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勝手にBLグラミー2010・ストーリー部門 〜惜しくも圏外編

皆様、こんばんは。
いまだ2010年を絶賛振り返り中、ごゆるりにもホドがあるだろうmiru−haがお送りいたします、
勝手にBLグラミー・2010 本日は、これまた楽しい「ストーリー部門」です。

いえ、「ストーリー部門」の予定でした。でしたが…。

ダメだ、長すぎる…!!
候補作もコメントも多すぎて、どうがんばってレイアウトしても人様のお目にさらせるようにまとめられません。でも点数も文字数も減らせないワガママなわたくし…。
そこで。
毎度おなじみ苦肉の策☆ ストーリー部門発表は2回に分け…ますね。←えーっ!

第1回(本日)… ストーリー部門〜惜しくもノミネート圏外編&おまけ
第2回(1月中)…ストーリー部門〜候補作&受賞作発表編

でお送りしてまいります。
1回目がいらんだろうというみゅうあーのツッコミも一理なくはないですが、これはmiru-haのブログだもんね♪できるだけたくさんの作品を褒め称えたい、わたくしmiru-haの好きなようにさせていただきます。

毎度前置きが長いので、本日はさっそく本題へ
         
                                                        


ストーリー部門は以下の3賞となっております。
◆「最優秀作品賞・長編部門」 
◆「最優秀作品賞・短編部門」 
◆「最優秀新人賞 

◎発表概要
■勝手な自己採点(100点満点)によりノミネート作を決定しております。(注:個々の点数は公開いたしません) 
 ・90点以上…各賞ノミネート作とし、この中から最優秀賞を決定いたします(発表は後日)
 ・85〜89点…惜しくもノミネート圏外作品として本日発表します

■長編・短編の区別が微妙ですが、あまりつっこまないでやってください。
■管理人が「今年読んだ作品」から選出、今年度発行とは限りません。
■基本、敬称略です。


今年からストーリー部門だけは「ちょこっとだけ採点明記方式」を採用し、少しでも分かりやすいグラミーを目指しております。(なにせ点数が多いから…)
きっちり採点をつけていないのは採点自体がおこがましいと思うチキン体質から、100点満点としたのは★(10段階)だと全部同じ評価になってしまうわたくしの優柔不断体質への懸念からです。
細かいモロモロはお目こぼしいただき、お祭り感覚で楽しんでいって下されば幸いです。

本日の「惜しくも圏外作」は、長編部門5作・短編部門8作となっております。
各作品感想とおこたトークは、この後スグ。※ページ折りませんのでネタバレお気を付け下さい




◆ストーリー部門・最優秀長編作品賞
「長編作品」定義
・2冊以上の続きもの 
※完全リンク作(主役が違うもの)の3作目以降(総ホモシリーズ


【惜しくも圏外作品】(85〜89点評価作品

★「龍の勇姿 Drの不敵」 著:樹生かなめ
「龍の危機、Dr.の襲名」で、「どうなるの?!」
「龍の復活、Dr.の咆哮」で、「どうしたの??」
「龍の勇姿 Dr.の不敵」で、「どこいくの?!」
と、あの手この手で振り回してくださいます(笑)

もうすぐ発行の新刊「龍の忍耐、Dr.の奮闘」のタイトルから鑑みるにまだひと悶着ありそうなので、その着地点を味わってからのノミネートでもよいかなってことで今年は見送らせていただきましたが、続き気になるぅ

…と新刊発売ごとに読んでいるわたくしは思いますが、何冊かまとめて読む方はまた違った感想をお持ちかもしれませんね。
「龍の危機、Dr.の襲名」を読み、「せ、清和クンどうなるの…?ドキドキ☆」と盛り上がるひまもなく、次巻タイトルで即「復活」をお知らせされ安心してしまえるというのは、なんだかもったいないというか本編読んで安心したいっていうか…。
が、なんといっても樹生さんですから、こういったことも実はフリの一つで、まとめ巻(次々巻ぐらい)であっといわせてくれる(ひねっったタイトルにしてくれる)のではないかな〜(=文句なくノミネート)、なんて期待してます。

