4時代に分かれると思っています。
初期…アート派 〜2005年
充実期…アート派マスター 2006〜07年
新世界期…アート派マスター&コミック派混合 2008〜09・春頃まで
別世界期…コミック派マスター 〜2009・夏以降

各時代の特徴と見分け方(?)はいつかUPするはずの「奈良様ギャラリー」でじっくり書けたらいいなあ(いつになるやら)

みゅ:そういえば奈良様の表紙だけで何年ごろ発行かほぼ分かるね、ワタシ達…(苦笑)

M:う〜ん、まだまだBLフレッシャーのつもりでしたがいつの間にか2人はここまで来ていたのですね、風が強く吹いていたからしょうがないです。

みゅ:明らかに箱根駅伝見ながら書いているとバレバレだな、おい。東洋大のあのカレとあの監督はリアル走&ハイジでしょう(笑)

M:意味不明のみゅうあーさんはほっといて(お前もだ!) 奈良様各時代へのご投票がありましたのでご紹介いたしましょ♪
※画像が小さくてすみません、これ以上拡大すると不鮮明になってしまうんです。
                                                       
コメ様赤い呪縛」の頃の奈良さんが好き

M:うんうん、充実期時代のことデスね。
BLらしいポ―ジング、顔も目も小さく、華やかな要素はほとんどないのに目をそらさせない「力」があるのよねぇ…。

みゅ:色っぽい目力のあるイラストはさすが。って匿名様もおっしゃってるよ?

M:清楚な美形検事さんがあんなメにあってしまう「蜘蛛の褥」も充実期時代の傑作ですね。これ「イラスト特集・イレズミ」でも書いたけど蜘蛛の描き方が尋常じゃないんですよね。
『画面の密度の濃い(細かい描き込みだったり、話のネタバレを含んでたり、ヤバかったり・笑)表紙の多さは、追従を許さないと思います』との匿名希望?(笑)様のご意見通りの一枚と思います。

みゅ:人物以外の書き込みに手を抜かないのも奈良様の素晴らしいところだよね。金網も蜘蛛の巣も直筆だよ、すごっ☆
初期時代
の作品でご支持いただいたのは「窓」
絵柄も中身もいろんな意味で忘れられない」なんてコメント、読んだ時ガクガクうなずいちゃった。

M:あはは、絵も中身もショーゲキでしたよね。スカOロがホンットーにダメだと思い知ったのもこの作品だったな。

みゅ:この時代の特徴は「鼻」、飛雄馬もびっくり・ばびょんのプチ丸鼻(笑)


M:描き込み度ではここ1,2年(新〜別世界期)の方が断然高い奈良様ですが、コミック派の奈良様よりアートなキメ画の奈良様時代にご支持が集まりましたねぇ。ぶっちゃけ私も好みとしてはそうです、えへ♪

で、時代ではなく「作品」で1番ご支持がありましたのは…
   

みゅ:はいはい〜♪ 「表紙だけですべてが見えてくる表現力」を感じていただこうと、一番ご支持の多かった「エス」1巻を中心に全作並べてみましたよ♪

M:コメ様ご指摘通り、こうやって並べてみると「エス」を未読の方でも2人の関係や心理状態が良く分かりますね〜。
この絵師さんを知ったは他作品だけど、嵌まったのはこのシリーズがきっかけでしたという方もいるぐらい寡黙で雄弁な作品群です。
これにSHYのブラボーシステム・「表裏一体」が加わるから、表紙としては最高&最強。

みゅ:作品感想の時は裏表紙も画像紹介できるといいね〜。

M:みゅうあーさん、たまにはいい事言う(笑)
ところで
「エス」の表紙には、イラストだけでなくもう1つ雄弁にストーリーを飾るアイテムがあります。「抑えた色調にロゴのピンクがすごくいい」のご指摘通り…

みゅ:ロゴですね!!

