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勝手にBLグラミー2010・ストーリー部門 〜最優秀長編作品賞

皆様、こんばんは。わたくし、またもやってしまいました。

本日は2010年BLライフ総決算「勝手にBLグラミー・2010」の天王山、「ストーリー部門」受賞編でございます。
がんばりました。ヒマさえあれば書きました。でも。
遅れがちなコメントお礼やブログ更新頻度へのお詫びと変わらずお越し下さるお客様への感謝をこめて、今出来る精一杯を詰め込んだら、詰め込みすぎちゃったっていうか…。

非常に申し上げにくいのですが、圏外編とノミネート&受賞編の2回に分けたストーリー部門、さらに分割していい…ですか?
わ〜ごめんなさいごめんなさい!長編部門はとっくに出来てるのに、短編部門がどうしても仕上がらない&完成しても異様な長さなんです!

本日は仕上がっている「長編部門」だけUPさせていただき、短編部門はもう少しお時間いただくことお許しください。待ってますとおっしゃって下さった皆様、お待たせした上にこのていたらく…ホントすみません でも1人にしないでね☆

ではではさっそく本題へ。 本日も作中の「今年」は「2010年」に置き換えてくださいませね。
          
                                        

ストーリー部門は以下の3賞となっております。
◆「最優秀作品賞・長編部門」
◆「最優秀作品賞・短編部門」
◆「最優秀新人賞」

本日は長編部門の発表となります。
◎発表概要
■勝手な自己採点(100点満点)によりノミネート作を決定しております。(注:個々の点数は公開いたしません) 
 ・90点以上…ノミネート作とし、この中から最優秀賞を決定
 ・85〜89点…惜しくもノミネート圏外作品として別ページで発表済
■長編・短編の区別が微妙ですが、あまりつっこまないでやってください。
■管理人が「今年読んだ作品」から選出、今年度発行とは限りません。
■基本、敬称略です。
◎発表の見方
  1ページ目…ノミネート作発表
  次ページ目…受賞作発表と授賞理由・おこたトーク
・感想UP済作品…作品タイトルポチで感想記事に飛びます。
・感想未UP作品…このページに激ナガ感想(ネタバレ注意) 


◆最優秀作品賞・長編部門
 
■自己勝手な採点(100点満点評価)で90点以上をつけたものすべてをノミネート作といたします。(注:個々の点数は公開いたしません) 
■「長編作品」定義
・2冊以上の続きもの 
※完全リンク作(主役が違うもの)の3作目以降(総ホモシリーズ

【感想UP済・長編部門ノミネート作品】(自己採点90点以上・順不同)は2010年発行
     
「FLESH & BLOOD 14〜16 」 著:松岡なつき 著:松岡なつき
「座布団」「花扇」 著:剛しいら

【感想未UP・長編部門ノミネート作品】(自己採点90点以上・順不同)
          
                
     ===== 未UP作品感想はここからです(ネタバレ注意) ====== 


「交渉人は嵌められる/」「交渉人は諦めない」
「スウィーパーは時々笑う」榎田尤利
だぁれ?「清掃人は黙りこむ」とかダサいタイトル予想した人?←私だよ
                     *
得意技「正直に申す」を発動させていただくなら、「交渉人は嵌められる/諦めない」だけだったなら「惜しくも圏外」作でございました。上手いし面白かったんですが、再読を何度もしたいと思うバキューム力が他ノミネート作ほどには強くなかったのですね。←何度も読みたいと思える気持ちって本読みにとって大事なことでございますものね
そういった意味ではこの「スイーパーは〜」のバキューム力はダイOン並みです。相変わらずの上手さと笑い(下記凡例参照)、加えまして「ある箇所」を何度も読みたくて仕方がない。
「ある箇所」?そりゃアナタ、P59〜71に決まっているじゃありませんか!まさか兵頭と芽吹の全力イチャイチャをこんなところで拝めますとは 心に迷いも憂いもない関係になってからお初のエロシーン、いや〜ん甘〜い(照)
さらには、「エ―ッ、これここで言っちゃうーっ?!」的決定的な愛の告白を芽吹がいたしておりますでしょう?<P162
本編に影響あるSSを絶対書かない作家様No.1(当社比)の榎田さんがスピンオフ作品でここまで書いちゃったのは、この作品が夏に出た「交渉人は嵌められる」などとの連動小冊子企画対象作になっているゆえと思います。
「交渉人〜」は好きだけどワカモノワンコのラブスピンはさほど興味ない、でも小冊子のためにこれを買ったというファン層はきっといるはず。どのファン層にも買った甲斐あった♪と感じてもらえるように、今回は思いきった踏み込みをなさったのではないかと思ったのです。
さすが読者を大切に考える業界一のエンターテナー作家様、その心意気が胸を打つ。よってランクインです♪

