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「初恋ドレッサージュ」 いつき朔夜/周防佑未

大学の馬術部に所属する耕太が出会ったのは、学外の乗馬クラブに通う若宮。大病院の息子である彼は金持ちで意地悪で傲慢だったが、耕太には親切だった。部の馬を一頭処分しなければならなくなった時、彼が買い上げて馬の命を救ってもくれた。そんな若宮に憧れ始めた時、彼の幼馴染みの登場に住む世界の違いを思い知らされる。なのに、その若宮から耕太はキスをされてしまい…?
乗馬が結ぶユースフル・ラブ。


皆様、こんばんは。
本日は、ロンドンオリンピック開催中にぜひともあげたかったが、風邪をこじらせたりなどしているうちにすっかりタイミングを逃してしまったいつき朔夜さん新刊感想を、周回遅れ覚悟でUPさせていただきます。新刊っていっても7月発行なんだけどね、拙宅では発行3カ月以内は新刊呼ばわりですの、えへ♪

「初恋ドレッサージュ」は、待ってました!のいつきさん馬モノ最新刊。
デビュー作「G1トライアングル」は競馬馬主×騎手でしたが、今回は攻受どちらも馬術選手=馬と直接係わる人となっております。オリンピック前を狙った?と思うぐらい、ベストタイミングの文庫化ですね。



◆イメージソング                                             

「Physical」 Bradberry Orchestra feat. スガシカオ、Crystal Kay、Salyu

 
テレビ東京・公式オリンピックソングです。
オリンピック期間中毎日耳にした、いきものがかり「風が吹いている」はNHKの公式応援ソングですが、他にも各TV局制作のオリンピックソングがそれぞれあり、わたくしはこの曲が一番好きでした。
残念ながら、1分半のショートバージョンしか動画がなくてねー。機会がございましたら、ぜひフルで聴いてみてくださいまし♪

輝いた 星たちの その中でひときわ輝く星が
生まれる奇跡を見届けたい

願いは あなたと ひとつに 重なってく
それのひとつひとつが 夢への歩みになる

ええ歌詞や…。星はどんなに小さくても自身の力で輝いています。
何と戦って勝利の星を掴むのか。それを忘れちゃいけないよ、と、表紙のマンサクは言ってくれてるんだと思うなー。



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[小説・作家名あ行]いつき朔夜 | comments(5) | - |

「遠くにいる人」 ひのもとうみ/松尾マアタ

家具工場に勤める佐倉治樹は、本社から移動してきた上司の小田島達朗に恋をした。彼の素行の悪さを知る治樹の幼馴染は、小田島だけは止めておけと何度も言うが、地味な治樹にとって華やかな小田島は憧れずにはいられない存在だった。そして小田島はなぜか事あるごとに治樹をかまい、特別な優しさを向けてくる。期待してはいけないと思いつつ、治樹はその幸せを受け入れはじめるのだが…。
※こちら、読後すぐ(5月頃)書き始め、推敲を重ねたものの結局ボツにした感想なのですが、内容が「グラミー賞(年間ベスト)」と若干絡んでいるため、今さらながらUPいたします。
メインボツ理由となった暑苦しい本編感想は出来るだけ薄目で通り過ぎ、イラストチェックとイメソンだけお目通しいただければ幸いです。

皆様、こんばんは。
本日は、miru-ha認定☆新ご三家作家様より、ひのもとうみさん「遠くにいる人」感想をお送りします。今年はは新人様の当たり年だと常々申しておりますが、この方もそのお1人でございましょう。わたくしの中では、ひのもとうみさん、宮勸さん、風見香帆さんが、新人様三雄=新ご三家認定作家様となりました。
※参考…前ご三家(2008〜9年頃のマイツボ新人様) 敬称略
・海野幸    ・玉木ゆら     ・凪良ゆう


ステキな表紙絵に惹かれ手にとったものの、中身はさほどでも…という経験は、腐女子ながら少なからず覚えのあることでございましょう。でもこれはイラストの力に負けない、読み応えある作品でございました。 

新刊ではないのでネタバレを気にせず書いておりますが、事前に知ってしまうと面白み半減ネタもございます。未読のお客様はお気をつけ下さいませね。




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[小説・作家名は行]ひのもとうみ | comments(4) | - |

「恋愛前夜」 凪良ゆう/穂波ゆきね

お隣同士で家族同然の幼なじみ―漫画家を夢みるトキオを応援していたナツメ。飄々として無口だけど、ナツメにだけは心を許すトキオ。お互いがいれば、それで世界は十分だった―。けれど突然、トキオがプロを目指して上京を決意!!上京前夜「一回きりでいい」と懇願されて、ついに体を重ねて…!?時を経て再会した二人が幼い恋を成就させ、愛に昇華するまでを綴る煌めく青春の日々


皆様、こんばんは。今、皆様のいるところから、月は見えておりますか?
本日23時頃より、月が地球の影にすっぽり隠れる皆既月食が始まります。(欠け始めは22時頃から)
今年は2回も月食がみられる当たり年です。特に今回は時間・曜日・食の規模とも高条件、お天気さえよければ、賑やかな冬の星座に見守られながら、白銀から赤銅色へと変化する美しい月の姿が堪能できるはずでございます。

数年ごとに巡ってくる、ちょっとした特別(ドラマ)。
家族とほのぼのと。友人とわいわいと。恋人とまったりと。
誰もが誰かと寄り添いながら、あるいは想いを馳せながら、夜空を見上げます。

そして彼にとって、普通=日常の中の小さなドラマを共に楽しみたいと願うのは、アゲハと共にやってきたあの子ただ1人だけ。

焦がれる人からも、望まれる。ずっと、2人で生きていく。
至極普通の夢だよね。でも、とても贅沢な人生だよね。

        

次回の月食は、3年後の2014年10月8日です。
初めて会った小5の夏も、恋愛前夜の今この時も、そして多分3年後も、この2人はずっと一緒に月を、星を、互いを見つめているでしょう。家族として。親友として。恋人として。

そうであってほしい。きっとそうだと思います。



今年の凪良さんは本当にすごい。

「真夜中クロニクル」「積木の恋」、そして今回の「恋愛前夜」。
わたくしは、今作が一番好きでございます。




※次ページ、なにもかも激ナガです。キモネタバレです。ご覚悟くださいませ。

◆Read more...