イラスト余談:「龍の復活、Drの咆哮」
このシリーズのわたくしのお楽しみの一つは奈良様描く表紙絵シリーズ、「ウォーリー 「龍」と隠れオチを探せ!」です。
タイトル「龍」が毎度あの手この手で描かれているのは「イラスト考察完成記念・奈良千春様考察〜龍とDrシリーズ(感想はこちら★)」で申し上げた通りですが、その他、お笑いネタが仕込んである巻が時々ございます。
一応(笑)アングラ作品ですので「らしい」ハードボイルドタッチに仕上げつつ、今シリーズの大きな持ち味「コミカルテイスト」がちゃんと隠し味として投入されておるのです=隠れオチ しかも入れてほしい巻にだけ入っているんですよ、おさすが!(笑)
今回はコレ  姐さんの指さす先に…クマがいる☆
→部分UP→ 
                      粋なお知らせ方に大笑い      
★「運命はすべて、なるようになる<上・下>」 著:五百香ノエル
最後までノミネート作にしようか迷ったのがこの作品です。
作品全体から迸る苛烈な熱風が渦となって我が身を取り巻く感覚、「楽しい」とか「面白い」を超えてなんとも圧倒されます。
プロテニスを題材としたBLを書こうとして思いつくのがこの筋、ということを称える言葉が見つからない。絞り出すなら「人並み外れた発想力」かな?素晴らしい個性と思います。
でも、テニスプレーヤーでなければいけない理由がやや希弱(囲碁やチェスなどの頭脳ゲームの方が面白いような気がした=ノエルさんの傑作「白皙」とテーマが若干ダブるよう)な気がしてしまったのでノミネートを見送ってしまったのでした…。「白皙」を読んでいなかったら絶対上げていたろうと思います、勝手な理由でゴメンなさい!←「勝手にグラミー」の命名理由が今、明らかに☆

イラスト、わたくしがどうしても許せないイラストタブーが1点だけあったので申し訳なくもモノクロ賞に押せなかったですが、荒削りで力強い魅力が作品のテイストと合っていてとってもいいと思いました。
 
「薔薇の血族」 著:夜光花
秘めた蕾の「刻印」から大輪咲き誇る「血族」へと、血沸き肉踊るメリハリがお見事です。

胸の薔薇に抱かれて、背中の薔薇に守られて、我らが主、ここに来ませり。
集え、深紅の十字架の下(もと)。言祝げ、福音の言葉(しらべ)。

みたいな?うひゃ〜、かっこいいっ☆☆
ラスボスと暗黒四天王もかっこいいぞぅ、これゲームにしてもいいんじゃないの?もち奈良様のすんごいスチルを仕込んでいただいて=18禁(笑)
ゲームにするならルート決定は重要ですね ならばそうねぇ…メインはレヴィン(ブルー攻め)、アテにラウル(レッド攻め)、その他アシュレイ(眼鏡)・文也(オヤジ)・雄心(わんこ)・アダム(エロエロ)ときて、隠れルートとして南条(幼馴染)。または4P(←3Pは実現するとニランでいるので) 
おおお、完璧です☆全サアイディアとしていかがでしょうか、太洋図書様。

こうなったら気高く咲いた華の美しい散り際までを見届けてから、あらためて別ルート血と薔薇の香りに酔いしれたいってことで、今年は後ろ髪をひかれつつも圏外です。 
■「DOCTOR×BOXER」 著:剛しいら

7巻+番外編まであるロングシリーズなのでコメント(で終わらせること)も難しいんですが果敢にトライするならば、言葉も交わさず(交わせず)肉体だけを鍛え、誰も必要とせず誰からも必要とされず、それが寂しいことだと自覚する事もなかった、ある意味迷いのない=生存本能だけ(の犬のよう)だった透が、愛を知って、夢を知って、飢えと渇きと己を知って、満ちて人になっていく様に打ち震えるお話でした。