それにしても、キキ耳立てて脳内ワーキャー言ってるトモになぜか湧く親近感。なんで?
う〜ん…… はっ!!
これってそのまんま、BLCD聴いてるわたくしじゃないのΣヽ(゚∀゚;)

「このまま聞いてていいのか。いや、だめだろう。だめに決まってる。」

そう思いながらも止まらない気持ち、分かりすぎるほど分かります。わははは、なんてことに気づかせてくれるんだ☆

「兵頭の声、すんげえエロいんですけど?!」
わ〜、子安さん(だったね)のエロボイスがしっかり脳内再生できちゃう〜っ!

「かすかにベッドが軋む音と重なる声音は、やけに甘く掠れていた。」
そうかCD感想ってこうやって書けばいいのねぇ。さすがプロは違います。


※上手くて笑える凡例:「居酒屋」
・上手いところ…シリーズ丸ごと抱えて作話構築できる稀代の技師・榎田さんが書く「スピンオフ」なので、交渉人本編との比較(芽吹VSトモ、兵頭VSキヨ)を意識した構成になっております。
(参考記事:「交渉人は嵌められる」「交渉人は諦めない」〜鼻かみティッシュポイント) 
「甘味処」でのデキる男・芽吹と、失敗続きでバイトクビの狂犬チワワの明白な差で若さを強調。ファミレス・コンビニは、同様に「交渉人〜」でのちゃんこ鍋屋やたこ焼きなのですよね。
仕事先に「居酒屋」を選んだのはシリーズ通しての「食」へのこだわりと疑似家庭(料理)の象徴もあるかな。「交渉人」も「スイーパー」も、どこで誰と何を食べても帰るところは同じ場所、家庭の味はさゆりさんの味(だからお手製料理が必ず出てくる)、彼らにとっての家族とは事務所(チーム)の面々にもうなっている、すなわち孤独・疎外感とは人がいるからこそ生まれる感情、愛情もまた同じ(だから芽吹は人と情のあふれる「下町」で痛みと喜びのどちらも感じながら生きていきたい)という作品テーマの裏返しでもあります。
冒頭だけでこれだけ語れる上手さ、やはりケタ違いと思います。

・笑いどころ…ワンコ同士の恋バナだから「猫またぎ」(猫の苦手なもの=犬)、ここでのバイトなんて最初から上手くいくわけないのよ

余談ながら榎田センセもわたくしと同じ本を読み、同じ個所でうへえってなったんだなとちょっと嬉しく思いました。(参考記事 「
Don’t touch me」)


                                                             ■「美しいこと」 著:木原音瀬(2008)
ブロ友(と呼ぶことをお許しくださいませ)秋林さんに恋愛特化作だから怖くないですよ、とおススメいただいていた本作を今年ようやく読んでみたらば。
うをっ、うへぇ…、どひゃ〜っ、ひーっ、もりもりもり…。←萌えが次第に高まる様子。
なにこれ、なんて面白い!