 

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[小説・作家名な行]凪良ゆう | comments(2) | - |

「神様も知らない」 高遠琉加/高階佑

若い女性モデルが謎の転落死!?
捜査に明け暮れていた新人刑事の慧介。忙しい彼が深夜、息抜きに通うのは花屋の青年・司の庭だ。自分を語りたがらず謎めいた雰囲気を纒う司。刑事の身分を隠し二人で過ごす時間は、慧介の密かな愉しみだった。けれどある日、事件と司の意外な接点が明らかに!しかも「もう来ないで下さい」と告げられ!?
隠された罪を巡る男達の数奇な運命の物語が始まる。
闇の中をひたひたと近づいてくる、得体のしれない「なにか」
姿は見えず、聞こえたと思った足音さえ、空耳かもしれない。
怖くて身がすくむのに、捕まったら終わりだと思うのに、立ち止まり振り向いて正体を見極めたいと思ってしまう。
終わるのか、始まるのかも分からないまま、ただ心を研ぎ澄まして「なにか」の気配を探し続ける…。

良質のミステリーの幕開けは、こんな感覚を引き起こしませんか。

怯えているのか、焦がれているのか。
逃げたいのか、捕まりたいのか、それとも追いかけて続けてほしいのか。

そう感じるのは、主人公・司であり、慧介であり、物語を読んでいるわたくしであるのです。
作品世界へと一気に引き込む筆の冴え、相変わらずお見事でございます。


◆イメージソング                                          
        

散ってしまうなら 咲かないで
置いていかないで ひとりにしないで 
私に命は重すぎた 私にあなたは綺麗すぎた

う〜ん、怖いぐらいぴったりだ☆←自画自賛
17歳とは思えない歌いっぷりでございますね。近頃の若者は頼もしい…
             
                        

面白さのあまりガツガツ感想書いてしまいました&ネタバレは多分しておりません。←まだ大いなる序章なのでネタばらしようがないのね 
こうかな?どうかな?と夢想しているだけなのになぜか長いので、ページ折らせていただきます。


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[小説・作家名た行]高遠琉加 | comments(5) | - |

「夏 恋は兆す」 小川いら/水名瀬雅良

 
なんとサービス精神溢れる作品であろうか☆

「月9ドラマ」のスタイリッシュエッセンス、
「土曜サスペンス劇場」の任侠クライマックス、
「水戸黄門」のお約束人情感、
「ホンマでっかTV!」のホンマでっか?!的刮目ウンチク、
「ピカルの定理」の大マジなおバカ、
「日活ロマンポOノ」の昼下がりのエロマンス

これらが1冊にギュッと詰まっていて、かつ華麗でハードなHイラスト付きのウハウハBL。
読みたくなりませんか? でしたらコチラ〜

     
         
今ごろですが、皆様こんばんは。

本日は、ちと予定変更☆
小川いらさん著「夏、恋は兆す」感想を、前作「春、君を想う」にもちょこっと触れつつ、もりもりお送りしてまいります。
※「薔薇シリーズイラストチェック・カット編」は近日公開です。毎度悔いないブログ運営ですみません…

「春」「夏」既読のお客様にむけて感想を書いてしまいましたので、事前に分かってしまうとお楽しみ半減なキモネタがガンガンバラされています。
どうぞ、この先気をつけてお進み下さいませ。


◆イメージソング                                             
 
     

本編ヒロインの美しいまでの哀愁と、柴田淳さんの歌声はあまりに似合っております。
この曲を聴いた後は、必ずや舞い散る落ち葉を独り拾いに行きたくなるでしょう…。(暗っ)




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[小説・作家名あ行]小川いら | comments(2) | - |

「天使憑きの男」 沙野風結子/高宮東

※2010年11月14日付 「短い秋の聖なる夜 天使本・ちょこっと感想」より抜粋加筆しました

■「天使憑きの男」沙野風結子/高宮東

◎本編感想
妖怪・天使憑き(あとがきより)に爆笑です。
生みの親ならではの容赦ないツッコミ、確かに「天使」とはちと違うもんね(笑)

萌え友様へのコメントお返事に「眼鏡を外したら別(エロ)人格になるんですよ、えへへへへ」などとほざいていたら、ほんとにそれに近い神父様でいらしてドびっくりです。←眼鏡は関係ないがエロやばいのは神父様だった
「罪深い孔」ってアンタ…わはははは!!←笑っていいんだよね、ココ?
聖水の秘跡でなくてつくづくよかったと思いながら、沙野さん流・天魔大戦を爆笑堪能させていただきました。

大マジメにとんでもない奇跡をお授けになる神父様、作者様が心底楽しんで書かれたのがビシバシ伝ってまいります。
この本気、この潔さ、スバラシイ。些細な欠点など吹き飛ばすわ(笑)

予想外に結構な人数が入り乱れている(ピンク変換不可)&翅なしの特性まで考えると、この作品は立体的(?)にした方が(ドラマCDとかアニメとか)、良さが更に引き立つんではないかな。
見せ場もたくさんあるし(濡れ場じゃないのよ?)、なけなしの演出心がうずきます♪
設定だけみても、羽根と翅の関係は下手なファンタジー顔負けの面白さ、鳥を倒す程の猛毒を持つ翅(昆虫)もおりますし、翅にも色々あるとさらに面白いかも☆腐界メインだけじゃもったいないゾ、これ。

悪魔に魅入られやすいのは人のサガなのでしょうか、漆黒の6枚羽根のあの方により持っていかれてしまったこと、ここで懺悔させていただきます。

<イラスト>
カラー★★★★
カット★★★★
さすが、絵師様に描いてほしい世界を書いたと作者様が言うだけあって絵師様の個性満開、華やかで繊細で、エロにも品がございます。←かなりなご無体されてるのに、秘跡を授けているようにちゃんと見える(笑)
ただ、せっかくの貴重なカラーである口絵のシーン選択だけはもうちょっと工夫してもよかったかな〜。しつこいですが、見せ場いっぱいあるのになんでここ…。(カットに同じようなシーンがあるのです)
先に書きましたように、できれば立体化(アニメ化)してほしい、その時はキャラデザインをきっとお願いしたく存じます♪






                                                 〔絵師:高宮東〕〔カラー:★★★★〕〔カット:★★★★〕
                                      
 

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[小説・作家名さ行]沙野風結子 | comments(0) | - |

「FLESH&BLOOD 18」松岡なつき/彩 〜感想後編&イラストチェック

全国850万/5千万(←割合としてはこれぐらい?)のナイないファンの皆様、こんばんは。
本日は、腐乱シスコ・miru-haプレゼンツ・
「FLESH&BLOOD 18巻感想・後編(7〜9章)」をお送りいたします。