喜や楽の自覚は、哀や怒などの心の負荷も教えてくれますが、それでも、何も知らなかったあの頃の方がよかったとは思えないのが「人」である証し、ドクター(加藤)にとってもそれは同じでありましょう。
巻を追うごとにメインカプを含めた主要キャラクターの魅力がどんどん増すのは、彼らがその身に受ける傷が増していくから、そしてその傷が勲章となっていく様にグッとくるからです。
現代社会というリングに生まれ出でた以上、試合終了のゴングを神が鳴らすその時まで、様々な人と、苦しく、時に甘美な戦いを何ラウンドも乗り越えなければならない。誰もが己が人生のファイターであれ、掲げる目標はそれぞれ違えどその頭上に冠を捧げよ、と剛御大はおっしゃりたいのですよね。うむ、御大の原点と集大成がここにある☆←ろくに存ぜぬクセに言い切ったヨΣヽ(゚∀゚;)
監禁O姦から生まれる運命の恋、といかにもBLなスタートだった1巻から、7巻かけてこんな着地点に連れてきてくれたのかと何だか感無量です。

さらには、影の主役・アベルとカイン(とノア)達わんこ'Sがわたくし的に大ドツボ、正直申し上げてメインカプのイチャイチャより萌えました。 動物がしっかと活躍する小説、一般小説でも少ないですよね。仔犬をハグするトールをハグするドクター。あ〜、想像するだけで緩む♪←どこが?

にもかかわらず、惜しくもランク外にいたしてしまった訳は、こんなステキ着地点に連れてきてくれたのに、スタートが「監禁O姦から生まれる運命の恋」だったのが残念だったからです。
シリーズ全部を読んだ後だと、良くも悪くもBLなあのきっかけだけがビミョーな齟齬…。初めは読切作品だったと思うので仕方がないことなのだけども。

最後に、この作品の石原さん画、とっても好きです。

★「花嫁は遊色に魅せられる」 著:水瀬結月
年末滑り込み作品。
ひさびさ新刊「カラフル花嫁」シリーズ、今回のお色は「遊色」です。またなんちゅう難しい色を…(ちゃんと意味があります)

この度の花嫁アイテムはついにきました☆「結O式」です。
それにしても、なぜBL大富豪=オレ様攻めの皆様は独占欲が強いくせにこぞって花婿になりたがる=花嫁を大勢の注視に晒したがるのでしょうねぇ 結婚式を挙げないカップルも多い昨今、お披露目にこれだけ拘るオレ様富豪の皆様は案外常識人なのかもしれません。←男花嫁は非常識ではないのか

「漆黒」「真珠」で一区切りついたお2人、この度の「遊色」で初心(?)に帰り、あり得ない財力とおバカな豊かなアイデアで素敵な思い出を花嫁にプレゼント、永遠の愛を熱く誓います。わはははは、何回誓えば気がすむのでしょうか、このお2人は!
殿の戦国武将ぶりもさらにパワーアップ、敏ワン軍師×切り込みワンコ隊長(←本当は逆だがこう書きたくなる)の仲も思いがけず睦まじくて、豊麗線を心配しつつ楽しませていただきました。この楽しさ、クセになる。←だから続いてるんだよね
                          

                            

    
      
          
             ◆ここからは「短編賞」の圏外作感想です◆

      


◆ストーリー部門・最優秀短編作品賞

■「短編作品」定義
・1冊完結作
・完全リンク作(主役が違うもの)
※但しシリーズとして長いもの(3作以上の総ホモ作品)は長編と考えます。

【惜しくも圏外作品】(自己採点85〜89点・順不同)
は2010年発行

「甘い運命」 高遠流加
すごくすごく面白かったです。
前半は切なくて苦しくて、こんな展開にしてこの後どうもっていくの、高遠さん!と半泣きで読んでおりましたが、締め(ゴール)ではたと我に帰ってしまったのですね…。

