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「初恋姫」凪良ゆう/街子マドカ(作品No.4) 〜共同祭り☆BLトラベラーのみずほさんと凪良ゆう作品コンプを目指す

 
華族の流れを汲む企業グループ、佐治家の末っ子、花時雨は、蝶よ花よと育てられたまさに深窓の“お姫さま”。祖父の命を受け、ご先祖さまの主筋となる下町の定食屋の危機を救うために、住み込みで手伝いに入る。とはいえしょせんはお姫さま育ち。慣れない仕事に失敗ばかりしてしまう。さらに若主人の上月一心を好きになってしまい…。
お姫さまの初恋。だが一心には秘めた想い人(しかも♂)が。

皆様、こんばんは。
外の空気も「そぞろ」から「冷まじ(すさまじ)」へと変わり、秋もそろそろ終わりでございます。
わたくしも、2012年秋いっぱいかけてお送りしてきた合同学園祭のフィナーレを名残惜しくも華麗に決めるべく、今週はイッキに攻めていきますよー♪
「BLトラベラーのみずほさんと凪良ゆう作品コンプを目指す」

本日の拙宅模擬店は、「初恋姫」(作品No.4)でございます。

こちらも今企画のための初読み作品。初恋の姫とはなんとも可憐な…(˶‾᷄ ⁻̫ ‾᷅˵)
さぞかし賑やかで甘酸っぱいレモンケーキのようなラブストーリーなのでございましょう、初恋はレモン味っていうもんね!

などと、唾液じんわり(レモンに触発、笑)でウキウキ読んでみたらば…。

甘いは甘いが案外しっとり、う〜ん、なんだろ、和三盆のような、酒粕まんじゅうのような?←??
深刻に悩んでいるわけではないがどこか心寂しい夜、自分に読み聞かせる大人の童話でございましした。
大人の童話といってもアダルトな艶話ということではなく、王子と姫(♂)が織りなす夢の世界に気持よく遊べるという意味での童話=お伽話です。
夢を見た後、夢路につく。最高の睡眠導入法ではございませんか。 


◇イメージソング                                              



叶わない恋だと知ってても、いつも一番近くで君を見てる

片思い…。
苦しいだろうが楽しんでおくれと、いま片思いしている若人様にそっと伝えたくなるのは、大きなお世話だよなー、やっぱり^^;







  ◆イラストチェック/街戸マドカ コミック派                              
今回はカラーとカットをご一緒に
カラー★★★☆ カット★★★★
5年目にして初イラストチェック!今までなかなか取り上げられなくてすみません><な絵師様です。(「黒猫チビの夜想曲」で取り上げるつもりが結局お流れになってしまったのねー)
パッチリお目々に華奢な手足、典型的なコミック派絵師様ですね。表情も豊かで、甘く華やかなコメディ作品との相性ばっちりです♪

今回の表紙絵は、柔らかなトーンでとっても優雅でございますね♪これまで拝見してきた、もっとくっきりはっきりのビビットカラー画とは全然違った雰囲気で、わたくし、とても好きでございます♪
ただ、イラスト評価に関係なく、口絵のない作品はマイナス☆と決めているので、もうしわけないが評価は★3.5です。(ってことで花丸さん、そろそろ口絵つけましょー♪)←たまーについてるのあるんだけどね、レギュラーでつけてって意味ね

カットもこれまた素晴らしい。1枚目の人物紹介的ファーストカットから、途中〜ラストに至るまで、1枚として魅せる工夫を惜しんだものはなく、テクニック的にも非常に上手い。(エラソーですみませんが、でもどうしても上手いなー!と唸っちゃうんだもん)
さすがベテラン絵師様です。なかなか個性的なお顔の描き方をされる絵師様なので(特に攻)、そこだけは好みの問題かな。


◆本編感想                                               

気持よく読みました♪
                   
安定の末っ子コメディシリーズだとか、ここまで忠義にこだわる家訓ならもっと早い段階で主筋の没落は察知できたろうとか、やっぱりみんなデフォホモなんだねとか、ツッコミどころはあるっちゃあるが、姫こと花時雨(はなしぐれ)ちゃん、通称花ちゃんが浮世離れに可愛いので、些細なことはだんだん気にならなくなっていくんだよなー。
                             *

