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対談・三浦しをん×松岡なつき〜「ダ・ヴィンチ 2009年2月号」巻頭特集より

皆様、こんばんは。
2013年初萌え記事(公開姫はじめ?)は、雑誌「ダ・ヴィンチ 2009年2月号」から、
巻頭特集「世界はBLに満ちている」より、三浦しをんさん×松岡なつきさんの対談感想をお送りします。年末の三浦しをんさんお祝い記事中お約束していた、「松岡先生とのコラボ」記事とはコレのことよー♪

1月5日発売の「ダ・ヴィンチ 2013年2月号」に、お2人の対談第2弾(のはず)が掲載されます。  Y様♡ 
こちらは既に書店お取置き手配済み、発売日当日にガツガツ読ませていただく所存でございますが(皆様もですよね♪)、本日は今回の対談をより楽しく読んでいただけますように&4年ぶりの再対談を祝し、第1弾対談感想を書かせていただこうというものです。
【補足とお詫び】
記事主文は12月〜3日にかけて書いたもの=第2弾の対談内容はまったくの未知状態で書いてあります。実は発売日を10日発売と勘違いしててね〜 8日頃UP予定=詰めきっていなかったため、ただ今かなり焦って仕上げています^^; 
でもって、10日発売とお知らせしてしまった萌え友様、申し訳ないっ><。


                           *

2009年2月といえば、我らがフレブラこと「FLESH&BLOOD 12巻」が1年ぶりの新刊発行☆ということで、小冊子付限定版が出たり、同じく小冊子付既刊フェアが開催されたりと、フレブラ界は盛大なお祭り状態でございました。
雑誌「活字倶楽部」でもフレブラ特化のロングインタビューがあったりと、業界のおもて側?でも松岡センセのお名前がたくさん拝見出来た年でした。

そして12巻は、絵師様が雪舟薫画聖から彩さんに交代した初めての巻でございますね。あの印象的な表紙を初見した時の感動は生涯忘れ得ません。←発売日、開店前から書店で待機してた人(独り行列っていうかー、笑)

余談ながら、この頃は読書メーターなんてもちろんなく、フレブラの密林レビューも数えるほどでございました。何より拙宅がスタートして間もなく(&イロモノだったためw)、アツいフレブラ魂を共に萌え語って下さる同志の方もいないまま、リアルタイム感想!などと独りで一日中吠えてた切なくも楽しい思い出がございます(笑)


4年経った今は、フレブラのみならず、様々な萌えを共有してくださる皆様とご縁ができて、わたくし本当に幸せです。
感謝をこめて、うんざりするほど激ナガでお送りいたします。                           





【参考:2009年ってこんな年・BL編】
   



  ◆対談感想                                                
2009年ダ・ヴィンチの松岡先生対談は、先述のフレブラ祭り的な背景もあって企画されたものと思います。

対談お題は、特集テーマ「世界はBLに満ちている」を受けて、「BL脳で読む名作文学案内」となっており、5ページにわたって掲載されています。
◆企画案内
BLへの深い愛と鋭い読みで知られる作家・三浦しをんさんと、「FLESH&BLOOD」など壮大な世界観を描くBL作家・松岡なつきさんが、「これは匂う!」とBL脳で察知した名作文学をピックアップ。(中略)
「文学を読むということ」にまで踏み込んだ、笑えて、ハッとさせられるロング対談!


BL特集とはいえ一般誌ですので、ご案内ひとつとっても編集者様の苦労のあとがしのばれます。
間違っても『腐海愛と激しい妄想で知られる作家・三浦しをんさん』とか、『壮大な焦らし醸しで日常世界を彩る男と男のロマンス作家・松岡なつきさん』などと表現してはならないのですから、本職(腐女)に向けて臨場感を伝えるにはどうにも限界がございますよね。いや〜、個人ブログでよかったな(笑)

ご案内にあります通り、古今東西の名作文学中「あんたら…( థ ౪థ)ニマ」と感じる♂×♂の関係を、お2人おすすめ作品とともにアツく語るという企画です。
記事中明記されておりませんが、対談から察せられるお2人のおすすめ本は、

三浦…「銀河鉄道の夜」、「雨月物語」
松岡…「白鯨」、「山月記」、「平家物語」
※ダヴィンチ読者選…「こころ」、「銀河鉄道の夜」、「走れメロス」にも触れてます

となっております。おすすめ作からして個性がばっちり出てますねー♪

「銀河鉄道の夜」はジョバンニとカムパネルラに目が行くが、実は親世代(ジョバンニ父&カムパネルラ父)の方が怪しいとか、(文学に)匂い系の読みをすることを怒る人もいるが、ただ文豪を崇め奉ってしまうのは面白くないとか、ホンモノならでは(笑)のトーク満載!
しをんさんと松岡センセが参加する奇跡のお腐会に自分も参加して、胸アツトークをその場でドキドキ聞いてるような、そんな高揚感にあふれております。