長いこと積読していながら今まで手を出せなかった理由は、ずばり女装です。ほら、わたくし「女装」にはほんのちょこっとだけ目がいく体質っていうか…ね?
でもって、木原先センセの「女装」を読んでしまったら他の作品読めなくなりそうだったんです。←危惧はあながち間違ってはおりませんでした
                              *
元カノが置いていった服を試しに着てみたら美しすぎてそれからは病みつき♪って、常識外れ度は松岡(受)の方が高いのに、語りたくなるのは寛末(攻)です。

ださい、ヘタレ、空気読めないの3種のダメ神器をテンプレ装備のダメンズワーカー(でも仕事ぶりは誠実)、ご本人もそれを自覚しているにもかかわらず高嶺の華・葉子への押しの強さがなんとも面白い。
某マンガでもお分かりの通り、普通自覚ある地味女子は原宿とおしゃれ女子には近づけないものですよね(←わたくしもこっちサイドなのでよく分かる、笑) でも「俺なんか…」という、この手のキャラにありがちな自己卑下を寛末はほとんどしません。雨の中戻ってきて葉子に声をかけたことといい、地味キャラながら行動に迷いがないのですよね。気になる美女に即メアド交換を希望、お断りされても諦めず追いかけ続けるというのは、自分に自信のない男にできることじゃあないですよ。
そこもひっくるめての超鈍感男とも考えられますが、だったら己の恋心にもそうそう気付かないと思うので、どうも寛末は女性にもてないのではなく意外にもそれなりの場数はあった男、ただ彼から積極的にアプローチしたいと思える女性に出会わなかっただけという案外恵まれた男子=流され侍だったのではと思われます。流されてつきあう機会がそこそこあっても、持ち前の3種の神器が発動してこれまで長続きしなかったのでしょう。
どうりで一見人畜無害ながら、被害が甚大なわけですね。なんというか自覚ない人間魚雷?←地雷のように踏まれるまでは被害なし、ではなく自ら突っ込んでいって自爆するタイプ
ぶはーっ、超好み! フィクションだもの、このぐらい突き抜けてくれなきゃね←BLで描かれる男としては突き抜けてるという意味=現実界ではこの手の男は多い=これも夢と現実の融合(イラスト部門「美しいこと」をご参照ください) 
磨けば光るのも少女マンガのお約束、その辺りは決して外さない木原先生は根は乙女な方だと思います。←同じ異世界系でも樹生さんとは大きく違うところ

恋を自覚してからの松岡がサムイボたつほど健気で(褒めてます)、これまた読ませてくれます。あの「吸殻」エピソードには産毛総立ち、嵐のライブ状態です←余談ながらSMAPのライブは高齢化が進み、総立ちが長続きしません
時計といい、手袋といい、モノにこだわることはすなわち目に映る形にこだわること、松岡が「女装」をストレス解消に選ぶ理由がおぼろげながら見えてきます。これを創作で考えつくのがこの作家様のすごいところ…。
吸殻お持ち帰りを指摘してしまう寛末の鬼畜行為とあわせてガン萌えです。天然のドSって恋愛感情がなけりゃただの嫌な奴ですものね、人を恋う心とはなんと「美しいこと」なのでしょう。
※ここから「イラスト部門最優秀モノクロ賞」コメント「美しい」談義へと続く
                          
夢と現実の美しい融合、あのラストは沁みました。なるほど確かに恋愛特化。
                           
                           *

松岡は本当にもう2度と女装しないのでしょうか。寛末だったらもう一回してみてとか言いそう、つか言ってくれ(笑)←するかしないかは置いといて、2人のきっかけ「女装」を軽く笑えるようになった時がこの恋の真の成就、この2人の最終ゴールはお決まりの同居…とかではないはず。
「愛すること」を読む限りではお決まりゴールには何とかたどり着いたものの、この先はまだまだ波乱万丈が待っていそうでしたねぇ…。これもまた夢と現実の融合か。


■「背徳のマリア」 著:綺月陣
たった一言の「好き」が言えない、言わないために 己の体を文字通り完膚なきまでに切り刻み、体は耐えたが心が壊れたお話。自傷行為にもほどがある…。
ぶっ飛び過ぎてリアル感がないかもしれませんが、作品全体から聞こえてくる叫び(私の感じるリアル)を無視することができません。