ラスト3章はみっしりでしたね!特に9章は、もうここだけで1回分書けるイキオイでしたが、削りまくったわたくしの努力をお認めいただきたく思います。←結果、またもないじぇるのことしか触れてない(≧▽≦;)アチャ

ぶっちゃけますれば、わたくし発売前予想では、18巻はかわいいないじぇる:カッコイイナイジェル比が6:4、それぞれを中心とした「ないじぇる編」と「ナイジェル編」の二部構成で楽しく激ナガに書ける予定でございました。
ところがどっこい(死語バンザイ☆)、いざ読んでみましたらないじぇる大活躍、ナイジェルなんて表紙とヤンの回想の中にしかいやしねー☆ ←ない:ナイ=9:1
まとまらない〜…(-”-;) ってんで、今回は時間かかってしまったですのね。
「ないナイ編」以上のネタも浮かばなかったので、結局はヒネリなし=1章からズラズラと書かせていただいた=前後編という素直な構成になってしまったのでした。

ったく、手こずらせてくれるぜ、うちのかわいこちゃんは☆

                          
ではでは。
まずは恒例・イラストチェックで、前編のハイライト・美しい6章までの軌跡を再確認してまいりましょう。その後、怒涛のナイない☆クライマックスへGO



〔フレブラ18巻〕   〔フレブライラストギャラリー〕   〔絵師:彩〕



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[特設☆FLESH&BLOOD]本編感想 | comments(12) | - |

「憂える天使〜アンジェロ〜」 成瀬かの/穂波ゆきね

・あらすじ
結婚して、幸せな生活を送っていた里玖とクラウディオ。だが、クラウディオを狙う殺し屋に里玖が攫われてしまい!?

あれこれネタばれておりますのでページ折らせていただきますね 


◇イメージソング
「うつくし」 茶太
      
血と殺戮に湿った闇の中で、密やかに生きる私のアンジェロ。
清らに気高い心のままに、そばにずっといておくれ。
すべての暗黒は私が引き受けるから…。  


な、イメージで選んでみました。



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[小説・作家名な行]成瀬かの | comments(1) | - |

「ブルームーン・ブルー」 夏乃 穂足/北沢きょう

■あらすじ
古い洋館に住むライターの堂園要は、満月を映す書斎の鏡から、過去の館に迷い込んだ。そこで自分の曾祖父である清巳と恋に落ちる。
彼のため過去に留まろうとするが果たせず、絶望した要は自棄な生活を送っていた。そこに清巳そのものの容姿を持った遠縁の高階望が訪ねてくる。望は姿以外はまったく清巳とは違い、弟妹たちのために必死に働き、前向きに生きていた。要はその望の明るさに徐々に癒されていき―。

鏡に映る像のように、確かに在るのに手にできない恋。
鏡が映した人のように、この手で抱きしめられる恋。

青ざめた僕の心に満ちるのは、願いをかなえる2度目の月の光。

作品にやられて、うっかりポエマーになってしまいました。皆様、こんばんは。

本日は、「第一四半期読書感想・独立編」 第2弾、
夏乃穂足さん「ブルームーン・ブルー」をお送りいたします。

本企画は、月間読書記録にコメントつけていたら止まらなくなった=わたくしが面白いと思ったBLを、第一四半期(1〜3月)読書記録からピックアップして独立感想に仕立てる企画でございます。
実のところ、普通の読書感想であって企画でも何でもないので、せめてもの気持ちといたしまして、連続UPがんばってみましたYO! 
        
                                        
 
  
前回に続き、今回も新人様作品でございますね。新人様作品を連続で取り上げるなんて1年半ぶりのことです。←『9月新刊3本勝負・其の壱「同」 犬飼ののVS四ノ宮慶』記事参照(2009・9月UP)

うむ、今年のグラミー最優秀新人賞は今年のようなこと(該当なし)にはならないぞ♪
ではでは、早速。



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[小説・作家名な行]その他 | comments(5) | - |

「肌にひそむ熱のありか」 神楽日夏/高宮東

    メリークリスマス☆皆様   お下品な…

聖なる今夜は、わたくしの芸術魂(もちろん萌えも)揺さぶりまくった神楽日夏さんの、
「肌にひそむ熱のありか」感想をお送りいたしたく思います。
芸術を愛する心は、わたくしにとって神聖なものでございますゆえ…♪←少々強引なこじつけ


拙宅初登場作家様でございます。
(わたくしの感じる)この方の作話の発想法がちょっと変わってる、面白いと思って、確認の意味も含め一気に幾つか読んでみたのでした。でもって、既読作TOP1作品が今作です。 
本当はそこ(考察)から書いた方がこの作品の良さがさらに伝わるように思うのですが、そうするといつにもまして長〜くなってまう…。
この年の瀬にあんまり長すぎるのも申し訳ないので、本日は、作家様考察(めいたもの)は抜きで今作感想のみモリモリ書いてまいりますね。

今年の単独感想作はおそらくこれがラストでございましょう。(あとは年明けまで企画モノのオンパレ、仕上がるか不安
今年最後の感想を、このようなステキ作品で締められますこと、とてもうれしく思います。

まずは、ステキイメソンで心温めて下さいませ。

◎イメージソング

    
絵師様渾身の美麗表紙イラストを拝見しながら、この曲を聴いているとなにやらこみあげて来るものがあったりなかったり…(やだよ、年取るって。笑)
そして本編を読んだ後、再び絵と曲を味わえば、さらに深いなにやらが。うん、いいね


ではでは、マジガチ一歩手前=笑い全くなし&ネタバレまくりの激ナガ感想と、熱のこもったイラストチェックは次ページで。




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[小説・作家名か行]神楽日夏 | comments(0) | - |

「溺れる人魚」 いつき朔夜/北上れん

◆本編あらすじ
原因不明の足の痛みを抱えた水泳選手の眞生(まき)は、大学の水泳部を休部し、スイミングクラブで講師のバイトをしている。そのバイト先に現れたのは、派手な見かけで優雅な古式泳法をつかう男、桂(かつら)だった。
鍼灸師の桂は、眞生の病に癒しの手を差し伸べてきた。だが桂は私生活では遊び人で、眞生に対して恋愛ゲームをも仕掛けていたのだ。そんな男の手管に、知らずに落ちる真生だったが…?タラシ鍼灸師×純愛スイマーの恋。
◆帯コピー
あんたなんか好かん、いっちょん好かん。

本日は、いつき朔夜さんの意欲あふれる新刊・「溺れる人魚」です。
今回で9冊目でございますね、もはや、ディアプラスの看板作家様としての風格も十分でいらっしゃいます。