M:ピンポ〜ン 1巻のイラストでピンクを指定するカラーセンス、さすがプロのお仕事です。私には選べないな…。 
文字の「S」のアイキャッチもステキ♪「S」の字が亀裂や爪痕に見えてくるんですよ。
でもってシリーズ全作通した「傷」と、最終巻・闇を切り裂いてこぼれおちる「光」…くうううう、泣ける!!
ロゴだけでもここまで語れるんですね。初めて見た時本屋に蹲りそうになった方のお気持ちわかるわ〜…。

みゅ:ねえねえ、1巻の宗近、コートで何かを隠しているように見えない?


M:え?う〜ん…そうねぇ…へそ出し椎葉を冷えから守っている、とか?

みゅ:いや、ここはやっぱりマグナ…

M:わ〜〜〜〜〜っ!!新年早々何言ってるの!
            *           *          *
M:…とはいえ私も腐海に沈んで幾星霜、近頃は奈良マグナインパクトにも慣れてきたかな〜なんて思ってると、こんな作品に出会っちゃいます。
後期奈良様最高傑作の1枚、とイラストチェックでも書きましたが新年そうそういいんかしら?の衝撃イラスト「愛炎の檻」
これを押して下さったコメ様、奈良様に相当お詳しい方とみました!

みゅ:フラットで正確な色彩もお伝えしにくいPC画像でもすんごいインパクト。

M:惜しくもBLグラミー最優秀表紙絵賞」は逃しましたが、未発表の「BLグラミー特別賞」のとある賞をこちらにささげておりますよ♪
ところでコメ様はどうやって入手されたのかしら?…はっ?店頭?

みゅ:真の勇者とはあなたのことです、おみそれしました…!

        

                           
                                                                          


みゅ:さて、こちらの絵師様も支持率バツグン!BLイラスト界の巨匠・奈良様に惜しくも
1票差!

M:13票集めて大健闘だったのは高階佑さんです♪
                                                                     
 

:『見た瞬間、表紙二人に惚れた!』『美しさに射抜かれました。高階さんすごい』
などなど熱い賞賛が「DEADLOCK」に前半集中!

みゅ:高階さんの事はイラストチェック・ギャラリー・グラミーと褒めまくり、もう書くネタはありません…な〜んていうと思ったら大間違いネ、まだまだいくらでも語れちゃう(笑)

M:はい♪ 高階さんは大変優秀な「コスプレ絵師様」でもあるのですね。
「コスプレ」イラストは高度な画力がないと、楽しいのは描いている本人だけという、とんでもない落とし穴があるのです。コスプレ=仮装と実装?をきちんと描き分けられなければただの萌え落書きですから。
卓越したデッサン力と表現力であ〜んな衣装やこぉんなデザインを描いてくださるからこそ妄想に生命が宿るのですね。

みゅ:……宿っていいものなんかい、それは?ま、いいや。 

ああ、だから完全ファンタジー作品よりも現実世界を舞台にした、ありそうであり得ないシチュエーション(いわゆる、ロー・ファンタジー)のBLをよくご担当されるんだね。
BL3大テーマパーク・「アングラ」「アラブ」「花嫁」、ほぼコンプなさってるもんねぇ。
あと見てみたいのはケモミミかな?


☆おまけのコスプレギャラリー

    
↑巫子          ↑チャイナ        ↑神父祭服      ↑アラブ

M:ケモミミじゃなくてケモノの毛、は来ましたよ!そして軍服♪
年の瀬に滑り込み・高階さん大型傑作。12月後半から投票殺到!

みゅ:6票は殺到とは言わないんじゃ…。

M:零細我が家の6票は6000票にも匹敵するんです!私の個人的TOP1も入れ替わりましたよ!!