子さえ成せばこの愛は許されるといわんばかりに男同士での受胎に病的な実験を繰り返すマッドなドクター、子を成せる「女」に己が肉体を切り刻むドクター、心が壊れた後体だけでも望み通りにと恋人の体を作り変えるドクター。
ここに出てくる男たちは皆、子供を純愛の結晶=聖なる験(しるし)としてとらえ、そして全員医師でございます。
人の道に外れる背徳行為を誰の手も借りずに行える彼らは、己が信ずる神の臨在を証するためにもうムチャクチャやってます。

しかも驚くことにこの話のキモムチャ(男性の妊娠)は実はさほどムチャではなく、現代医学では受精卵さえ移植すれば男性の肉体でも胎児を成長させること(妊娠状態の維持)は理論上可能、適度な月で早産させれば男性でも出産できるのだそうで。DNA配列がほぼ同じであるゴリラなどの高知能類人猿にヒトの受精卵を育させることも可能とのこと、つまりソレを実施(実験)するかしないかのストッパーは医療倫理のみ、医師の意思(ダジャレにあらず)・良心一つということなのですよね。現代の「人」の営みはなんと危ういボーダーラインで守られているのでしょう。

男と女。義務と権利。理性と感情。暴力としつけ。
許されること。許されないこと。誰に許されたいのか。誰を許したいのか。

不確かで曖昧極まりないあちらとこちらの世界の境界、その揺らぎへの精一杯の抵抗(の叫び)がこの作品には感じられます。

実際に作者様の表現したいことは全く違うかもしれませんが、解釈に正否はないと信じております。←言い訳? こんな風に想い広がる作品が、わたくしとても好きなのです。


「世界の果てで待っていて 〜嘘とナイフ」 高遠流加
曖昧な世界の境界を見つめる作品、もういっちょ♪
前作「〜天使の傷痕」から数年、もう出ないかも…と思っていたまさかの作品がパワーアップして帰ってまいりました。
                   
                      *
読んだ後しばらく放心してしまいました。ここまでとは思わなかった…。傑作です。

わたくしが最も惹かれる高遠作品の魅力は、ズバリ「美しさ」でございます。
それは文章表現だったり、緻密な構成だったり、人(ドラマ)そのものだったりいたしますが、今作もそれらの魅力は欠けたることなく、演出魂をくすぐる鮮やかな色彩(映像美)が加わってさらなる美しさです。←今回初めて加わったわけではないが最高級に美しいってことね
でもって、近年の高遠作品の美しさには「色」と「花」が欠かせないのですね。例えば…。

「楽園改造計画」…パレットカラー=色見本(色彩は四季彩ともあてられる) 花は桜
「愛と混乱のレストラン」…トリコロール・青→白→赤、花はオールドフレンチローズ
「甘い生活」…キャメル(キャラメルとミルクチョコの色、じじ色) 花は果樹(林檎やベリー類)
「ホテル・ラヴィアン・ローズ」…タイトルにズバリ薔薇、色は赤(スタンダード)と青(スペシャル)
「成澤准教授の最後の恋」…水(雨)色 花はリラ(ライラック)
「〜天使の傷跡」…あの一夜の淡藤(色)
「〜嘘とナイフ」…鷺草の純白

