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「小説リンクス9周年記念プレシャスBOOK」(2012) 

皆様、こんばんは。

本日は、ようやく完成、
「小説リンクス9周年記念プレシャスBOOK」(2012)
毎年恒例☆収録SS感想全部書くよ!をお送りいたします。

今年はチト遅くなりましたが、ステキ小冊子への敬意を込めて毎号必ず感想書くことを決意しておりますゆえ、どんなに遅くなっても書くのよ( ˘ ³˘)♥

今号「リンクス9周年プレシャスBOOK」は、隔月雑誌「小説リンクス」の2011年度発行号・全6冊分の表紙イラストとピンナップ=計12枚のイラストと、そのイラストから起こした書き下ろしショートが12本という構成で成る全サ小冊子です。
絵師様・作家様合わせて24名が集う、豪華☆夢の共演でございます。

毎年申し上げておりますが、普段ワキ役的存在の「イラスト」をメインにして下さる貴重な企画小冊子で、わたくしの大好きな全サです。
「小説→イラスト」ではなく「イラスト→小説」という、通常と逆の流れから創る小説は、「小説→イメソン」ではなく「イメソン→小説」=伝説企画「今週のTOP1ソングでBL」みたいなものだと一方的なシンパシーを感じたりもしており、感想もついつい気合が入る…と、これも毎年申し上げておりますね〃'∇'〃)ゝエヘヘ

でもって、今年はなんと、5年目にして驚愕の展開がございました。
キモネタバレなので、コトの真相は次ページ「まとめ欄」に書かせていただきますね。
ヒントは各号特集=SSのお題…かな。

【参考・過去5年間小説リンクス特集名一覧】
08年…「裏切り」「誓約」「リベンジ」「服従」「オヤジ」「プロポーズ」
09年…「媚薬」「フェチ」「獣」「攻め×攻め」「背徳」「宿命」
10年…「任侠」「再会」「躾」「暴君」「未練」「衝動」
11年…「傷」「乱交」「ヒゲ」「同棲」「お伽話」「マーキング」
12年…「リーマン」「初恋」「メガネ」「国際結婚」「秘書」「同級生」

さらに、「5年目」記念として、今回から感想形式をチト整え、【読前予想】→【読後結果】の構成にいたしました。
【読前予想】…お題イラストを見て浮かぶつれづれ
【読後結果】…SS読んだ後の感想
わたくしのトンチンカン予想(という名の妄想)と、その結果をお楽しみください。
もちろん恒例のTOP1も発表、さらにさらに今年は特大miru-ha杯が出てます!
※miru-ha杯…イラスト・作品の出来に関係なく、わたくしがほほう☆と思ったキラリセンスに差し上げる杯←別名・自己満足に乾杯☆


ではでは、前説はこの辺で。
未読のお客様にも楽しんでいただけるよう心掛けますが、なんせ特殊企画小冊子なので力不足はなにとぞご容赦をね♪ また、毎年恒例・本音でぶつからせていただいてますので、ピリ辛スパイシーコメントも点在してますことご了承くださいませ。

あ、もちろん激ナガですよ!読む前にトイレは済ませておきましょう☆

 
                                                  



【過去記事リンク】





 
◆感想記載順
  ■絵師名×作家名  イラストテーマ「OO」
  「小説タイトル」 ジャンル:
  感想
   の順です。
 ・感想は、今年から【読前予想】→【読後結果】の構成になってます 
 ・赤文字…お気に入り またはテーマばっちり!