突然ですが全9作。

◆既読
     

◆積読&未読
   

商業誌9冊のうち3冊未読ですので判断データとしてはいまいち弱いんだが、そこはご勘弁いただいて。
今作は色々と型破りです。

本日は、イメソン→次ページでイラストチェック→本編感想の順でお送りいたします。
本編感想最後に、管理人黒人格「みゅうあー」のダークつぶやきがお久しぶりに入っておりますので、シニカル空間が不得手のお客様は、どうかお気を付けくださいませね。


 

◎イメージソング
ちょっと画像がナンでございますが…。
      

君の傍に ただ居たいと願って
纏う嘘の重さに怯えて泣いた

嫌われたくない そう思った
いつもどおりずっと隣にいたいよ
君の目にはどう映るのだろう ボクのついたこの嘘は許されるのかな
ごめんね

歌詞だけ聞けばズバリ(と思う)ですけど、少々透明感がありすぎるかな。(こんなお可愛らしい「ウソつき」じゃないので、苦笑)
でも、作者様はこういった世界観を目指しているような気がするので、ま、いいだろう。







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[小説・作家名あ行]いつき朔夜 | comments(2) | - |

「恋愛革命」 海賀卓子/葛西リカコ

◆あらすじ
池畑虎之介は顔を出そうと駆けつけた飲み会で意外な人物に会う。昼間バイト先で彼女と別れ話をしていた男だった。彼、坂口瑞希は幹事である結の兄で虎之介を待つ間に呼ばれたらしい。完全に酔い潰れた瑞希に散々な目に遭わされた虎之介は、二度と会うことはないと思っていた。だが数日後、彼は姿を現しバイトを持ちかけてきた。携帯を預かるだけで一日二千円。苦学生の虎之介は断り切れず引き受けるが…。

◆帯コピー:
 プライドが高くて臆病
 さびしがりのくせに、人見知り
 そんなのことが、なんだか気になる―。

※新刊はできるだけ帯コピーも注目していくことにしました。各社で個性があるので面白いのです。
 今回は、色・フォントの大小・改行・すべてオリジナルどおりです。

わたくしがこっそり(バレバレだっつの)ストーキングしている、腐界の御賢姉様の某所でのコメントがあまりにステキだったので、速効お買い上げして読みましたところ。
今年度4作目のマジガチモードになってしまいました。
これは、通常テンションでは書けない…。

よって、本日はイラストチェック→イメソン→次ページでマジガチ感想の順でお送りいたします。
書きたくて書いた感想ですが、かなりうざいわポエミーだわ、おまけにネタばれしてるくせに大したこと書いてないので、感想だけ次ページに折らせていただきます。

 

◎イラストチェック/葛西リカコ(アート派)
カラー★★★☆
作品とお絵柄が非常によくあっております。
右下隅の携帯の少々のネイビーブルー(読んだ人だけがニンマリできる差し色)以外、ほとんどモノトーン(白基調)の表紙ながら、これには意味があるのでこれでばっちり☆良いお味です。人物2人しか描かれないのも「恋愛」は当事者2人の事情なのだからこれで良いのです。

口絵が表紙と転じて黒基調のモノトーンなのも、なるほど♪です。
「色とりどりの花火」に照らされたのなら本来は照り返し部分にも若干色がつきますが、これはイラストなので、表紙絵や作品の持つ空気を考えれば下手に色などのせないほうが良く、これまたグッジョブです。
ただ、ここまで色を排除したのなら、描いてほしかったのよ!「白いOO」を!
ほかほか肉まんのユゲみたいのじゃなくて、淡くひっそりとね。

わたくしこの一文にとても感激したので、そこを抜き出してくれた口絵がたいそう嬉しかったのです。
だからこそ残念さがやや強め、その他人物そのものがカットに比べるとちょっと見分けにくいってことで合わせてマイナス0.5☆、計3・5です。


カット★★★★←ちょっとおまけ
人物は若干不安定ですが、今まで見た3作の中では一番ステキです。

アート派(1枚絵・キメ絵中心の人)&センシティブなお絵柄なので、カラーでも申しあげた通り、今作のような心骨削らんばかりに真摯な恋愛作品との相性はばっちりです。
喜怒哀楽の感情(表情イメージ)を、ある程度読者におもねるほうが、この作品のアシストになります。
ちと戸惑ったのは、攻めと受けに10歳の年齢差があるとは思えなかったところですが、この作品では(イラスト登場人物が)この2人と妹しかいないので、受け攻めの区別がつくなら本編理解としては十分です。
ただ、多人数(多人格)が出てくる作品ではここがネックになるのは間違いないので、主役クラス(20代男子)の人物の描き分けは今後の最重要課題ってところでしょうか。
結構大きな課題ですが、カラーが辛めだったのと今作では影響しないってことで、カットはマイナスなしで計4・0です。


◎イメージソング
この作品のイメージソング、実はかなり難しかった…。
歌って9割恋の歌なのであっさり見つかりそうなんですが、この作家様が今回見つめる恋愛って、なんというか、歌詞の世界としては演歌が近いんですよね。でもそれはさすがにBLイメソンとしては…f(^^;)

ってことで、悩みに悩んで選びましたのは、こちら。
本当は綺月さんの「祈り」に当てようかと迷っていた曲ですが、あれにはもっと柔らかい光を当ててあげたいのよね…

    

ちょおっと骨太すぎるかもしれませんが、このぐらいのことは訴えてる作品と思います。
次ページの感想はお目通ししていただかなくともかまいませんが、この歌・この歌詞は…。
                      最後まで聴いてみて…




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[小説・作家名あ行]その他 | comments(1) | - |

「座布団」「花扇」 剛しいら/山田ユギ
〜同人誌簡易感想付 

◆「座布団」「花扇」同人誌各種 剛しいら/山田ユギ                                                                
 ■計画達成度 ★★★★★★★★      
 ■読み応え度 ★★★★★
 ■お好み度   ★★★★☆
                         (但し同人誌「布団」「夫婦茶碗」は★5)
■計画達成度…ラジオ体操のハンコ状態。星が増えれば嬉しい、わたくしのお楽しみ
■読み応え度…精一杯客観的・総合的に判断した、内容充実度
■お好み度…お気に入り指数。個人的好みなので、世間評価とかなりズレることも 
 「お好み度」の★数が少ない感想は、辛めになっております。
 次ページへ進む際の目安として、ご利用くださいませ。

問:代表的なBL作家を1人上げなさい。

なんて質問があったら皆様、どなたのお名前を上げますか?
シリアスアングラの巨匠・英田サキさん?魅惑のエンターテナー榎田尤利さん?BL界の至宝・木原音瀬さんなんてのもありですね♪
わたくしも相当悩みますが、1人ということならやはり「剛しいらさん」と答えるように思います。

