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「夜叉と獅子」 池戸裕子/羽根田実

ヤクザ×美形の彫師。
縁遠からずの関係で、よくある執着愛かと思えばそんな可愛い範疇には収まりませんでした。
醜い部分を直視してこそ念から愛へと昇華する、と読む側に突きつける重厚な作品。
早くも今年の「勝手にBLグラミー・最優秀賞」候補?です。

ネタバレ感想と悩みに悩んだイメージソングは…↓↓

  ◎イラストチェック
カラー★★★ ☆☆
綺麗でステキなんですけど、作品の重さに比べてちょっと軽いな。特に受。すさまじさが感じられなくてもの足りない。口絵カラー2枚、キャラはいつもいい仕事してくれます。刺青の観音様とっても良いです。
カット★★★★ ☆
カットいい!挿絵だけ見たら木原作品かと思うぐらい(笑)
着物と作務衣が重要な作品なので、もうちょっと和服の特徴・直線が生む曲線を研究して欲しいかなという点と、対の刺青が見たかったので星1つ減。

◎本編感想
ドロドロと絡みつく情念。人を恋う気持は綺麗なだけではないです。読む側にも覚悟が必要です。

攻はヤクザなのでゴリ押し俺様ルールなのは当然として、怖いのは受。
この子に比べたら、攻はまっとうに見えてきます。
刺青を見せつけながら他の男を抱く攻。見せられて衝撃。じゃなく、欲情する受。自分が愛されている錯覚すら覚える。気持を自覚するのに必要な儀式がコレ。壮絶。
全裸で攻の首を絞めながら、ヤクザをやめろと迫る受。これまた壮絶。
手紙を焼き捨てる行為を是とする薄暗さ、別れても想い続ける証しとして対の刺青を入れる激しさ、どれをとってもすさまじい。
刺青に頬擦りしながら(他も擦り付けてますが(笑))恍惚とイっちゃう様に、攻は「犬コロみてぇだな」と笑ってましたがそんな可愛らしいもんか!?
後書きで受は「頑固」とありましたが、そんな、どっかのオヤジと同じ様なレベルとはとても思えません。異常と正常の境を真剣に考えてしまいます。

攻はどこに出しても恥ずかしくない立派な極道で、度胸・侠気・真珠・全てコンプ(笑)。愛人にしておきながら、受を気遣って半月以上も慣らし続ける(!)根気強さもありますし、最終的には受に全面降伏する優しさもあります。なにしろ受を見初めて7年、こちらの執着も結構なもんです。

ラスト、鏡張り衣裳部屋(←究極の和エロ)での激しい愛情交換はここまでの集大成。情念の焔でお互いを焼き尽くし、炎上、昇天、愛の嵐です。ようやくタイトルを噛みしめられます。夜叉は貴方だったのね。

しかしこの作品がすごいのは、1番イッてるのが受でも攻でもない点です。あの人。対の刺青、実行したのは受ですが原案はもともとこの人。笑って去っていく姿はその捨て台詞と共にワタクシ的BL史上に残るでしょう…。この後幸せに暮らしましたとさ、が、余計怖い。

池戸裕子さん、ノーマークでしたが他も読んでみたいです。

イメージソング、これが難航。結果UPが年越しちゃったのよね…
 「NAKED LOVE」 ナイトメア
PVは
http://jp.youtube.com/watch?v=121w6PZ3-Z0
ぴったり!とはいえませんが、猟奇的な雰囲気は合ってると思うんでこちらを。
タイトルもアーティスト名もジャケまでがオドロオドロ…。曲自体はかっこよさげのハードロックです。
「和」と「ロック」は意外と相性いいんですよね。一度お試しを。

◎思い出す少女マンガ…名香智子ミステリー=達者な絵の妖艶Hにドロドロの業と欲。「桐の家」は傑作。パパ…

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