姫君。プリンセス。

ドレスとか、教会で結婚式とか、お姫様抱っことか、オトメの憧れてんこ盛りで花咲ける恋愛道をまっしぐらに突き進むのは、西洋のお姫様でございますね。
恋に生き、冒険し、想いが通じたら「幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし☆」でエンドマーク。
善く食べ、善く飲み、善く眠り、今この世を生きる逞しい「人」の姫ならではの夢(ドリーム)物語と申せましょう。
かたや東洋(日本)の姫物語は、かぐや姫とか瓜子姫とか、やたら物悲しい結末が多いですが、これは「姫」に神性を見ているからではないのかな〜。姫は比売(ひめ〜女神の名前)に通じるものね。和魂と荒魂、あの世とこの世等、目に見えない「魂」を核とした夢(スピリチュアル)物語…なのではないでしょうか。
そう考えると、西洋のゴースト(悪魔)と日本の幽霊の違いも、なんとなく説明できる気がするんだよなー、余談ながら。

でもって、BLとは日本発信の夢物語でございますから、その文化の歩みと同じく、洋の東西のいいとこどりができるってことなのだね。うむ、まさしく大人のお伽話。


大人がお伽話を読むならば、その寓意を探り、得た教訓を自分の血肉としなければね。
ってことで、本作を読みわたくしが得た教訓は、

男の「絶対」は信ずべからず。

です。

絶対変わらない☆ 絶対に君を守る。絶対すぐに終わらせる! 絶対に痛くしないから…。

嘘つけっ!(笑) 


といっても、下町育ちの粋でイナセな王子様・攻の一心が特に嘘つきだとかいい加減ということではなく、むしろ、その名のごとく、一心に誓う決意に嘘はない男なのですが、姫こと元華族の箱入り息子・花時雨クンのキャラが立ち過ぎて、が、その独特の強さ、清らかさで彼の心を毎度動かしてしまうのです。
思い人が他にいるとか、育ちが違うとか、借金でミジメとか、一心の意地や迷いは普通の人なら誰でも思い悩むことですが、花ちゃんは、そんな人が言って欲しい言葉やしてほしい行為を迷わない。
心変りは不実なことではない、その後の行動が不実に繋がるんだ、迷いどころを間違えるなときっぱり言いきってくれる花ちゃんが 姫なのに騎士のようにカッコイイです。
遠慮がないとか空気が読めないとかではなくて、確固たる信念のもと相手に踏み込む勇気があるんだな。

こういう強さ、面白いよね。竹のようなしなやかな強さというのでもなく、う〜ん、いってみれば暖簾?佇まいが美しく、いくら腕押してもスカっとかわされるけどすぐ元通り〜己の在り方を崩さない…みたいな?
暖簾に腕押しをむなしいと感じるやからにはこの良さ・強さは分からないのですが、一心のような、頑固で不器用で自分を曲げられない気質の人=強がりを認められない人は、どうぶつかっても取り乱さずの(かといって不動=無神経なわけでもない)花ちゃんの強さが眩しかったのではないでしょうか。
それもこれも、良質の愛と恵み(という名の肥やし)だけ注がれて育ってきた花だからこそ持てる清らかな強さゆえでございます。

歴代末っ子キャラでも1,2を争う個性派花ちゃんですが、個性=深窓の令嬢ぶりが嫌味でなく、この清らかさを守るために、祖父も兄もお目付役の真田さんも、御隠居やホームレスのおじさんに至るまで全力で戦う気持ちがよくわかります。汚れは私が引き受ける!みたいな?(笑)
わたくしが妹2人を持つ長女なので、余計にそう思うのかも。
こういう令嬢に恋愛感情を抱くのは結構難しい気がしますが(肉欲と庇護欲はなかなか両立しないものですよね、普通は)、一旦抱いてしまったならば、その想いは一生ものになってしまうのも無理からぬことです。
つまり、花ちゃん限定で、一心の「絶対」は信用ならないってことに…。←想いは日々深まっていくので「(恋心は)絶対変わらない」も成り立たないって意味ね