ゆりかごから墓場まで、この方の著作でいまだ扱われていないジャンルはないのではと思われる、振り幅の広い作品群。しかも多作で遅れなし。←腐界では賞賛すべき美徳
アタリやハズレの有無も含めて、この方の作品をいくつか読めば「BL」というものはほぼ把握できる=代表だろうと思います。

そんな「BL界代表作家」様の代表作。
ようやくUPいたしました「夏の計画表」のメイン企画・「名作感想」第一回は、剛しいらさんの「座布団」「花扇」+同人誌です。

…といっても、完成形には程遠いんですが…。
でも納得するまで書いていたら、夏中かかっても完成させられないとやっと気付いたので、ここでいったん手打ち。少しづつ追記してまいります。



◎イメージソング
本日はイメソンから♪ 本当は桜よりふさわしい花がいくつかあるのですが、

いつか空に届くように。いつもいつも心に願う。 

そう思って生きてきた人たちのお話(と思う)ので、こちらを選ばせていただきました。
名作には名曲です。
    
     

本日の掲載順はイメソン→全体感想→イラストチェック→各話覚書となっております。
今回もものすごく長いです。お時間ある時にちょっとずつお目通し下されば幸いです。










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[小説・作家名か行]剛 しいら | comments(8) | - |

「Don’t touch me 」 一穂ミチ/高久尚子

◆「Don't touch me」 一穂ミチ/高久尚子                                                                
 ■計画達成度 ★★★★★      
 ■読み応え度 ★★★★
 ■お好み度   ★★★★  

■計画達成度…ラジオ体操のハンコ状態。星が増えれば嬉しい、わたくしのお楽しみ
■読み応え度…精一杯客観的・総合的に判断した、内容充実度
■お好み度…お気に入り指数。個人的好みなので、世間評価とかなりズレることも 
 「お好み度」の★数が少ない感想は、辛めになっております。
 次ページへ進む際の目安として、ご利用くださいませ。
お詫び:上半期ランキング・コミック編と名作感想がなかなか完成しないので、UPを迷っていたこちらの感想を。
これを書きあげたのは1ヶ月前ですので、「一穂さんの最新刊」になっていたり、「交渉人が発売前」など、時事がおかしな記載がちらほらありますが、書きなおす時間が惜しいのでこのままいっちゃいます。どうぞお許しくださいませ

           *           *           *

「雪よ林檎の香のごとく」以来、(私にとっては)なかなかアタリが来なかった一穂さんの新刊です。
もったいないな〜と思うところもありましたが、お話はとても面白うございました♪

ただ、誠に残念ながら私が個人的に最も嫌う、作家様が悪いわけでも絵師様が悪いわけでもないのに、室伏投げまでしたくなるホントにホントにホンットーに腹立たしい1点が、この本にはございましたの…。
これまで何度も煮え湯を飲まされ、その都度自己処理してきましたが、今回は我慢ならん。
一回言わなきゃ分かんないと思うのよね…←言っても届かないとわかってますけども


作品が良かっただけに残念すぎて、今だにこの本見ると心中穏やかではないという、大層大人げない個人的怒り、イラストチェックでかなり下品に吼えてます。
本日は、本編感想→イメソン→イラストチェックの順に置いておきますので、意味の分からん負のオーラを浴びるのはちょっと…というお客様、どうかイメソンまでにしておいてくださいませね。







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[小説・作家名あ行]一穂ミチ | comments(3) | - |

3月のTOP1でBLイメソン
〜「二十六年目の恋人」高尾理一/カワイチハル

◆ご案内:月一企画「今月のTOP1でBLイメソン」
某有名音楽専門店のCD週刊売り上げランキングからTOP1曲を1か月分ご紹介、その中の任意の一曲を選出し、その曲をイメージソングにしたいBLの感想を上げていく企画。
拙宅史上最も長寿で、最も理解しにくく、最もブログコンセプトに合った企画になっております。

ではでは早速本題へ♪

2010年3月のTOP1(毎週日曜日発表)は以下の通りです。

3・7付  TOP1    桜の栞  AKB48
3・14付 TOP1    瞳のスクリーン  Hey!Say!JUMP
3・21付 TOP1    Troublemaker  
3・28付 TOP1    欲情 ‐libido-  加藤和樹

ここから3月のイメソンとして選びましたのは…今年も強いな〜、のこちら




この曲に合うBLなんて見つかるまい、というより、このBLに合う曲は見つかるまい、と思っていた作品にピッタリでした。
ついに直球で攻めた!作家様がご自分の個性をしっかと見つめて書いた飛躍作でございます。

なぜこの絵師様にここまで?と自分でも不思議なほどアツいイラストチェックと、中身スカのおバカ感想の夢のコラボ(悪夢?)、次ページはかなりのボリュームです。

前日、前々日分とあわせて連休中のあいたお時間にちょこっとづつお目を通していただければ、読み終わる頃には連休が終わっている、わたくしが電脳界に復活している、という寸法でございます。細やかな気配り♪←いい迷惑とつっこみたい方、言わぬが花という言葉もあるとお心にお留め置き下されば幸いです

連休中に電脳辺境アホアホブログを読みに来て下さる方がいったいどれほどいるのか、そんな事を考えていたらブログなんぞ運営できないのでございます







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[小説・作家名た行]高尾理一 | comments(1) | trackbacks(0) |

2月のTOP1でBLイメソン〜「好きで子供なわけじゃない」菱沢九月/山本小鉄子

2月って。

「今月のTOP1でBLイメソン」 2月がようやくUPいたしました。
拙宅で一番息の長い企画(開設時から続いている)だけに思い入れもひとしお、拙ブログが続く限りこの企画だけは継続していきたいな〜と思っております。でも毎回作品はすぐに決まるんだけど書く時間がな

・ちっさい変更ご案内
昨年11月から毎週企画→月一企画に変更させていただきましたが、その際使用ランキングを某有名音楽専門店のCD売り上げランキングから有線問い合わせランキングTOPに変更いたしました。
が、これがあまりにもツウ過ぎて音源がない!出るまで待っていたら書く機会を逃す、の繰り返しで…。よって2月から、もとのCD売上ランキングにもどし、前月のTOP1(4〜5曲あるはず)から1曲選んでイメソンにする方式に切り替えました。
皆様どっちでもいいことだと分かっておりますが書いておきたかったんです。すみません、毎度前置きが長くて…。

それでは早速本題へ♪
          
                *          *          *
           
◆2月のTOP1(毎週日曜日発表)は以下の通りです。

2・ 7 抱きしめて 河村隆一
2・14 BREAK OUT! 東方神起
2・21 戻れない明日 aiko 
2・28 Love yourself -君が嫌いな君が好き-  KAT-TUN

ここから2月のイメソンとして選びましたのは、ドラマ「曲げられない女」主題歌だったのでご存知の方も多いのではないでしょうか?の、こちら
         BABYaiko 「戻れない明日」
…なんですがこれだけ音源が全くない(失笑) せっかくランキング変えたのに意味ない。やれやれ。ここまで徹底的に削除される曲も珍しい(全作品ではなくてこの曲だけなのがまた不思議です)、3日持たないんだからすごい、ジャニーズでも1週間はもつよ?