◆表紙イラスト編 
       
       



 ■笹生コーイチ×谷崎泉      テーマ :「リーマン」←今号のTOP1 
「how to count kiss」   ジャンル:リーマン
【事前予想】
テーマ=ジャンル、超王道萌え食材「リーマン」が今号ファーストキッチン?です。王道ながら今まで取り上げたことがないなんて不思議〜。 
…でもなんでもなくて、ファンタジーBLのパイオニア=比較的若年層対象だったリンクスさんが、ターゲット層を広げてきたってことなのでしょう。

ネタとなるイラストも、スーツ姿のイケメン2人という以外これといって特徴がない=無味なので、かえって色々味付けできる〜作家様の腕の見せどころではございます。
が、「王道」だけに読み手側も数こなしてる=目が肥えているので、そう簡単には唸らせることは出来ないんじゃないかなー。

【読後結果】
のっけから唸ってしまった。うううむ、やられた☆

学生時代(それも中学生^///^)、2人の間にあった友情よりも濃い想い。再会を機に、あの想いに今度こそ名をつけようと、あの日々と同じ行為を繰り返す…。
リーマンラブ=大人同士の恋愛で、あえての「キス」メインのトキメキ!初恋の切なさと大人恋愛の醍醐味=駆け引きを巧みにブレンドさせた、洒脱でワンダフォーな一本でございます。

でもって、イラストの攻受2人のイメージを完璧に拾っていらっしゃるのがこれまたすごい。このお話のために描かれた2人…に思えるもんなぁ。
2人が飲んでる缶コーヒー(同じ味)さえあの時の思い出で、離れている間もお互いこれしか飲まなかった…的秘話がありそうです。
うむ、これは完全にイラスト越えでございます。小説うま過ぎ。トレビアン☆

 ■高嶋上総×火崎勇       テーマ :「初恋」 
「花に魅る」          ジャンル:大正ロマン
【読前予想】
柔らかいお色遣いで、実らぬ初恋…ぽい切ない結末まで想像させるイラストですね。
左男子が完全に明治・大正時代の書生さん風ご衣装なので、どうやら遊郭もの…かな。遊郭と初恋って悲恋か再会だよね。となると…?

【読後結果】
大正時代、芸術を愛するお大尽に見いだされ、蝶よ花よと(才能を)育てられる画家と歌手が惹かれあうお話。
なんちゃってOO時代ではなく、実在の時代を明記した潔さがいい♡ 短編で実在の時代モノってそれだけでかなりの挑戦だものね。
正直なところ、「大正」描写を含めモロモロかなりゴリ押しなのですが(笑)、興醒めギリギリを見極め、ドラマチックに着地するまとめ手腕がお見事というか、さすが多作系ベテラン作家様でございます。

でもって、この絵で遊郭ものにしなかった、作家様のプロ魂にまたも惚れた。
おいらやっぱり、火崎さん好きだ(о´艸`)

 高階佑×バーバラ片桐      テーマ :「メガネ」
「波の音」             ジャンル:リーマン
【読前予想】
キャー♡♡今年(今号)もっとも楽しみにしていた、高階さんのステキメガネよおおおおおおお!
スッキリと目を引く佇まい、抑えても滲む艶、凛とした美しさの極上のメガネ男子でございますね!
後ろの銀縁眼鏡攻様(仮定)、麗しいスクエア眼鏡受様(暫定)を見つめながら超ハアハアしておられますね(笑) そしてそんな彼らを見てハアハアするわたくし。うむ、これぞ正しい腐の連鎖。

この美しいお2人を美味しく料理するのは、オトメゴコロ作家☆バーバラセンセでございます。
王道からヘンタイまで幅広い「メガネ」需要の中、オトメゴコロな切り口でメガネをどのように魅せてくれますのか、期待度満点です♪

【読後結果】
「期待度満点」って、言い換えれば、合格ラインのボーダーが高いですよってことでもございます。その点バーバラセンセの覚悟はすごかった。イラストを敬い、挑む作家魂がタイトルに表れております。

このタイトル、とってもイイ。このイラストと「波の音」から想像する恋バナ…そうそう思いつかないです。いやがおうでも、期待を高めて読み進めてしまうではありませんか。
作家様自らがプレッシャーを加重する、まさにプロの矜持を見る思いでございます。