ド迫力。

ああ、まさに「無人島でも眺めていたい1枚」です(2枚だけど、笑)
たった1人しか描いていないのにこの吸引力はどうよ?
撃沈!和泉さんは読まないのに買ったなんてご意見もあるくらい。
ニューカマーを呼び寄せるほどの力、宣伝効果も驚異的な作品です。出版社は絵師様に金一封出してもいいと思う(本気)

みゅ:うんうん、この絵のためだけに買っても惜しくないよね!
多分、同じお気持ちのBLer様は多いと思うので、この本の中古はなかなか出回らないだろうねえ(笑)

本は未読ですが楽しみ♪
みゅ:いや〜ん、私も私も♪ コレ終わったらやっと読めるのよ〜(笑)どんなに駄作だったとしても(ヒドイ)この絵だけで永久保存決定 

        

                          
 

「無人島ギャラリー・生きる情熱編」
、次ページでもまだまだご紹介です♪





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「ワケアリ」 中原一也/高階佑

まずお伝えしなければなりません。

この作品は「愛してると言ってくれ」「愛しているにもほどがある」のスピンオフ作品ではありません

ん?あれ?ご賛同が得られない?

え〜と…
「愛しているにもほどがある」後がきに作者様がわざわざ「次はマグロ漁船です」って書いてらしたでしょ?で、「〜ほどがある」の双葉は昔マグロ漁船に乗っていたでしょ?
じゃ、マグロ漁船の話=双葉の過去バナだって誰でも思いますよね?ね?
お願い、だれか思うと言って。


…とにかく私はそう信じてたんです。
絵師様が違うのはスピンオフだからわざわざ変えたのかと。(こういった例、結構ありますよね?)
だから読んでいても「この子が後(のち)の双葉になるのか…」とか「双葉はいずれ船を降りるし、船で生き方を教わったけどもう戻りたくないっていってたもんな…」と終始考えながら読んでしまい、最後でようやく「……もしや、別人?」

のおおおおおおおおっ!
いや〜ん、ムダに先読みしてしまったじゃないの、そりゃ私が勝手に思い込んだだけだけどもぉ…。
「〜ほどがある」読了後からずっと信じてたんだからしょうがないじゃないの〜っ

この広いBL界には私と同じように考えている方が、もしかしているかもしれません(いねーよ)
その方のためにも一刻も早く感想をUPし、 「同志、それはちがうぞ!」と伝えなければならない。
今回私は使命感に駆られてこのような(私にしては)ハイスピードUPをしたのでございます。
おかげで夏休みが(笑)

 ←問題?の作品。好きです。


無事に使命を果たしましたので、感想はのんびりと次ページで。
先にお送りいたしました「作家考察・中原一也」をベースに感想を書いておりますので、そちらもご一読いただければ幸いです。




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表紙ギャラリー〜高階佑

高階佑さんの表紙ギャラリーです。
基本、既読本のみです。随時追加。←オススメあったら教えて下さいませ♪
記事未UP作品は簡単にコメントをつけてあります。
追加作品にはマークが頭についてます。(最新更新2010・12月)



 

◆絵師様カンタン考察
アート派→挿絵マスター。
「イラスト考察・コミック派とアート派」「余談:絵師の趣味(少数派)」に該当する絵師様。
絵描き魂(萌え)がやおい画=男同士のくんずほぐれつにない、BL界では超珍しいイノセント絵師様ともいえる。
人物、大道具、小道具、すべてに画力が高い。カラー絵が本当に美麗(アート派だから)
いわゆる「狂いのある絵」が1枚もない方です。デッサンも下書きも相当こなす方と思われます。男女の描き分けもきちんとできる画力、貴重です。でも「生物」(動物や植物)はあまりお得意ではないかも。
今後ご多忙が予想されるが、描き込みが減ってしまわないかと心配。

 
 

◆イラストチェック済作品
※画像下タイトルをポチすると各記事に飛びます。

『DEADLOCK』 『 DEADHEAT』 英田サキ/高階佑 (2006・2007)
『DEADSHOT』 英田サキ/高階佑 (2007)
「SIMPLEX DEADLOCK外伝」 英田サキ/高階佑(2008)