画像埋め込みはできませんが、密林でアルバム視聴ができますので参考までにURL上げておきますね。
http://www.amazon.co.jp/BABY-aiko/dp/B0039H3CRO/ref=pd_sim_b_1


これをイメソンにしたいBL…浮かんだのは菱沢九月さんのコレでした。


※ご案内
今回もややマジガチ、感想というより作家論になってしまいました。正直に書きましたがピリ辛部分も多いです。めんどくさいへ理屈は勘弁してよ、なお客様は前半イラストチェック(初登場・山本小鉄子さん)だけにとどめていただき、本編感想はスルーしていただければ幸いです。

はじけると言いつつ へ理屈感想が続いてしまって申し訳ない…。
次回(3月のTOP1)はコメディ、明日UPいたします。





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[小説・作家名は行]菱沢九月 | comments(1) | trackbacks(0) |

「タナトスの双子 1912・1917」 和泉桂/高階佑

  

企画でも臨時便でもない、通常感想を書くのはなんだか久しぶりです。
はりきって書いちゃうぞ〜、高階先生最高傑作のイラスト褒め称えちゃうぞ〜♪×5

なんて、読む前はゴキゲンだった本日の作品。

感情を揺り動かされると、書きたい気持ちが高まります。
この作品も、とてもとても、書きたくなりました。

ただ…できれば高階先生の爆美なイラストのためにも、「楽しかった」「面白かった」などのプラス方向への揺れ動き方でこの作品の感想を書きたかったです。
でも誠に残念ながら、「イタい」「ひどい」「モヤモヤが収まらん」など、マイナス方向への気持ちの高ぶりでこの作品を語らねばならないのです。
新年一発目の通常レビューで臨界点突破をお目にかけるのは誠に心苦しいのですが、スルーできない忸怩たる思いがあるのです。

随分言葉をえらんだつもりですが、それでもガン黒(オオマジメに激辛)、この作品をお好きな方には、オススメしがたい空間となっております。 どうかご納得の上お進みくださいませね。



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[小説・作家名あ行]和泉 桂 | comments(9) | trackbacks(0) |

「恋ひめやも」 英田サキ/小山田あみ

「師」とは程遠い存在の私でも、12月には忙しい忙しい、と走っている。

いただいたお気持ちへのお礼も満足に言えない日々なのに、自分の書きたい気持ちを優先させて新作感想など書いている、この人でなしめ!と自責の念にかられながら、それでもこの本の感想を書きたい衝動が収まらない。
書くこと自体は楽しいけれど、最近「書きたい!」と思えるBL(特に新刊)になかなか出合えないな、慣れてきちゃったのかな…などと思う頃、こうやってマジガチで向き合いたい名作に巡り合う。
まだまだ枯れるのは早い、と誰かに言われているかのごとく(笑)


明日からの仕事もきっとキツイだろう…。でも書こうと思う。
巨匠の名作に敬意を表して。


英田サキさん×キャラ文庫と言えば、泣く子も黙る?「DEADLOCK」シリーズがある。
まさかのムショ舞台や猟奇な事件、「らしい」人種描写、適度なハーレクイン、ハリウッドスケールの陰謀(良くも悪くも、笑)、まさに私たちのイメージする「アメリカ」とBLの見事な融合。
素晴らしい絵師様との相乗効果で もはや伝説の名作だ。(と、私は思っている)

投稿時代からハードな作品が多く(←投稿時代をご存知の方からおしえていただいた、F様ありがとう!)デビュー作もヤクザもの。他レーベルでもヤクザはもちろん刑事、探偵、殺し屋などなどBLアングラ界で一大ワールドを形成、他の追随を許さない半面、非アングラ作品にあまり当たりがない、というのが作者様に対する私の印象だった。

タイトルからして明らかにアングラ作品ではない今回の新刊を買ったのは、大ヒット作「DEADROCK」の後にどんな世界を描くのか単に興味があっただけで、正直期待はさほどなかったのだが、今となってはこの物見高いおばちゃん根性を褒めてやりたい気持ちでいっぱいだ。
先月出た、とある巨匠の「初恋」作品で感じた物足りなさ、こうだったらよかったな、ここがちょっとな〜、と感じた部分がまさにそのまま修正、いや、より昇華された完成品に出会ってしまったのだから。


元教え子と高校教師。
教え子はとあるきっかけで教師と再会し、気になり、恋を自覚する。

ベタとも言えるこの流れが、実に巧みで自然だ。在校当時は気にならなかったことがどんどん思い出され、結果、当時の複雑な状況まで明らかになっていく展開も唸るほどスムーズ。
作者様が作品を書く上で最も意識した「現実」が、隅々まで徹底的にいきわたっている。

同性同士で、しかも元教え子と教師で、年の差も社会的立場もすべて不安、どちらも悩むのは当たり前だ。
しかし作者様がこの作品で描きたいのはこの2人の特殊性ではなく「悩み」の本質、「恋」にまつわる感情のあれこれなのである。

「意識」の自覚
「自覚」への戸惑い、
「告白」の勇気、
「勇気」の代償である幸せ、
「未来」への不安、

どれをとっても、誰もが覚えのある感情だろう。

奇をてらわず普通の日常生活の中で、真っ向から見つめた「恋心」
この世にごまんといるカップル、他人が見ても区別がつかないが、当人にとっては一つ一つが特別でかけがえない。
大変失礼ながら、この「特別で平凡」な初恋を見事に描いて下さる作家様が英田さんであった事に本当に驚いた。(実を言うと、私は先に触れた巨匠にこれを期待していたがあまりに「特別で特殊」な初恋だったため、少々がっかりしたのだった。)