恋多きゲイ人生を謳歌するイケメン営業マンが、気になる後輩=ツンデレ美人さんと一夜の…な、お話。ベタな中にもえぇっ?という驚きもあって、エロもきっちり入れてくれて、「波の音」の謎もオトメチックに明かされて 楽しくまとまった掌編でした。
惜しむらくは、「メガネ」が全く活かされていないってことかな。メガネなし状態でもこのお話は成立しちゃうからねー。
イラストを細部まで拾ってキャラを起こして下さってるだけに、例えばあの日の彼がかけていたのと同じタイプのメガネ愛用だとか、コンプレックス(メガネ)を褒めてくれたとか、この2人の恋になにかしらメガネが係わっていてほしかったな。


 高峰顕×妃川螢          テーマ :「国際結婚」
「薔薇の求婚」         ジャンル:花嫁
【読前予想】
イラスト的には描きやすく、ストーリー的には書きにくい、とっても難しいお題。

恋バナのゴール=結婚ですが、短編でこのゴールまで辿り着くのは結構な難業でございます。
しかも今回は「国際」を明記してありますから、リンクス様お家芸=不思議な力で常識を越えられる「ファンタジー」な異国ではなく、実在の異国と日本国間に限定された「国際」を描くため状況説明に字数をやたら取られる(ハズ)なのでございます。

でもって、今回のイラストは、わざわざどちらが攻めかはっきりしないよう描いて下さってます。つまり、BL界の常識を破る、まさかの日本人攻め×外人受けもありえるんだよ♪
この小冊子の存在を考えた上でこうしてくださったのではないかな〜。絵師様の遊び心が垣間見える1枚です。
でも残念ながら、この作家様はソコを受けてたつタイプじゃないな〜、きっと。

【読後結果】
リンクシュじゃなくてビボイですか?とお伺い立てたくなるような、華やかゴージャスな恋バナでございました。受けて立つことはやはりございませんでしたが、この作家様の良さは他にあるものね。

正式な「国際」結婚の証明として「結納」を持ってくるとは、あっぱれです♪今や廃れつつある日本の冠婚葬祭事情に精通してる=受けをめっちゃ愛してるってことですねw
夕焼けの海で、はたまたフレンチレストランで(笑)、給料3ヶ月分の指輪と共にプロポーズが庶民ウエディングのセオリーですが、国際的ファッションリーダーセレブは違うよ?!
想い人の名を冠する新ブランドを立ち上げて、国際ケーブルニュースを使ってサプライズギフト(結納)、もちろん、指輪と誓いのキスも外しませんキャッ(//∇//)
わぁお、なんてお幸せな花嫁さん♪ つか、この花嫁さん、色々と流され過ぎじゃね?経営者としてはかなり心配ですが、ヨメとしてなら可愛くてたまらんですね


 佐々成美×かわい有美子    テーマ :「秘書」 
「アフターディナー」       ジャンル:リーマン(下剋上)

【読前予想】
佐々センセーすごすぎる☆「双子」の「秘書」発想に痺れました。もしわたくしがショート書くならこれがイイーッ(≧∇≦*) 

【読後結果】
…などという身の程知らずな考えは、かわいセンセの本編読んで吹っ飛びました。すごいな、コレ。本番どころかキスすらしてないのにえろい。エロいですよ!

右から左から(笑)、囁かれ、触れられ、染められて、「似」て「異」なる2人の人間=双子属性を活かしまくったドルビーサラウンドな攻めっぷりに萌え萌えです(//∇//)
おまけに「秘書」だから、敬語役職攻め「専務」バージョン&ここぞの時にタメグチチェンジという、わたくしの言葉攻め系最大萌えツボもごり押し、加えて腹黒ですよ?!いやーん、カ・ン・ペ・キ★

でもって、小説そのものが上手いというか美しいというか、とにかくお見事です。
冒頭から締めまで綺麗な流れ、まるで終わりから遡るように書きあげた感じ?全体をしっかり離見しないとこうはいかないよな〜、うむ、これぞプロ。
その上引きもイイんです。はよ続き持ってこーーーいっ!!てところで終わってるのよ、続編切実希望!いやもう単行本化して下さい。