新作を拝見するたび、こうやって美しさを確認・堪能するのが好きなのです。
こうして見ると薄紅(赤)・薄紫(青)・白が高遠さんのお好きな色みたい。だからフランスにいわくのある作品が多いのかな。
横道ですが、今作の茶屋町さんのイラストが前ご担当絵師様・雪舟画聖とあまりに違うテイストでありながら違和感がさほどないのは、茶屋町画の個性である潔い「白」と「黒」に作中の「純白」と暗転した「黒」が共鳴しているからでございます。(1作目の「淡藤色」ではかなり辛かったことでしょう。)
これは絵師様の意図的な狙い、だからトーンも使わずナイフで削ったようなエッジのきいた白と黒だけでカットを描かれたのですよね。本当は表紙もモノトーンにしたかったと思うな。うむ、素晴らしい。
しつこいですが「イラストモノクロ賞」初稿には入れておりました。外したのは今作のもう一つの重要要素・「恋愛」の萌え力が弱く、ドラマとミステリー色が強まるタッチになっている=境界線がくっきりしすぎるのが少々残念だったからです。画伯ランクともなれば期待のハードルも高いのですよ

                           *
「全高遠作品中今作が一番好きだ」と某所コメントで断言するほどこの作品に惹かれたのは、今作の色と花がただ美しいだけではなく、作品に見事に融けている=単なる象徴で終わっていないからでございます。

若さが萌えぐ青い春の後にやってくるのは朱夏です。作中の季節はいつも夏=人生における上り坂・最も熱く光濃い季節、落とす影もまた濃いのです。
鷺草の白は息をのむほどの純白です。この花を手にした黒澤は、亡き妹に手向けるために精一杯急いだに違いありません。己の闇が純白を侵してしまわぬうちに。<この時のイラストの表情は素晴らしいと思う

法の正義と心の正義。嘘の中の真実。真実の中の嘘。
あちらの果てとこちらの果てを決定するのはあまりに淡い境界線、世界は灼熱が生み出す陽炎のようなうたかたです。

そして曖昧を嫌うがごとく、天使にくっきりとついた傷。
傷つけたのは誰の嘘?それともナイフ?
尋ね人は果たして見つかるでしょうか。見つかるとしたらどこで?
此岸?それとも彼岸?

緊張と憂いを纏う文章が花香のごとく匂い、過去・現在・未来と個人・社会・世界を縦横に重ねた構成は繊細な花弁のごとし、そして蕾がほころぶように秘めた想いは零れます。
う〜ん、なんと見事な花を咲かせてくれるのか。たまりませんね。

これらのことから鑑みるに、次回は晩夏の彼岸花(深紅)が来そうだが…。
今度は前回ほど期間はあかないと思うけど、果たしてどうでしょう。
                        
                         
                           



以上6作が、2010年・拙宅グラミー最優秀長編作品賞ノミネート作です。
この中から選ぶのか…ゴーモンだ☆の、最優秀長編作品賞の発表は次ぺージで♪


                          


                                      
           
           
               ◆ここから先は 受賞作発表ページです◆

      


  ◆最優秀作品賞・長編部門 
2010年最優秀長編作品賞は…
     
この2本がどうにも甲乙つけがたい、今年はダブル受賞とさせていただきます。

「FLESH&BLOOD14〜16」…今年発行された14〜16巻、どれもこれも素晴らしゅうございましたね
どの巻感想もベタ褒めしてますが、身びいき(だけ)では決してないのですよ?わたくしどもF&Bファンは、この作品が完璧だ!と溺れきっているわけではないのです。(よね?)
でも13巻まで長〜い時間をかけ様々な酸いも甘いも噛みしめてきたからこそわかるのですね、今年に入ってからのなお一層の輝きが…!
過去の良さはそのままに、際立つシャープさ、深まる味わい。削ぐべきを削ぎ、こだわるべきをこだわった、これぞプロの妙技でございます。
そうよ、こういう冒険活劇BLを待っていた!
ここで褒めなきゃいつ褒めるの、喜びが命ずるままに祭りでもなんでもやっちゃいますよ☆←そして年に3回も祭りを決行した大バカ者のわたくしであった。祭りってのは年1、せめて2回だから有難いんですよ、それを3回ってf(^^;) しかもまだまだネタがある=今後も開催する気満々。
「懲りる」という単語は拙宅ブログ用語辞典には生涯掲載いたしません。