「特別で平凡」な恋心を真摯に描くのは切ない系BLならなんでもそうだろう、と言えなくもない。
が、ここで「巨匠」であることが生きてくる。
「規矩作法守りつくして破るとも 離るるとても本(もと)を忘るな」、という利休の有名な言葉がある。
いわゆる「守・破・離」、芸事や仕事もこの心構えで臨め、とされる「道」を極める基本だ。
型を守り、型を破り、やがて型を離れ個性を確立する。でも基本を忘れるような自惚れはあってはならない、の意だと私は解釈している。
今回英田さんが描いた「恋心」はまさに「離」まで到達した後の基本への回帰、文章力・構成・設定・心理描写、どれも一流だ。

7年もの空白がこの2人には(と、当て馬さんには、笑)必要だったと素直に思える、技ありの展開。
悩みまくった受けにうんざりする事もなく、諦めない攻めに「想像の産物」を意識する事もない。
「教師」に理想を押し付けず、「優等生」に正義を貫かせない。
男でも女でも関係なく、打算も計算もしっかり書く。でも不快になるまでにはしない。
緩いながらも絶妙な起伏を折り込んで、魅せ場と引き際を心得たプロのバランス感覚に脱帽する。

国語教師である設定も必然、タイトルから浮かぶ歌まで素晴らしい。
懐かしげな「僕」の一人称もこの作品には合っている。


こんな作品が書ける方だったとは…。
アングラ作品しか傑作がないと思っていた、自分の見る眼のなさがかなり恥ずかしい。
申し訳ありませんでした!と頭を下げつつ、徹夜でマジガチ感想を書いたがこれで許してもらえるだろうか。



地味めな作品は読者様のニーズに背いている…。
(後がきより)
先生、そんなことはございません。
地味…かもしれませんがこれは「いぶし銀」の美しさ、輝くシルバーをあえて古美に仕上げた手間の掛かった芸術品です。
私はいぶし銀、大好きです。








通常モードのイラストチェックとイメソンは次ページで。


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[小説・作家名あ行]英田サキ | comments(3) | trackbacks(1) |

「妖しの剣」 剛しいら/槇えびし

皆様、こんばんは。本日2度目のmiru-haです。

おまたせしました、新刊エントリー。
激忙時秘儀!「出来あがったパーツからUP」第2弾です。(第1弾は11/10UP「桜の下の欲情」

本日は剛しいらさんの「妖しの剣」のイラストチェックのみです。
すみません、今週は多分これが精一杯…。
そ、そのかわりがっつり書きましたから!

絵師様アンケート開催中ゆえ、いつもより数倍気合入ってます(うそです、単に好みなだけです)
本日も汁気満載、防水対策よろしくお願いいたします。



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[小説・作家名か行]剛 しいら | comments(0) | trackbacks(0) |

「桜の下の欲情」 秀香穂里/汞りょう

私にBLの面白さを教えてくれた秀香穂里さん。
コンプしたがるクセに途中でクールダウンしてしまう、めんどくさい性格の私がこの人の作品だけは全部追いかけている。
冒険心あふれるエロものも、お得意のクリエィティブ系ワーキングBLもどちらも好きだ。

でも近作「聖域の限界」を読んだ時、考えこんでしまった。
初めて秀さんに惰性を感じたからだ。

作品の質の当たり外れは今までもあるけれど、そこは理解できる。
でも「聖域の…」で感じたのはそういうレベルの話ではない。
こんな感じだと受けるかな?とササッとまとめて、するっと書いたかのような?
まるで優勝決定で情熱を燃やしきった後の消化試合のような、あまりに実のない内容に心が冷えた。
行間、というより言葉そのものを読ませて魅せる愛の言霊師・秀さん作とはとても思えない、哀しいただの文字の羅列。
3部作書いたり、ジャンルや表現の冒険もしつくして情熱が萎えてしまったのか。
それでも舞い込むお仕事に、こんな適当な折り合いをつける事を覚えてしまったのか。
「聖域の限界」とは作者自身のことなのかと。


その後「真夏の夜の御伽噺」を読まなかったのは、この作品が書き下ろしではない=「聖域の〜」より前の作品だと知っていたからだ。
全くの書き下ろし作品で今の秀さんを感じたかった。
だから今回の「桜の下の欲情」は私にとっては大きな意味を持つ作品だったわけだ。
(BLごときで何もそこまで…、とは、このブログに遊びに来て下さる方はよもやおっしゃるまいと確信している。)

私がこの作品をどのように受け取ったか、前置きもなしにいきなりマジガチモードで書きすすめていることからもお察しいただけるだろう。
まずはあらすじを記しておく。  
豪胆かつ繊細な筆致で、百年に一人の天才日本画家―。
美術は専門外なのに画壇の寵児・九重鎮之のイラスト連載を担当することになった編集者の本郷。けれど九重は、初対面から傲岸不遜で威圧的。
知識不足を糾弾するように「おまえの取り得は身体ぐらいだ」と迫ってきた!!原稿のためにはこの屈辱に耐えなければならない―。以来、自宅に通っては執筆の合間に抱かれる日々が始まって―。    
仕事と引き換えに脅されて、やられちゃって、でも結局は愛し合って大団円♪というBL界テンプレ設定。あらすじだけ見たら、おいおいまたか、と誰でも思う。
でもこの作品はベタでなければならない。だって、作者様はあえてベタを選んだのだもの。
目新しさも何もない使い古された設定で、それでも文章で魅せて読ませてやる、という、言葉を紡ぐプロとしての挑戦と誇りをこの作品に賭けたから。


百字きっちりでコメントをつける。
この単純ながら技ありの文章課題を実践してみせる事がどれだけ大変か。

対象物である「花」への想いはもちろん、「回を追うごとに雰囲気が出てるコメントになってるよ。」との上司の評価を読者に納得させる、テキスト力の向上まで表現しなければならないのだから問われる力量は半端ない。
実際、先の上司の言葉だけで逃げる事も出来た。でも秀さんはそうはせず5本全部書き上げたのである。
これが昔取った何とやらだけで出来る類の挑戦ではない事は、あまたの編集だの小説家だのが出てくる作品に作中作がほとんど出てこない事からもおわかりと思う。(もっともこれはBLに限った事ではない。作中の二次創作にこだわるぐらいならもう一本新作を書く安全志向の作家の方が多いというだけのことだ)
本筋に間接的な係わりしかない「コメント」でさえここまで魅せるのだから、メインストーリーはまさに言霊。想いのたけが言葉に乗って波と押し寄せる。
マジガチでなければこの本の感想は書き得ない、と己の居住まいを正さねばならぬほどに。