毎度思うんだが、佐々センセって完全手塗りですよな…。繊細かつ美しいかつ安心安全(狂いなどからくる観賞不安がない) トレビアン❤

 ■円陣闇丸×水壬楓子        テーマ :「同級生」 
「左利きの誘惑」          ジャンル:学園(全寮制)

【読前予想】
この小冊子シリーズ唯一の皆勤絵師様・円陣様の今年のご担当は「同級生」、なんと学生モノでございました。円陣様の学生カプ(攻受共に制服)って初めてみたかもお♪
体育会系攻め×委員長受け(若干魔性)で、ほぼ間違いないでしょうv^^

【読後感想】
タイトル見て、はじめて気づきました。ホントだ、左利き!
イラストをしっかり受けた胸キュンストーリーで、全寮制ならではのトキメキに満ちております。予想はまあアタリ、でも「魔性」は今後のお楽しみです(笑)

利き腕同士で手を繋げる…。うん、そうね、これこそ学生交際の醍醐味よね♪
でもって、向かい合っても利き腕同士で手を重ねられる…、と、身もココロも大人になった時気づくわけだね。うん、いいエロだね←考え過ぎです

ラストの一行、これまたいいですね!
「何かが始まる予感がしていた…」
いやいや、もう始まってるから(//∇//)

                           *


ここまでで半分ですが、今年はハズレがない…。

◆ピンナップ編 
ここからはピンナップ編=画像がございませんので日ごろ鍛えた妄想全開でお願いいたします
 ■三尾じゅん太×松雪奈々    テーマ :「リーマン」 
「見えない行先」       ジャンル:リーマン

【読前予想】
絵師様、作家様共に初登場☆コタ以降の三尾さんのご活躍は素晴らしいですね。「淫魔〜シリーズ」で抱腹絶倒させて下さった松雪さんとのコラボです。

泣きボクロも艶やかな(推定)受男子、勝気な猫ちゃんタイプでしょうか。壁ドン!から強引グマイウェイ(死語)に迫る攻様の瞳はブルーでございます。はたして小説はここ拾ってくれるかな〜?

【読後結果】
残念ながら、イラストが顕してくれていた美味しい個性は拾われておりませんでした。
お話的にはやや狙いすぎたかな…?カラダの関係があるかないか=謎解きをストーリーのメインに据えたせいで、この恋バナの最大のキモ=Hに至るまでのやるせない気持(片想い同士で関係に踏み切った事情)が伝わってきにくかったです。
限られたページを謎解き用のフリに割きすぎて、どこが重点かわかりにくくなってしまったというか…。
ん?でも、タイトル「見えない行先」って、まさかそういう意味じゃない…よな?


 ■雨澄ノカ×和泉桂       テーマ :「初恋」 
「記念写真」        ジャンル:学園
【読前予想】
右サイドバー「絵師別カテゴリー」にもお名前あげてある、わたくし期待の絵師様・雨澄ノカさん、ついに登場でございます♪
テーマ「初恋」に相応しいピュアで甘やかなイラストでございますね。セピアカラーでまとめてあるのは、遠いあの日の、思い出の初恋だから…って解釈でいいのかな。
小説ではその辺どのように表現してあるでしょうか。作話ご担当が、研究熱心な和泉センセなのでセピア=過去をしっかり拾ってあると思う…。

【読後結果】
予想はばっちりビンゴ!でございました。

高校時代の同級生、片想いのまま別れて10年後に再会したらお互いずっと好きだった…な恋のきっかけとなる、10年前の思い出の写真というご解釈でございます。
10年間互いに片思いし続けているのに出会いは偶然って、どんだけ気が長いお2人なのか(笑)とは思うけど、初恋が最後の恋ってシチュはステキと思うです。

ただのクラスメイトだけど手を繋いで写真撮るとか、ありえへん仲良し男子っぷりなのに不思議とこんな2人もいそうな気がして萌えました。
でもって、この瞬間をとらえたカメラ小僧にも腐の匂い…(笑)