「世界の果てで待っていて〜嘘とナイフ」…「80年後文学作品」、これはなるかもしれない…。
警察小説がこの作家様の得意分野とは思えません。それでこれだけのクオリティって、いったいどこまでいけるのでしょうか、このお方は。
完全独立作として読んでも面白いですが、前作「〜天使の傷跡」の精神を随所に受け継いでいるのがこれまたお見事です。(恋愛や事件の伏線だけではなく、をつけたのはナイフかってとこね、前作のキャラにも今回登場するキャラすべてにもこの問いを投げかけることができます。上手すぎ!次作のサブタイトルも注目です)
広げた翼をどのように納めて下さるのか、下手にBLセオリーなど意識せず思いのまま羽ばたいて素敵な世界の果てに連れて行ってほしいと心の底から楽しみにしています。

       
                             

【おこたトーク・長編部門】
今年のこの部門はレベルが高すぎます〜っ。
迷ったのは「美しいこと」と「座布団シリーズ」ですが、この2作を別の年に読んでいたら間違いなく受賞させてるだろうと思うもの…。
惜しくも受賞を逃した他候補へのコメントをここでちょこっと。

「美しいこと」…フレブラを殿堂入りにして「世界の果て〜」と「美しいこと」を今年の最優秀賞にしようかと今も迷っているぐらいこの3作に差はありません。来年はそうします…。(フレブラ殿堂入りを実現する)
よってほぼ受賞作と思って下さいませ。

「座布団シリーズ」…
これまた上手い、上手すぎる作品。
剛御大の原点にして集大成がドクボクシリーズならば、御大である証しがこの作品と思います。
本編感想でも書きましたが、昭和という「時代」を作品で残そうと考える作家様がこの世界にいようとは…。
見ている未来(さき)のあまりの違いに衝撃を受けました。個人で量れる器ではない。これをノミネートしないグラミーなんて腐っちまえ☆←入れても腐ってる、つか腐っているからこそのグラミーだろうが。上手いオチって難しいわ〜。
それでも受賞ならずでしたのは、この作品が「同人誌(SS)まで読むとプラス10点(この場合100点越え)」の特殊作品からです。←わたくしの中では剛御大は「同人誌セットでプラス10点」作家様としてインプットされてしまいました。
ちなみに「手錠」もそうだったんですよ〜っ!SSまで含めたならノミネート作に入れたかも。

「スウィーパーは時々笑う」は、何度も再読したい「箇所」だったことが敗因です。何度も再読したい「本」だったなら文句なく受賞でございました。
次巻はおそらくラスト…2011年は取りそうです。←まだ読んでもいないのに

「背徳のマリア」は引きずり込まれる魅力がありますが、見て見ぬふりをする齟齬が他候補作より若干多いので受賞ならずです。
お若いころの作品だから仕方ないよね、むしろここまで残った存在感がすごいよ。
妄想余談:「背徳のマリア」続編
前々より申し上げておりました今作の続編、いよいよ現実味を帯びてまいりました。
先日発行アンソロ「小説ガッシュ」掲載の「龍と竜〜逆鱗」に出てきたマッドなドクター・黒崎はもともと今作に登場して実の兄に体を刻まれたお人、彼の生涯実験とは兄の遺志を継いだ精子×精子での受胎です。「〜逆鱗」でジロちゃんと別れ北海道に旅立ったのは受精と卵の維持に成功したから、つまりジロちゃんと黒崎の子を胎児に成長させるために、北海道の彼ら(背徳のドクターたち)のもとへ行ったのですね。
でもって、彼らがタッグを組んだなら妊娠も出産も成功させるでしょう。そして颯太が妙齢になった時、出会うのですよ。ジロちゃんの子供(間違いなく男の子)に!うわ、壮絶☆←私的には面白いけどBLとしては成り立たないか




                                        

ここまで読んで下さってありがとうございました、お疲れさまでした! 
でもまだ折り返しなの…f(^^;)
次回お送りする短編賞は、候補数がこの倍だと言い訳を一筆認めさせていただきます。