松岡先生トークで興味深かかったのは、中島敦「山月記」について”「親友に我が息子を預けていく男」(的シチュ)が好き”と語るくだり。
”自分の分身を託せるってところに、何物も入り得ない深い愛を感じる
ちょ!これって、まるっとヤンとホルヘじゃないのーっ!!
そうか、ヤンとホルヘがめちゃ匂ってた(と感じた)のは正しかったんだ!これからは山月組と呼ぼうか(笑) 

「白鯨」をまっ先に選ばれた理由も面白かったです。あの作品は冒頭からゲイゲイしいのでてっきりその辺を取り上げられるのかと思ったら、なんと先生は、船長×白鯨の関係に萌えていらっしゃったー(笑)
BLでも大ヒット作と言われるものを「白鯨派」と命名されているそうで、「炎の蜃気楼」「絶愛」「間の楔」などを例に挙げ、命懸けで追いかけて、捕まえたと思ったらすり抜けられてを繰り返しつつ、相手との一対一の関係をつきつめてしまう人たちのことをこう呼んでいるのだそうな。
でもって、白鯨派の話は悲劇の中で恋愛成就するが、女は報われたいと思ってしまうので、このタイプの(BL)作品は長期化や続編がでることが多い。これは(キャラクターを)何とか幸せにしてあげたいと思う作者の優しさだと書かれておりました。

「王と夜啼鳥」を読んだばかりの今、このくだりを読むと、とても感慨深いです。
犠牲のない戦争なんてありえないし、特に負け(というか相当数の犠牲者がでること)が史実として存在するスペイン組に、より濃い悲劇が訪れるのは想像に難くありません。
フレブラは、「白鯨派」とは少々違いますが(というか、違いを意識して書いていらっしゃると思う)、「外伝」に書かれたあの日々は、どちらにも肩入れせず風の視点で戦争を見つめる作者様の優しさと思います。

でも、ビセンテがアロンソと心通わせるほど、レオが海斗のために精一杯頑張るほど、つまり彼らの中に流れた和やかな時間を知れば知るほど、今後を読むのがコワイのだよな〜。だって、優しさは悲劇の先に在るんだもの…!

でもでも、誰もが幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし♡で終わってほしくないのもまた本音。
ここまで歴史をしかと扱ってきた、いわば平家物語同様「戦記もの」の側面もあるフレブラです。タイムスリップ事象がメインのSFではないのだから、この辺がウニャウニャーでも全く問題ないですが、「戦争」に歴史の差異を利かせすぎてしまうことだけは回避してほしい、というか、回避するご覚悟で執筆されていると思うので、今後容赦ない展開がおそらく待っているんだよなぁ…。
キャラブックに載ってる主要キャラ10人のうち、いったい何人…おおおおお(இдஇ`。) 
※これはあくまで、「作品」としてという意味の見解で、個人的願望としては誰もが末長く幸せでいてほしいです。でなきゃ、あんなアホバナ考えないって(笑)←アホバナ=「フレブラ王国の愉快な仲間たち」のこと

とと、ついついフレブラトークになっちゃうな(苦笑)

対談最後は「走れメロス」を題材に、短編なのにメロスの心の変異が激しすぎるとか、「待たされるセリヌンティウス」でもう一編書けるとか、ツッコミどころ=穴から匂う「妄想」そのものついて大盛り上がりとなっています。
わはは!これ、わたくしも考えたことあるよ!メロスからセリヌンティウスへの愛は正直さほど感じられないが、セリヌンティウスからメロスへの愛は激アツだよな〜って(笑)
”具体的描写がない方がいやらしい”という松岡センセのお言葉は超納得、でもそこで、もう一編!という考えに行きつくところは、さすが創作を生業にする方々でございます。

ま、フレブラは具体的描写なさ過ぎるけどねw いやいや、シャンパンファイトはこれからこれから♡
溜めていた情熱がイッキにほとばしり、受け取る側(掛けことば)がひぃひぃいうのはBL初夜の正しいお作法でございますものね(笑)


対談各ページのチャプタータイトル?は以下の通りです。

文学者たちも、みんな男が好きなんですよね(松岡)

性別に関係なく誰かに惚れるのは、きわめて当たり前のこと(三浦)