 ■青山十三×橘かおる      テーマ :「メガネ」←今号最難題イラスト 
「眼鏡の魔法」       ジャンル:3P(未遂)
【読前予想】
腹黒系眼鏡男子2人にムかれて、眼鏡着せ替えされちゃう受…わははは!超イミフで楽しい!
表紙絵には絶対できない、ピンナップならではの1枚と申せましょう。イイね
でも、このイラストからお話作るのは難しいだろうな〜。ファンタジー大好き作家様だし、リンクス様お家芸☆腐しぎ遊戯がそろそろ来ますかねー♪

【読後結果】
あれっ?ファンタジー関係なかった…リンクシュなのに…橘さんなのに…。

目をつけたノンケ&オボコな受を快楽の虜にしようと、攻組2人が用意周到な罠を巡らせるヤンデレ蜘蛛の巣ラブ。もちろん、初めてでも感度がイイ♡イノセントビッチな受体質はお約束です。

このまま変態ちっくに終わってくれればよかったんですが、「メガネ」とりこぼしならじ!と作家様ががんばってくださったおかげで、少々おポンチな「禁断のエロス」が最後に加わってしまいました。
攻組2人は、「裸メガネ」にゾクゾク❤属性なので、お互い自慢の逸品(メガネ)を持参し、どっちが受に似合うか競争だ!とニヤリ笑うのでございます。
メガネもアレもハメながら(下品ですみません)、オレだオレだと小学生レベルの言い合いをする攻様2人…ぶはっ!イラスト通りなんだけどね、読むと…ね( ̄m ̄〃) プッ
それにしても、このタイトル…。作家様ご自身がおつけになったと確信できます(笑)

作家様の巻末コメント(3Pの三角)が面白かったです。ここ書いてほしかったなー^^

ちなみに、今号収録全12枚中こちらが唯一の肌色イラストです。
チOビがたった一人前なんて、これも時代でしょうか…><。


 ■青井秋×葵居ゆゆ           テーマ :「国際結婚」 
「いつか、その日が来たら」    ジャンル:年の差

【読前予想】
なんと繊細で美しいイラスト…。しかもお珍しい横長タイプ。雑誌収録されたピンナップはかなりの存在感だったことでございましょう。新書サイズの縦長小冊子だと、縮小度が高くなってしまって残念です。

でもって、まいったな、5年間この小冊子見てきてこんな迷いは初めてです。
このイラストって、「国際結婚」テーマで描き下ろしたんだろうか?なにか別作(絵師様マンガとか)の扉絵などでなく、純粋に、このテーマのための描き下ろし?だとしたらすごいぞ?←もう一枚の「国際結婚」と見比べると非凡さがお分かりいただけると思う 

例えばたった一人、飛行機雲を見上げるだけでも「国際結婚」は表現できます。これはそんな1枚です。テーマ無視かと思える中に確かにテーマも存在する、豊かな感性に脱帽いたしました。
    いやもう、特大miru-ha杯を貰って下さい!!

これは作話のし甲斐があると思います。作家様は新人様でしょうか?いいのに当たったよね♪

【読後結果】
えーと…。驚きました。
清々しいほどのお題おいてきぼりでした。日本が絡まない、外国人同士の結婚も「国際結婚」ですが、BL界でそれはマレです。でもそういう挑戦、わたくしは好きです。
でもでも、今作はそれでもなく、19世紀イギリス貴族のご子息とパブリックスクール教授=生粋のイギリス人同士の、「恋が始まる5秒前」なのでございます。
だ、大胆というか、自由というか、もしや、わたくしの小冊子コンセプトの理解方がおかしい?
でも、今号作品全部、つか5年分読んできてもここまでフリーなのは初めてよ?(笑)