いまだに2010年を振り返ってるの我が家だけだろうなあ…。
今年(2011年度)は感想を溜めないようにしようとつくづく思いました。








 

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Comments

miru-haさん、こんばんは。
本当にお疲れさまです。BL読みは待つのも仕事ですので、あまり時間は気にせず思いっきり語って下さい。大変でしょうが、楽しみにしてますので……。

うは〜。ホントに傑作ぞろいですよね〜。
F&Bに関しては、とても私なんかが感想を言えるもんじゃないってのは解ってるんです。いつまでもこの世界に浸っていたいような、でも大団円を見届けたいし…というジレンマに陥ります。いつもmiru-haさんの記事で本編がよりいっそう楽しめてます。ありがとうございますです。

私が去年、読み終わった後に「あ〜。面白かったっ〜!」と叫んでしまったのは、『スウィーパーは時々笑う』です。やっぱり、兵藤と芽吹のいちゃこらが嬉しくって何度も読み返しちゃいました。榎田さん、うまいわぁプロだわぁって唸りたくなりますよね。

読み終わった後に「なにこれ?面白いよ〜。どうしよう。」と年甲斐もなくワクワクしたのが『世界の果てで待っていて〜』でした。この今にも壊れそうなピリピリした感じの二人。これからどうなるんでしょうね。お願いだから、あんまり間を置かずに続きを出していただきたい。でも、
<下手にBLセオリーなど意識せず思いのまま羽ばたいて素敵な世界の果てに連れて行ってほしい
ですね〜。

木原さんはリアルっぽいダメ男を書かせたら世界一じゃないかって思います。本当のリアルではもしかしたら男子ってもっと単純なんじゃ…って思ってたりもするんですが。とにかくフィクションの中のリアルを表現するのがうまいですよね。「木原先生は根は乙女な方」に激しく同意です。

<ジロちゃんと黒崎の子
やっぱりそうなんですかっっ?どうしよう。続編でたら。恐いけどで読んでみたい……体調の良い時に。

またまた長くなってしまいました。お返事は時間が有り余ってる時でかまいませんので…あまりお気になさらないでくださいね。
あ、『黒猫チビの夜想曲』読みました!ほんと、BLって奥深いですね〜。あんなに純粋にはなれないことを知っているからこそ、キレイなものに浸れる自分が嬉しいです。よいファンタジーでした。


comment by: mica | 2011/02/03 22:11
■みOO様
いつも丁寧に読んで下さってありがとうございます♪そして今回もお礼とお返事が遅くなりまして大変申し訳ございません…!!
みOO様宅のベストランキング、自宅が終わったらじっくり読ませていただこうと必死で我慢してますが、いったいいつ読めるんだろう…。
でも1,2位がご一緒だったのですね、やった〜心強い!!

>美しいこと
女装スナック…?!え、それって女装した方がおもてなし(いわゆるオカマバー)ではなくて、女装をしたい方が集う店ってことなんですか?
え〜っ!!そんなニーズに応えるお店ががあるのか、しかも「スナック」!!(笑) お金さえあれば男性ってどんな(難易度の)趣味でも昇華させることがきるんですね。女性強しといえども、まだまだ男社会ってことか…。
「美しい女装」って素も美しくないと上手くいかないものね、芸能人でも難しいですよねぇ。

>凸凹コンビ
この2人30センチ以上の身長差ですよね?レトリバー(あれ、ハスキーだっけ)とチワワでは絶対無理だが、人間だとできるものなのか…とか考えちゃだめですね。うふ、忘れて下さい♪

>高遠さん
新作「酷いぐらいに」を読みましたが、一瞬「えっ?」
退化しちゃったのかと焦りました。前半は昔の作品だったんですね、納得☆
全くの書き下ろし新作をワクワクとお待ちしております。

>短編賞
応援ありがとうございます〜♪こんなに手こずると思いませんでした。本当は今日ミニ企画を用意してたのになぁ…。でもあとちょっと!がんばります!!
comment by: miru-ha | 2011/02/05 16:59
■mica様
嬉しいお言葉ありがとうございます〜、大胆なところから覗いて下さったそうで(笑)大丈夫でしたか、周囲の視線は?