文学を読んでどこに何を感じるかは自由(松岡)

穴がある文学は面白い。その穴から匂い立つ(三浦)

これだけでも、充分に匂いますね^^

                           *

対談といっても、実際は会話を元にライターが文を起こすので、実際のお人柄は紙面から感じることとは違うのだろうと思いますが、それでも、しをんさんと松岡さんがそれぞれどんな見解を持つ方なのか、(思考)イメージがおぼろげながら浮かび上がってまいります。
業界の表と裏(笑)を背負うお2人の萌えツボの、どこが同調し、どこが刺激しあうのか、考えながら読む行為は大変面白かったです。

ここから感じるお2人の思考方の違いは…まあ、よく分からなかったんだが←おい!Σヽ(゚∀゚;)
強いてあげれば、分析対象かな〜。
しをんさんは、小説解釈=思考による個性区別、松岡センセは読者解釈=嗜好による個性をより深く見つめる作家様という感じでしょうか。でもこれは、生きる世界の違いでもあるかも。


実はこの号、当時読んだきり存在を忘れておりました。
お2人の対談目当てで買ったものの、そしてそれには満足したものの、純文学と世界とBLをひとからげに語っちゃう、お仕着せ的な狙い企画に当時は少々ついていけなかったのですねー。
今回引っぱり出して読んでみたら、面白さがいろいろ見えてきて純粋に楽しかったです。
4年経ってフレブラ本編も随分進み、対談で語られていたことがより沁みたせいもあると思います。

第2弾対談テーマは何でしょうか。今読んで、さらに数年後〜おそらくフレブラ終了後(泣)、再読するとまた違ったものが見えてくると思います。
対談って、読みっぱなしにしていてはもったいないものなのだと今回痛感いたしました。保存大変だけど取っておいてよかった!今月号も取っておきます。
第1弾と第2弾で、何がどのぐらい変わったかという感想も書いてみたいしねー。


                                          


対談以外の特集内容で、面白いコーナーがあったので付記しておきますね。お気軽に遊んでいって下さい♪

◆「文豪&BLガイドブック」
「匂う」名作で腐妄想を楽しんだら、今度は文学からBLの世界を眺めてみましょう♪という趣旨のコーナーです。説明だと分かりにくいですね。

【例】
●三島由紀夫『潮騒』が好きなあなたにおすすめのBLは…愁堂れな『北の漁場』

のように、好きな文学作品とシンクロする萌えツボを持つ(と編集側が判断した)BLをおすすめするので、BL入門のきっかけとしていかがでしょうか?というものです。
いくつかクイズ仕立てにしてご紹介しておきますので、新春萌えクイズとしてお楽しみください。


【問】最もふさわしいと思う、おすすめ組み合わせを線で結びなさい。

➊ 谷崎潤一郎『春琴抄』 ●           ● Ⓐ 中村明日美子『同級生』  
 
➋ 島崎藤村『破戒』    ●           ● Ⓑ 松岡なつき『FLESH&BLOOD』

➌ ディケンズ『二都物語』 ●            ● Ⓒ ヤマシタトモコ『恋の心に黒い羽根』

➍ 菊池寛『真珠夫人』    ●          ● Ⓓ よしながふみ『執事の分際』
 
➎ 小林多喜二『蟹工船』  ●            ● Ⓔ 木原音瀬『美しいこと』
 
➏ ヘッセ『車輪の下』     ●           ● Ⓕ 榎田尤利『交渉人は黙らない』


【正解】(伏字にしておきます) 

➊―Ⓒ ➋―Ⓔ ➌―Ⓓ   ➍―Ⓑ ➎―Ⓕ   ➏―Ⓐ


正直、このコーナーだけで1記事書けるよね。穴=ツッコミどころ満載(笑)







〔フレブラインタビュー〕  




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Comments

■ゆOO様
こんばんは、お返事遅くなってごめんなさいまし!

今月ダヴィンチ、もっちろん読みましたよー♪♪
前回よりページ数少ないのに対談人数が多くて、もーどうしようかと思いましたがw、対談自体はとってもおもしろかったです。さすが、みんな本物だよ(笑)
松岡センセーが最後キメてくれて、ガッツポーズのわたくしでした(笑)

しをんさん自身による作品コメとか、秀良子さんによるまさかの「風つよ」のマンガ化とか(2ページだけどw)、ボーナストラック満載特集でしたねー。
ただあれを読むと「月魚」の続編は全く望みなさそう…^^;

comment by: miru-ha | 2013/01/10 23:48

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