せっかく絵師様が、非凡な感性の中にも「国際結婚」の糸口をそっと紡いで下さってるのに、そこだけ拾わず、後はイラストとの雰囲気ばっちりなお話。う〜ん、問題作^p^



 
 ■樋口ゆうり×高原いちか       テーマ :「秘書」 
「ギャング・スターの悲劇」   ジャンル:アングラ

【読前予想】
うーわー!この絵師様の新作をお久しぶりに拝見しました。本誌で六青みつみさん「騎士と誓いの花」のコミカライズを別絵師様(九重シャムさん)で連載中なので、その絡みでしょうか。(原作小説の挿絵をご担当されていた絵師様です)
この絵師様も全手塗りですね、ゴシック調の背景まで手描きとはすごいな…。でも、タッチというか、選色が随分変わられたような…?色を重ねてるというより、くすんだ感じの不透明感が気になるな、もしかしてどこかご体調がよくないのかしら…

これまた横長のお珍しいピンナップ。2枚続いちゃったのがもったいなかったなー。
それにしてもすごい「秘書」様です(笑) ヒゲムキのワイルド社長を襲っちゃうのか〜、美人秘書の誘い受じゃなくて、まさかの社長オヤジ受?

【読後結果】
よっしゃー!オヤジ受〜っ(*≧∀≦)ノノ゙☆゚・:*。+ しかもオール外国人キャスト!(2人しか出てこないけど) 
今号は過去にない=マレな作品が多いなあ、それだけ作り手側(作家様というより出版社)がしなやかになってきているのかな。

落ちぶれきったギャングが、逮捕を前に、今まで顎で使っていた秘書から「退職金」を請求されるお話。アングラで借金のカタといえば、そりゃもうアレしかございません。
すえた匂いと軋む椅子の音。汚れ堕ちた中に見つける純情。五感を刺激する、なかなかのお味でございました。


 
 ■いとう由貴×端緑子    テーマ :「同級生」 
「恋するメロンパン」   ジャンル:

【読前予想】
こりゃまた可愛らしい「同級生」だこと♪ 個性派絵師様の多いリンクス様ではチトお珍しい、イマ風男子でございますね。PIXIVとかで大人気!なイメージです。

メロンパンを嬉しそうに差し出す美人受(推定)、きっと普段はクールなのですが、彼の前だけ極上の笑みを見せるのでしょう。片や嬉しそうにメロンパンおすそわけしてもらってる攻(暫定)は、典型的わんこタイプ。自分の分をとっくに食べちゃった攻めはちょーだいちょーだいといつも受子君の分まで食べちゃうのですね。そこを見越して、攻めのためにメロンパンを毎度購入&わざとゆっくり食べて攻めに食べさせてあげる。はい、女王様系ツンデレキタ―(゚∇゚)→ッ!

【読後結果】
おーっ、そうきたか。予想は半分アタリで半分ハズレでございました。
一人称視点を上手く使ったどんでんストーリー。最後の数行でひっくり返すとは、短編ならではのサプライズでございますね!←長編でこれやったら夢オチに準ずるイラッと感
ひっくり返ったことで、これまでほのぼのと読んできた2人のじゃれあいが、すべて、攻めによる狡猾な策略に思えてきます。攻めは全てお見通しの上、巧みに罠を仕掛けていたのでしょう。きっと自分が天真爛漫ちょっとヘタレワンコに見えることすら計算に入れてるんじゃないかな、うわー、高校生のクセに怖わー♪
間接キス(と言えるかどうかも微妙)しかしてないのにエロ妄想できる…。う〜ん、これも面白い。
                          

                            


【まとめ】
お疲れ様でした。 12本はやっぱり多いよね^^; 

TOP1はかわいセンセと迷ったけど、谷崎さん作品にいたしました。最初の1文と締めの1文がタイトルやテーマと綺麗にシンクロしていて、小説として美しかったです。高原さんといとうさんも面白かったけどねー。

今年はお題が超直球、初心?に戻ったかのような素直な萌え特集でございましたね。難しいと書いた「国際結婚」も例年ならば易しい部類に入るものでございます。どんなマニアックなお題が来るか毎年密かに楽しみにしていたので、この変化は正直申せばちと寂しいな。

でもそのせいなのか、今年は小説の質がとても高かったです。(ナニ様ビジョンですみません) 
どの作品にもどこかしらキラリがあり、毎年1,2本みられる、書き手様だけ楽しんでるオOニー小説が1本もございませんでした。5年目にしてひとつの頂点を見た思いです。

