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「ドアをノックするのは誰?」 鳩村 衣杏/佐々木久美子

「勝手にBLグラミー・2008 最優秀短編賞」受賞作です。
やっとここまで来ました。

ものごっつ面白かったのに記事あげられなかったのは、ひとえにイメージソングが難しかったから。
1回目はそのコメディっぷりに笑い、2度目は感動ドラマとして涙し、3度目はやはり笑い…が繰り返されちゃうんです。萌えどころも毎回変わってしまい、もはや暗記状態。「春はあけぼの」です。

ちょいワルおやじと美人未亡人の「いとおかし」な恋物語、ネタバレもりもり感想とイメージソングは↓↓



 

   ◎イラストチェック
カラー ★★★★
「SH(シュガーハイ)」の時もいいましたが、作品によってガラッとテイストを変えてくださるところが非常にツボです。「プロデュース」に並々ならぬ意識がおありと推察致します。プロ意識の高い絵師さんです。も、ドツボです。
カット ★★★★
オヤジが!シガーバーの2人にゴン!と何かが脳天直撃。でもほぼ同い年…オヤジっていってはいけないのかしら。花背負った美少年はちょっと笑えました。切り絵風のペンタッチ「いい」!

◎本編感想
基礎体温かこの本か。

毎回変化する感想内容は体調を図るバロメータとしてお役立ちです。
ニタニタして読んでる時は高温期。ドアを開けてお友達へのお誘いなどもこちらから。
ウルウルして読んでる時は低温期。ドアの内側で編み物などしたい時。しないけど。

ちなみに今の私は高温期です。
「クラッシュ・アイス」書いたばっかりでテンションが落ちません。

BLで美人未亡人を書いてみたいと思う作家さんの発想に脱帽です。やっぱりプロは違うわ。

滅私奉公こそ自分の在るべき姿と信じる受けが見つけた新たな主人。選ぶ基準ははっきり言って先着順。運良く1番手だった甲田に尽くす様は痛々しいぐらいです。手足が欠けているのに痛みを感じない人形のようで、見ている周りだけが辛いのです。
始めは大喜びだった甲田も欠けた部分に気づき始めて顔に縦線。そりゃそうよね、浮気OKなんて普通ありえないですし。とどめに「好きか嫌いかは関係ない」なんて言われては。抱きしめたら抱きしめ返してくれる人間と恋したいですよね。

あれ?これピグマリオンじゃない?おお、この記事書くまで気づかなかった。単純に恋愛をきっかけに自我に目覚めて孵化する男の話だと思ってたわ。攻め側から見るとこうなるのか、なるほど。
冨永は完璧・ピグマリオンコンプレックス。となると甲田は頼久にピグマリオン効果を施した事に?さすが教育者。

人間に生まれ変わった(戻った?)頼久の奇行の数々に(←これが普通なんですが)、妹が心配して甲田に相談に行くシーン。(出来た妹です。ダンナさん果報者)
「キッチンに洗い物が置きっぱなしだったんです」
「ええっ!?」
頼久がいかに超人だったか、これまでの全頁より良く判りました(笑)
我が家のキッチンには今もあります。すいません、いつも自分優先で。

でも甲田も間が悪いですよね。
弟の事でショックを受けて帰ってきて、やっと甲田本人を求めてくれた時にいないのでは木原さん作品だったらここから発狂するんじゃないのかしら。頼久にはそのぐらいの絶望だったと思うな、鳩村さんでよかったです。インフルエンザですんだもん(←知恵熱?)

終盤、教会シーン。
ここらへんが1番温度の振り幅が大きいところです。
妹達の()書きの幼い日のセリフにあわや涙で文字が追えないのですが、そこへ「卒業」さながらの花嫁?略奪。泣いちゃダメ、これはコメディよ?と鳩村さんが教えてくれてるようです。お気遣いに感謝し大笑いします。低温期はその声は聞こえません。そのまま号泣します。
その後頼久の懺悔で泣き、ラストで笑締め。低温期はラストもこんなに素直になれたんだネ、と泣きます。

書下ろし。JR東海推薦、「あ、京都行こう」編。
これ大好き!根本にタンカ切るシーンは高温だろうが低温だろうが笑えます。
その後のH、「淫らになってしまいそう」は名台詞。身体の硬い私がイナバウワーできそうでした。
わははははは!BL以外のどこでこんなセリフにお目にかかれるというの?もう最高!!吉田珠姫さんあたりだと本気がチラ見えするので派手に笑い飛ばす事に良心の呵責をちょっと感じますが、鳩村さんは確信犯ですから心の底から大笑いできます。

どこをとっても無駄のない緻密な構成と、必然のキャラ設定。最優秀賞文句なし。
鳩村さん、舞台脚本もいけるんじゃないでしょうか。場面構成とセリフ、すごく舞台向きです。BLであることを除けば。(←ソコ除いたら別もんじゃんという突っ込み、ごもっともです)
「舞台化したいBL小説」アンケートがあったら絶対これ押します。ないって。

イメージソングはこちら。
 「Walkin’in the rain」 Sweep
PVは
http://jp.youtube.com/watch?v=I7AznpOxq2M
軽快なナンバーと共に伝えるメッセージは、とても前向き。
今は傘で前が見えなくても晴れたところを目指して歩いて行こう、と誘ってくれます。
まさしく「ドアをノック」してくれたんですね。

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[小説・作家名は行]鳩村衣杏 | comments(0) | trackbacks(0) |

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