想いをこめすぎて外してしまった表現もないではない。
1例:「愚かな者にこそ、花は美しく映えるのだ」
人は花を愛でる心を持った事で「獣」から「人」になったとも言える。死者に花を手向けるのは愚かだからではないはず。重要アイテム「花」へ寄せた想いがこの一文でひっくり返る危うい表現


が、それすらも創作への真摯な挑戦が引き起こした若干の勇み足。
ご本人の今後の肥やしともなる、目に苦い良薬だろう。
(もっと抒情的なタイトルだったなら、とそこは本気で口惜しいのだが、これもあえてのベタの範疇とムリヤリ自分を納得させておく。)


挑戦と同時にこの作品には作者様の自叙的性格もある。ここに登場する主役2人は今の秀さんそのものだ。
画家の九重に作家としてのご自分を、編集者の本郷にライターだったご自分を多分に投影させ、創ることの苦悩と至福、書くことを仕事に選んだものの覚悟を彼らを通して語らせている。

九重が「桜」を描けなくなったこと、世間の批評、それでも描き続ける「花」。
これはそのまま作者の軌跡だ。

消費される言葉、枷ある表現、仕事で「書く」こと。
本郷の戸惑いはやはり作者の胸の内だろう。


もちろんこれはBLなので、男2人が支え合い救いあって愛と希望のハッピーエンド♪なのだが、2人の迎えるお約束の結末がそれだけの意味ではないのは、これ以上言葉を重ねずとも共感いただけるだろう。
よくここまでご自分を晒したものだ。創作にご自分の血肉を分ける「作家」の業と覚悟を見た。

もう大丈夫と思う。
きっと、これまで以上に邁進されるだろう。
こんな電脳最末端で、ご本人に1読者の言葉など届くはずもないがそれでも記しておく。




先生、お疲れさまでした。面白かったです。
次作も楽しみにしております。










※イラストチェックとイメージソングは次ページで。


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[小説・作家名さ行]秀 香穂里 | comments(1) | trackbacks(0) |

「今週のTOP1でBLイメソン」〜「愛炎の檻」 バーバラ片桐

今週も土曜日がやってきました〜。
いつも土曜企画書いてま〜す、一週間が早いと言い飽きました〜。

さて、本日はチトめずらしいお方がTOP1です。

2009.9.13付TOP1は



曲は知っててもアーティストさんの実態を知りませんでしたので、「WIKI」で調べたらここまで詳しくプロフィールが!
ファンってBMIまで知りたいの?わはははは!これもまたディープですネ。
参考までにプロフィール部分を転載しておきます。

ふるかわ ゆうた
古川 雄大 プロフィール
生年月日: 1987年7月9日
現年齢: 22歳
出身地:  日本・長野県
血液型: A型
民族: 日本人
公称サイズ(出典不明)
身長 / 体重: 181 cm / 59 kg
BMI: 18(低体重)
スリーサイズ: 86 - 68 - 84 cm
靴のサイズ: 27.0 cm
単位系換算
身長 / 体重: 6′ 0″ / 130 lb ←爆笑!ポンドって。
スリーサイズ: 34 - 27 - 33 in
 
活動
モデル内容: 一般
他の活動: 俳優・歌手

一番知りたかった「活動」はこんなライトな扱い(笑)
美形俳優登竜門・ミュージカル「テニプリ」第4代目「不二周介」クンだそうです。
舞台は観るのも創るのも好きだけど、この手のミュージカルは見たことないなあ。(大昔の「少年隊」はノーカウントでお願いします) ちょっと興味はありますが(怖いもの見たさっていうか?) 

最近はコミック原作の男子ミュージカル多いですね。
「フルーツバスケット」を男子のみで舞台化と知った時は本気のイナバウア―でしたが。おまけにけっこうな老舗劇場で上演されてさらにびっくり。
原作は好きだけど男子のみのキャステイングって…セーラーで女装した透クンってこと?それとも男子設定にかえるの?そしたら「変身」は?
ターゲットってどう考えても原作ファンだけじゃないよねえ。
その後東京以外でもかかってましたから、人気あるんですよね。マヂ、ディープ…。

おっと、余談が長くなりました。
この曲がセカンドシングルです。前回はもっとほのぼのテイストだったので、へ〜こういう歌も歌うんだ、ギターも弾けるんだ〜、と妙に得心。他にクラシックバレエも嗜まれるようで、モノごころついたころから芸能生活目指してたんだな、と少々感心してしまいました。目指してなれるものでもないもんね。
若いのに偉いなあ。

いい感じのドライヴ感と直視できない秘密の「自分」…という事で、遂に登場、
奈良様最高傑作(の内の1枚)!
ブログTOPに画像上げられないけどいつかは語りたいと思っていた伝説?の作品を。




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[小説・作家名は行]その他 | comments(5) | trackbacks(0) |

「ワケアリ」 中原一也/高階佑

まずお伝えしなければなりません。

この作品は「愛してると言ってくれ」「愛しているにもほどがある」のスピンオフ作品ではありません

ん?あれ?ご賛同が得られない?

え〜と…
「愛しているにもほどがある」後がきに作者様がわざわざ「次はマグロ漁船です」って書いてらしたでしょ?で、「〜ほどがある」の双葉は昔マグロ漁船に乗っていたでしょ?
じゃ、マグロ漁船の話=双葉の過去バナだって誰でも思いますよね?ね?
お願い、だれか思うと言って。


…とにかく私はそう信じてたんです。
絵師様が違うのはスピンオフだからわざわざ変えたのかと。(こういった例、結構ありますよね?)
だから読んでいても「この子が後(のち)の双葉になるのか…」とか「双葉はいずれ船を降りるし、船で生き方を教わったけどもう戻りたくないっていってたもんな…」と終始考えながら読んでしまい、最後でようやく「……もしや、別人?」

のおおおおおおおおっ!
いや〜ん、ムダに先読みしてしまったじゃないの、そりゃ私が勝手に思い込んだだけだけどもぉ…。
「〜ほどがある」読了後からずっと信じてたんだからしょうがないじゃないの〜っ

この広いBL界には私と同じように考えている方が、もしかしているかもしれません(いねーよ)
その方のためにも一刻も早く感想をUPし、 「同志、それはちがうぞ!」と伝えなければならない。
今回私は使命感に駆られてこのような(私にしては)ハイスピードUPをしたのでございます。
おかげで夏休みが(笑)

 ←問題?の作品。好きです。


無事に使命を果たしましたので、感想はのんびりと次ページで。
先にお送りいたしました「作家考察・中原一也」をベースに感想を書いておりますので、そちらもご一読いただければ幸いです。




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[小説・作家名な行]中原一也 | comments(4) | trackbacks(0) |