>BL読みは待つのも仕事
名言です!!そうか、私にはこの覚悟が足りないんだな、3日遅れただけでワーキャー言ってますものねぇ<F&B16
でもあまたの名作を生み出す作家様と同列で語っていただけるのは光栄すぎて恐縮しちゃって、思わずのののののの…(〃ノ∇ノ)

>F&Bに関しては、とても私なんかが感想を言えるもんじゃないってのは解ってるんです。いつまでもこの世界に浸っていたいような、でも大団円を見届けたいし…というジレンマに陥ります。


>いつもmiru-haさんの記事で本編がよりいっそう楽しめてます。ありがとうございますです。
嬉しいお言葉ありがとうございますっ!個人ビジョンてんこ盛り&一方的に長文を送りつけてる感満載で毎度UPしてますので、いただいたお言葉に本当にほっといたしますです。
チキンのクセにスパイシーという厄介な性格のせいで、いまだにPCつけたら荒しの山だったりしたらどうしよう…などとビビりながら電源入れておるもので…。←大げさではなくマヂ実話です


>やっぱり、兵藤と芽吹のいちゃこらが嬉しくって何度も読み返しちゃいました。
>榎田さん、うまいわぁプロだわぁって唸りたくなりますよね
そうそう、そうなんです♪ あのいちゃこらはページ数まで記憶いたしましたよ、代わりに何か大事な記憶が抜け落ちたはずですが(ところてん方式)、これより大事な記憶とは思えないからいいや(笑)

>今にも壊れそうなピリピリした感じの二人
うんうん、このピリピリ感ゆえにあの真実の「一言」がガツンときて、もう号泣です。
読んでいる途中までは、受賞は間違いないものの、世界の果てまで見届けてからの受賞でもいいかなと思っていたんです。でもあの「真実」を欲しかった桐谷にも、言いたかった黒澤にもやられた…。これをスルーはどうしてもできませんでした。未完でも受賞ってあっぱれだよね。なので私の中で「〜レストラン」を超えてしまったのでした。


>もしかしたら男子ってもっと単純なんじゃ…って思ってたりもするんですが
おお、またもや明言です!そうだよね、特に今の時代の男子はそう思います。

>体調の良い時に。
ぷっ、ほんとにね(笑)


>黒猫チビの夜想曲
そうなのですよね〜、あの純粋さは動物特有かな、私にも絶対無二の愛をささげてくれた仔がいたな、と思ったらうるうるときてしまったのでした。年取ると涙もろくなっていけませんよ…というより、すぐそっちの方向に結びつけちゃうのが年のせいなのかf(^^;)

マンガ通のmica様ならもうご存知かもしれませんが、永尾まる「猫絵十兵衛御伽草子」も猫好きなら必ず言っておかなければならないマンガでございますよ。(BLではないがかなりニオウ)
現在3巻ですがもう1話めから号泣です、もし未読でいらしたらハンカチではなくタオルとともにイッてみてくださいまし♪
comment by: miru-ha | 2011/02/05 17:35
■うOO様 
みるはでございます、こんにちは〜♪激ナガ感想に毎度お付き合いいただきありがとうございます。

>カーニヴァル
カワユイ表紙にズッキュンきてしまい、まずは1巻…と読み始めたら、作者差の萌えと私の萌えは相性がイイとわかり(うOO様がおっしゃっていたのはこういうことだったのね〜)、結局6巻まで大人買いしてしまいました。ビバ☆大人の特権!

>短編賞
確かに待つのはつらい(笑)
今年(2010年)は短編より長編の方が元気が良かったため選考に苦慮いたしました。一応結論は出しましたが正直今も迷ってるんです。キリがないので早いとこUPして後戻りできなくしてしまおうf(^^;) 
comment by: miru-ha | 2011/02/06 18:19

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