代表作。アングロサクソンの魅力ここに極まれり。絶対ミリタリー好き。

堕ちゆく者の記録 (キャラ文庫) ワケアリ (二見シャレード文庫 な 2-10) うたかたの愛は、海の彼方へ (ガッシュ文庫)
■左・ 「堕ちゆく者の記録」  (2009) 
コミック系の構図(顔またはバストUPと全身像の組み合わせ)初挑戦と思います。
デッサン力のある方なので決め顔のUPは迫力の美。
■中・「ワケアリ」 (2009)
イラストチェックでもんのすごく熱く語っております。よかったらどうぞ♪
■右・「うたかたの愛は、海の彼方へ」(2010) 
本編感想、イラストチェックともに熱いです。異常に長いです。


  
「タナトスの双子 1912・1917」 (2010)
イラストチェックは熱く絶賛しておりますが、本編感想は拙宅全記事中TOP1(?)の大まじめな酷評です。
イラストチェックが真っ黒記事の最後に来ておりますので、もし読んでいただけるなら感想次ページの最後ちかくまで飛ばしてくださいませね。お手数かけます…

  
■左・「 眠る劣情」 (2009)   
8/4記事で暑苦しく語っています。  
■右・ 「熱砂の王と冷たい月」 (2007)
貴重なアラブ。BL絵師なら一度は受けるアラブの洗礼。作家もですが(笑)
パープルに倒した淡い色使いとアラビアンナイト(月だから)を意識したディテールがステキ。
カット…多分高階さんのミリタリー画力を期待しての指名と思うが、お話があまりにあまりで画力関係なく(苦笑)せっかくの実力が活かしきれなかったのが残念。
   



◆感想未UP作品 
※ギャラリーなのでコメントは控え目です
深紅の背徳 (ラヴァーズ文庫 57) 金色の龍を抱け (キャラ文庫)
■左・「深紅の背徳」(2008) 
珍しい「生物」カットがある作品。ちょっとぎこちないが高階さんならすぐ上達されますね。←いったいナニサマ…

■右・「金色の龍を抱け」(2009)
カラーはどれも極上でございます!このために買いました(笑)
ただ表紙で若干デッサンの狂いが…。二人の人体比が少々おかしい。気にならない程度なので全く問題ないですが、この方に限っては超お珍しい現象で貴重と言えば貴重。
カットはこちらも高階さんには珍しくキレがあまり良くないです。いや、キレはあるけどキレしかないのか。動線を意識しすぎて全身カットばかりになってしまい、やや単調かな。
普段のレベルがお高いのでこちらの要求度もついつい高くなってしまいますね、すみません…。
典型的なアート派の絵師様ですので、アクション不可欠の拳法BL(?)はなかなか難作だったのかもしれません。


法医学者と刑事の相性 (キャラ文庫 し 3-18) 義を継ぐ者 (キャラ文庫)
■左「法医学者と刑事の相性」(2010)
何と美麗な…!この表紙だけで本編読みたくなりますよね♪
残念ながら作品内容はわたくし的にはヒットしませんでしたが、ここまでしっかり背景いれたイラストがシリーズで見られるのなら続編もゼヒ手に取ってみたい…

■「義を継ぐ者」(2010)
スーツ、うま!
イケてる大人には欠かせないスーツ姿ですが、描くのはとても難しいです。着物程ではありませんが硬質の生地で肉体という丸い立体を覆うので、直線的な曲線の描写が多用されるので線の重みがケタ違いなのですよね。マントやドレスなどのファンタジー衣装や、カジュアルな洋装の方がずっと描きやすいです。よってスーツの御上手な方は「線」に自信と拘りのある方、麻々原絵里依さんとか須賀邦彦さん、実相寺様などが該当するのでは〜と思いますです。

水底の月 (SHY NOVELS193) 青鯉 (SHYノベルズ) 
■左「水底の月」(2007)
お魚になったわ・た・し☆シリーズその1←?
受け(ヒロイン)が攻めの後ろ手にすっかり隠れちゃった=メインではない画期的作品。
BL界での「抱きしめイラスト」はヒロインこそメイン=女性力高アピールが大鉄則です。(BLは女性向け作品だから) しかもこの作品はよるべない身の上の健気遊女受け、半裸で抱きしめられてもおかしくないお話なのです。なのにこう来る絵師様のピュアさが堪らなく好きです。