もうこうなったら結ばれるしかない!ってことでこのお2人、お初エッチシーンでかなり盛り上がってくれちゃいます。おかしな誤解に軽妙なやりとり、なにより、出前届けにきた初めてのお屋敷(花ちゃんの自宅)で明け方まで励むって…わはははは!
いくらでも切なくできるシーンなのに盛り上がる方向が違うよ、サービス満点だことプッ ( ̄m ̄〃)


ラストはもちろん、お伽話のお約束「そして2人はいつまでも〜めでたしめでたし❤」です。

まあ、なんだな。
男の「絶対」は信ずべからず。と、わかった上で信じてやるのが女の度量。
さらには、姫になりたいならば、信じた上で背中を押す!

間違っても、嘘つけっ!ってツッコンじゃーいけないのね^^;











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[小説・作家名な行]凪良ゆう | comments(3) | - |

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Comments

◆かOO様
一番ポチありがとうございます、初恋姫 ちょっと意表をついてておもしろかったですよ〜♪
でもって、BL史上じゃなくて、既読凪良作品中TOPクラスの個性派ちゃんって意味でした。表現力が足りずすみません><。
高尾さん新刊私も買わなきゃいかんな、今週はやたら忙しくて書店にいくひまもポチる時間もないんですー
まぁ、高尾さんは逃げないよね♪


>秘密のセフレちゃん
これ気になってたんです!おっしゃる通り絵がウムム…で手を出す勇気が出なかったんですが、そうか、やっぱり面白いのか!食わず嫌いはいかんよね、よし近々いってみる!!

>いつきまことさん
可愛いお絵柄ですよね〜♪でもわたくしこの方のコミック持ってないのに何で絵を知ってるんだろう?
挿絵見たのかなー。でも作品名でてこないなー。 
「ボディガード〜」面白そうですねー(*´艸`)リストアップしとこっ♪

それにしてもかOO様のコミックアンテナはすごいです!
どうやっておもしろマンガを見つけてこられるのでしょうか、その技伝授してくれえ☆
comment by: miru-ha | 2012/11/29 23:45
◆みOO様

待望の初読みでございます、ホント攻より受のほうがずっとオトコ前でした。姫なのにねw

確かに凪良さんの描く主人公に王子様タイプは少ないですね。人ならではの弱さから目をそらさないというか…。
かと思えば小説ならではの「天涯孤独」設定も健在で、「夢」と「現実」への拘り方が面白い作家様だなあといつも思います。

挿絵については…気があうね〜私もよ♪(笑)

comment by: miru-ha | 2012/11/30 00:04
■にOOこ様

「初恋姫」はお察しの通り未読作でございましたので、にOOこ様と同じく凪良作品コンプの萌え友様よりお借りいたしましたのです。未読4冊全部お借りしたので、めでたく全制覇となったのでございますねー♪
初恋〜は、笑撃デビュー作の次に出たコメディだったので、前評判というか、期待ハードル高かったと思うんですが、がっかりさせないクオリティがすごいと思いました。特別賞、とってもわかります♪
やんごとないゆえの姫の異世界人ぶりがおもしろかったですよね。
強さにもいろいろあるっていうのはよく言われることですが、花ちゃんのような強さ=腕力ではない強さとは、女性が男性に対抗しうる強さってことだものね。
男と男が愛を語るBLで、しかも、コメディで、女性にエールを送るような「姫様」がとってもおもしろいと思いました。
それだけにお相手の弱さが惜しいっていうか、オカメな当て馬クンを通してしか存在感がないのがもったいなかったかな〜。


>木原さんの某作品
う〜ん、これなんだろう?吸血鬼…?
わー、気になる!教えてください、ぜひぜひ!!


comment by: miru-ha | 2012/12/14 22:32

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