エロは年々減少傾向、今年は3本(下ネタ変換可)ですが、その分、腐女子の本分「妄想力」に訴える作品が格段に増えました。これも良質な証拠といえましょう。

イラストは、miru-ha杯を差し上げた青井秋さんと、高階センセのメガネ、佐々センセのウマ萌え秘書さんの存在感がダントツだったなー。
表紙絵ならば店頭で衝動買いを誘えるパワーを、ピンナップなら壁に貼って部屋を飾りたくなるようなトキメキを、美しさの中に追及していっていただきたいと思うのでございます。


でもって、「驚愕の展開」、お気づきいただけましたでしょうか。
12本よーく見てみて…?ね、無いでしょう?リンクス様お家芸=ファンタジーが!
毎号少なくとも4本は入っていた人外、もふもふ、魔法王国系ファンタジーが見事に姿を消しているのでございます。ナンテコッター 獣、ケモミミ、お伽話といかにもなお題が封印されたせいもあるのでしょう。

今年から小説誌とコミック誌が合冊され「月刊リンクス」にリニューアルとなったりと、なにやら出版社様サイドの本気のテコ入れを感じます。
ただ、テコ入れの結果、この小冊子がなくなっちゃう可能性があるのが悩ましいです。今のところ、隔月発行ピンナップ付きという雑誌形式は変わらないので、来年も発行されると信じてはおりますが、イラストにコミックSSくっつける…とかはご遠慮願いたいと切に祈る次第でございます。←起用絵師様の範囲が狭まる&ますます小説離れが進むから
                              
                           *

アンソロジーやこういった短編集感想を書いていて毎度思うのは、長編だと「あらすじが全筋」はダメ作品の典型ですが、短編だと「あらすじが全筋」は褒め言葉になるってことでございます。
綿密に、隙なく構成されている掌編はムダがない=端的にまとめられないのでございます。

過去5年で最も感想書きにくかったのが、忘れもしない、6周年号(2009年)掲載・六青みつみさん「忠誠の代償」です。
同号最難題お題に相応しく、練りに練られた骨太複雑ファンタジーだったため削りどころが見つからず、感想=全筋紹介になるぐらいならいっそ書かない方が…ということで、「お疲れ様でした!」の1行で終わらせた、わたくし的白旗作品。
今年単行本化&シリーズ化された時はガッツポーズでございました。そうだよ、あれで終わらせるのもったいないよ!この全サあってこそ生まれた、傑作もふもふだよ!



ということでリンクス様、今後もこの小冊子企画をぜひ続けて下さいませ。
特大miru−ha杯をまだまだ差し上げたいんです、年寄りの楽しみを奪わんといてくれ!





最後まで読んで下さってありがとうございました。
年内にあと1回、いや2回は更新がんばるよー♪←こころざし低っ!




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Comments

■liOO様
MERRY CHRISTMAS♪
ご無沙汰してます、最近お話してないけどお忙しいのかな、お怪我は無事治ったかしらと案じておりましたが、まさかそれほどお忙しかったとは…。

私も仕事大好き人間&頑張ればなんとかなるならとことん頑張っちゃうんで、根をつめちゃうお気持ちとてもよく分かるんですが、仕事で体壊しても会社は責任取ってくれませぬゆえ、どうか無理なさらず、ご自分の身体のことを第一に考えてあげて下さいませね。
ヤバいと思ったら休んでいいのよ!周りに迷惑はかけるかもだけどいなきゃいないでそれなりに回っていくんだよね^^;休んだあとがいろんな意味でコワイけどねー(笑)

疲れてると萌えどころじゃないですよね、冬休みは気力・体力・萌えをたっぷり充填してくださいね♪

未読でしたらハダカメガネ( ̄m ̄〃)プッ お貸ししますよ、補てん燃料としてお気軽につまんでおくんなまし☆

comment by: miru-ha | 2012/12/25 23:39

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