カプ2人だけのイラストで攻めがメインをはる表紙、本当にレアです。書店へお出かけの際は新刊平台前でちょっとお気にかけてみて下さいませ。なかなか面白いですよん♪
※ちなみに2010年は1冊しか見つかりませんでしたが、高階さん以外の絵師様だったので、ビックリ。

■右「青鯉」(2007)
お魚になったわ・た・し☆シリーズその2←?
この作品も絵師様にとっては画期的、というか貴重な一枚。
花です、花!亜樹良さんじゃないのよ、高階さんの花!!

 御曹司の口説き方 (ビーボーイノベルズ)  
■左・「御曹司の口説き方」(2010)
こんなにも扇情的なはだけ方なのに、チOビ死守(笑)
さすが業界随一のイノセント絵師様。

■右・同人誌「Te Quiero Mucho」
同人誌に高階さんとはなんと贅沢な!英田先生ならではのご快挙でございますね♪
ネト×ロブではなくて、ネト&ロブなのがこの2人の関係なのでこのような構図となります。
そこはいい、それはいいんだが…。
読んで\( ̄▽ ̄;) / どっひゃ〜! ロブってバリタチじゃないんだ…!!
ゲイの世界の「&」の関係、おっとなすぎて、みるは、わかんな〜い

      

※ここからは「和紗」名での作品
  
↑多分高階さんの初ファンタジー(違うかな)
翻訳ファンタジーを読み慣れていないと結構しんどい作品と思います。
絵師様が作品のグレードをかなり上げている(笑)

最右「月影の罠」〜Night Life・最新刊
このシリーズもう買わないと思うので(笑)、表紙だけでも堪能させていただきます。
銃・服のファスナー=小道具(無機物)の写実が半端ない。さすが、例外発展絵師様♪
正直申しますと絵が極上すぎて、作品のキャライメージとイマイチあってないのですね。特に兄(笑)
むろん、高階さんの描かれる方が数段素晴らしいです(ひどいな、おい)
 
←雪舟画聖から引き継いだ作品。
変更が仕方ないことなら、良い判断と思います。絵師様のドレスカット、稀少(現段階では)


 
    


【ブログ内関連記事はこちら】
「ワケアリ」 中原一也/高橋佑
眠る劣情 夜行花/高橋佑
『DEADLOCK』 『 DEADHEAT』 英田サキ/高階佑
『DEADSHOT』 英田サキ/高階佑
「堕ちゆく者の記録」 秀香穂里/高階佑
「熱砂の王と冷たい月」愁堂れな/高階佑
イラスト考察「コミック派」と「アート派」
当ブログ用語辞典

【ブログ内関連記事・新春特別企画】
新春特別企画・「無人島ギャラリー・生きる情熱編」〜お気に入り表紙イラスト投票・結果発表
新春特別企画・「無人島ギャラリー・沁みる抒情編」〜お気に入り表紙イラスト投票・結果発表 





                               
「ディック!今お腹の子が動いたよ
  「ユウト、丈夫な子供を産んでくれよ、さあ一緒に練習しよう。はい、ひっひっふー☆」
   ※K様ごめ〜ん、ココで使っちゃった(笑)




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[【特別企画・イラスト編]絵師特別〜高階佑 | comments(11) | trackbacks(0) |

「眠る劣情」 夜光花/高階佑

珍しく新刊即UPです。
イメージソングがすぐ付いた&今回の高階佑さんが大変良い!からです。
挿絵マスター昇格決定!記念として明日は「高階佑さん表紙ギャラリー」をUPいたします。
詳しくは次ページイラストチェックで♪

そして、作者様も新たな挑戦。

以下、感想ネタバレしております。お気を付け下さいまし。

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[小説・作家名や〜わ]夜光花 | comments(3) | trackbacks(1) |