とある素晴らしい作品を読んだせいで、たとえBLでも恋愛成就を最終ゴールにしなくてもいい(バッドエンドという意味ではない)と今のわたくしは知ってしまっております。
散々悩みましたが結局ノミネートに押せませんでした。罪なお人だよ、英田さん…☆

「黒猫チビの夜想曲」 著:雪代鞠絵
途中感想…・2010上半期ランキング【小説編】 

尊敬するブロガー様がおススメしていらした作品ですが、申し訳ないながらもコレだけはないわ…と表紙イメージだけで自己完結(読まずに判断)しておりました。だってショタがどうしてもダメなんだも〜ん
でも「読まずに判断」はポリシーに反する&あまりにミミとしっぽが誘うので、勇気を出して拝見したらば。
が〜ん…。
ショタだけど…ショタじゃなかった!夢だけど…夢じゃなかった!BLジブリと呼ばせて頂きます。

今までのわたくしのBL人生で本当に落涙した作品は1作しかなかったのですよ、なのに2010年で2作、これで3作目☆=現在4作です。←しかもそのうち2作は同人誌(苦笑) 
単純なストーリーかもしれません。わかりきったエンドかもしれません。でもお伽噺ってそういうものではございませんか。子供のころ親しんだ絵本を大人になって読み返した時のような懐かしさと楽しさが、この作品にはあります。

子供にとってのお伽噺は直球の力強さを受け止める楽しさですが、大人にとってのお伽噺の楽しさとは玉筋(寓意)を選ぶ事に思えます。感動、警告、慰撫、風刺、その他この作品を読んで汲み取れることにさほどの個人差はないけれど、そこから最もすくい上げたいものが個々千差万別なのですよね。
わたくしがこの作品から最終的に拾い上げたものは、仔猫のようにあったかく、月の光のように蒼く澄んだ綺麗な綺麗なものでした。で、4作目の落涙です、おめでとー

BLでよもやメルヘン論を展開させられるとは思わなかった、腐界とは奥深く幅広いなあ、と思ったのでした。やはり読まず嫌いはいけませんよ、経験は最高の教師であります。
先のブロガー様に懺悔しに行こうかと真面目に考えましたが、先様はこんな事情をツユもご存じない&わたくしチキンでヘタレなのでこれをもってお詫びといたします
 
■「ナルシストの憂鬱」 西江彩夏
途中感想…2010上半期ランキング【小説編】 
ここにもいました。経験が最高の教師となった男が
醜いアヒル…というよりも、もともと美しかったアヒルの子が成鳥して美しい大人アヒルになったとでも申しましょうか。何も白鳥だけが美しいんではないんですのよ、マニア受けには違いないが(笑)

今後すこぶるいい漢(オトコ)に成長していくだろう山田、こういう人は決して浮気はしないと思うし、一生キュンねたに苦労しなくてすみそう=老けしらずです。おまけにイケメン、苦労人・藤中クンはこれから幸せになれると思います♪
やっぱ人間、時には下を向いて小石を拾ってみなければ。思わぬ拾い物があるかもです。
■「ふしだら者ですが」 中原一也
昨今の中原さん作品を読んでいるとつい思い浮かぶイメージが「大ジャンプ前のしゃがみ込み」です。←イメージ重視の比喩ですみません

いいトコまでいくのに、極まったところでスカッと肩透かしがくるんだよな〜。特にこの作品の「いいトコ」はすごくわたくし好みだったのでなんとも口惜しいと申しますか…。
分かりやすく例えるなら、フィギュアスケート・フリー演技で難易度Cの技を華麗なコスチュームでビシバシ決めているのに、肝心のラストで普通にすーっと止まっちゃって、「決まった☆」みたいな。←もっと分かりにくいわΣヽ(゚∀゚;)
ストーリー展開やキャラ設定に見られる熱い執着や思い入れが、ゴールだけにない=BLハッピーエンドでOKと割り切ってるサラッと感がなんだかもったいなく感じるのです。
技の切れはいいだけに、魅惑の最終目的地(たとえテンプレエンドだとしても魅せ方はある)をしっかり定めてそこから遡るように物語を展開していれば、さらに見ごたえある演技構成(手応えのある読後感)が生まれるのではないかな〜と思うのって大きなお世話でしょうか。
今度こそ!次こそは!とつい追いかけてしまうのは、この方の大ジャンプが決まったらすごい景色が見せてもらえるだろうな〜という期待からです。金メダルにとっても近い作家様。

「うたかたの愛は、海の彼方へ」華藤えれな(感想はこちら★)

感想記事で余すところなく語っておりますので、感想的には付け加えることなど何もございませんが、2010年作品なのにもはやwebブクOフで150円という衝撃の事実に愕然としております。
どうして?!面白いのに!!
■「BLT」 木原音瀬
1人祭りを敢行しておりました木原絶版作品群、「嫌な奴」「甘い生活」「あの人」「情熱の温度」「HOME」「BLT」「黄色いダイヤモンド」「プレイス」(すべて旧版)は軒並み85点以上だったため、特例といたしまして感想ページを独立させてます。(後日UP予定)
特に高評価をつけた2作を候補作にしておりますので、本日は圏外作の中で最高点だった「BLT」感想を軽く書かせていただきます。
BL界の至宝といわれる意味がよくわかった…。
               
                   

なぜこれに「BLT」…(意味あるのですが)
BLTってベーコン・レタス・トマトが絶妙のハーモニー、上手いから食ってみなよ、YOUみたいな三位一体サンドのことでしょう?
でもこの作品のお3方はこれ以上ないぐらい不絶妙なハーモニーなんだが(笑)

中学生への痴漢行為から始まる純愛。お決まり強姦の方がまだ笑い飛ばせます。これだけでも十分ドン引きできる障害なのに、2人の愛にはさらなる障害が?!

う〜ん、「男の性欲」に対して配慮も遠慮もないですねぇ。冷笑すら感じますf(^^;)
かなり「女」であることに苦労された方なのではないかという気がいたします。

どす黒いエゴとか、リビドーとか、殺意や憎悪等の心理的なモノから、排泄行為や性癖、場合によっては食事や入浴等の肉体的欲求が絡む行為など、人には他人に絶対見せたくないものがございますよね。木原作品を読んでいると、その「絶対」をいかに突き崩すかに精力が注がれているような気がします。(桃色変換可能
当人同士が幸せならいいのかな…的恋バナに毎度ヒヤッとするのは、言い換えれば、彼らの見せたくない「絶対の壁」を乗り越えて秘密の花園をのぞいているわたくしども読み手にある種の自覚を促されている気がするからかもしれません。

覚悟には覚悟を持って臨めということか…。これが「娯楽作品」なんだから恐れ入ります。
1,2作ならこういう視点も持てるかもしれないが、個性と言えるまで続けるのは並みの人間には難しいです。異世界作家…確かにねf(^^;)

「黒衣の税理士」 海野幸
実を申せば「特別賞」のとある賞に今作を入れておりまして。
ここで感想書くとダブってしまうので今は詳しく書きませんが、サクッと申すならばこの作品のキーパーソンは「攻め」だってことですね。←当り前だろうがΣヽ(゚∀゚;)
いやいやいや、わたくしが面白いと思った「キー」がちゃんとあるのですヒントは「黒衣の税理士」です。
                                                       
「祈り」 綺月陣
「罪と罰の間」感想で「勢いに手がつけられない」と書きましたが、ほらね!今年の綺月さんすごすぎでしょ?←あれ?そう思うのわたくしだけ?
出す本すべて大当たり、小説ガッシュの短編「竜と龍〜逆鱗」にいたるまでイチブのスキもございません。もーっ、ゼンブスキーだ

主人公が汚れる(犯罪に手を染める)作品はチラホラなくもないですが、たいがいは名誉回復してハッピーエンドでございます。
今作の主人公・眉目秀麗・才能抜群・将来有望なとある専門職(麻薬捜査官)の期待の新人は、結局はわずか3ヶ月で仕事を辞めてしまいます。どんなに優秀な才能も活躍の場がなければ無いと同じ、日々激務をこなす職場の先輩や同僚はすぐに彼を忘れてしまうでしょう。残酷ながらこれが現実です。うわぁ、相変わらずシビア…f(^^;)
過去の過ちをなかったことには決してせず、傷も呵責も罪も罰もその重さをありのまま受け止めて、重荷に屈せず生きていく道を模索する。リセットではなくリスタート。人にはそれしかできません。

名誉挽回のチャンスを与えない、というよりも「名誉挽回のチャンス」の捉え方がBLらしくないのが(わたくしにとっての)この方の最大の魅力です。さすがに今年発行作全部をノミネートには回せないので涙をのんでこれを圏外にしましたが、例年なら入っていると思う…。

イラスト、表紙に3人(2・5人?)お見事です。表紙絵賞の初稿29点には入れてました。落としちゃってごめんなさい。

                                                       



【おこたトーク・「惜しくも圏外」】←チャット感覚で雑談してます
お疲れさまでした〜、まずはゆっくりあったまって☆

恐ろしいことにこれだけ読んでいただいてもただのおまけページ、本題がまだ控えているのですね。もうこれで終わってもいい気がする…とか思われたお客様、そのお気持ち間違ってはおりませんよ。
次回はここに出てこなかったアレやコレがノミネート作として出てくるわけですが、基本多数派のわたくし、皆様の予想を外すことはまずないと断言させていただきます。

上にもちょこっと書きましたが、2010年後半は萌え先輩様に貴重な絶版本をごそっと貸し出していただき、1人木原祭り1人ごじらん祭り同時開催しておったわたくしでございました。
さすが噂にたがわぬ傑作名作ばかり、読んでいる時はそれはもう幸せでございましたよ 
が、今泣いています。
グラミーがてんやわんやだからです。
長編部門は剛御大、短編部門は木原センセが暴れて暴れて☆どれもこれもランクイン当然の作品ばかり、でもそうすると両巨匠作品だけで今年のグラミーが半分以上埋まってしまうのです。
これぞ巨匠の証しですね、すごいなあ…。



それでは、皆様次回こそ本番です。
最後までお付き合いくださいとはとても言えませんが…、でも遊びには来てね☆

             

                                                    

次ページは、BLとは関係ない「おまけ」がちょこっと書いてあります。
ヒマつぶし…ぐらいの感覚でどうぞ。















 
ここからはホントにホントのおまけです。
上半期ランキングにならいまして、非BL小説TOP1をジャンル別にちょこっとだけ上げときますね。

■警察小説 TOP1
初陣 隠蔽捜査〈3.5〉「初陣 隠蔽捜査〈3.5〉」 著者:今野 敏

伊丹ったらどんだけ竜崎のことが好きなんでしょうか(笑)
最高に萌えます。←楽しみ方がまちがっとる


■時代小説 TOP1 
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)「今朝の春―みをつくし料理帖」 著者:高田 郁

高田さんの書く作品はどうしてこんなに面白いんだろう…。




■動物小説TOP1
星と半月の海 (講談社文庫)「星と半月の海」  著者:川端 裕人

動物好きにはたまらない。




■ファンタジーTOP1
蒼路の旅人 (新潮文庫)「蒼路の旅人」   著者:上橋 菜穂子

文庫派であることが恨めしい…(年1作しか文庫オチしない作品です)
フレブラでさえ年3回なのにぃいいいいっ!                                                              



■美術・芸術関係 TOP1
装飾する魂―日本の文様芸術装飾する魂―日本の文様芸術」 著者:鶴岡真弓

メタモルフォーゼもシンボライズも「人」であることの確認作業なんだな。
でなければ土器に文様など彫らないし、壁に絵など刻まないだろう。
西洋美術の専門家が日本の魂を説く意味がここにある。



■とにかく印象に残った小説  動物園の鳥 (創元推理文庫)横道世之介アイの物語 (角川文庫)
天地明察





■動物園の鳥  著者:坂木司
ホッとする読後感にしてくれてありがとう♪

■「横道世之介」  著者:吉田 修一
私にとっての世之介、きっともう出会っている。まだ、間に合う。彼に、彼女に会いに行こう。

■「アイの物語」 山本弘
人と人が産み出すもの。アイとアイが生み出すもの。
なんとも掘り下げ甲斐があるテーマです。時間があればのぞいてみたい深淵。

■天地明察  著者:冲方 丁
2010上半期ランキング【小説編】 



 …2011年も、皆様にもわたくしにも良い本との出会いがたくさんありますように♪


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Comments

こんばんは!
お疲れ様です、お時間をやりくりしながらで大変でいらっしゃると思いますが、楽しみにしておりますのでどうか頑張って☆ください!

中原さん…お気持ち分ります、本当「スカっ」とくるんですよね。スカっときてエンドマークを付けられちゃうので、読んでるこっちはフクザツな気持ちになるというか。もうちょっと考えてくれれば傑作になったかもしれないのに!って。『ふしだら〜』は途中まですんごく面白かったのに、なんでそっちーに行くー!?って気持ちになりました(yoriさんとそのことで語り合ったくらい)。ドヤ街シリーズも1〜2冊目は良かったのに3冊目でスカされたときは、うわああ!だったし。

五百香さんは…何年経っても「金髪さんが黒髪(日本人)に執着する話」がお好きだなあと思いました。miru-haさんと同じ、私も彼がテンスプレイヤーである必要性がまったくなかったことで「う〜ん…」と。

>恋愛成就を最終ゴールにしなくてもいい(バッドエンドという意味ではない)

私もそう思います。それでも充分に満足できる作品はやはり佳作だったり傑作だったりすると思います。
comment by: 秋林瑞佳 | 2011/01/24 22:56
miru-haさん、こんばんは。お言葉に甘えて、またお邪魔してしまいました。
「コミック部門」のコメントにとっても丁寧なお返事をありがとうございました。周りに同志がいないのでなんだかすごく嬉しいです。

>かなりのマンガ通とお見受け
いえいえ、もちろんマンガというマンガを物心ついた頃から読んでますが、かなり偏っていると思います。
自分ではどちらかというと小説派だと思ってたのですが……。今回の圏外編でも未読のものが2つも。しかも1つ目は『黒猫チビの夜想曲』ですよ。これは猫持ちとしては読まずにはいられないでしょう。早速ポチッとな、しときました。
もう1つは『花嫁は遊色に魅せられる』です。シリーズものなのですね。勉強不足故、まったく存じ上げておりませんでした。「花嫁もの」は作家買いしている凪良さんや英田さんぐらいしか読んでないかも……。「神官」シリーズは花嫁ものですかね?あれはバカップルコメ、もといファンタジーですよね。(褒めてます)

シリーズものや長編は大好きなのですが、積読本があまりにも多くて。先日も「竜と龍」シリーズが積んであるにもかかわらず、小説ガッシュの短編をついうっかり読んでしまって、しばらくどよ〜んとしてました。それもこれも、「神官」と「くるおしく…」の番外編のせいです。
ですので、いつか「カラフル花嫁」にも挑戦したいと思ってます。

それでは、候補作&受賞作発表編も楽しみにしてます。
comment by: mica | 2011/01/25 00:57
■みOO様
みOO様もおススメして下さった「ドクボク」をようやく全巻読むことができました。同人誌1〜6もお借りしているのでそちらはこれからゆっくりいただきます♪♪ 剛さんのSSは時に本編以上の重みを持つものがある(とわかってきた)ので背筋を正して取り組んでいく所存です☆


>えれな嬢
150円はショックでした、歴史モノって需要少ないのかなな〜、寂しいですねぇ。
新作って10余年前の東欧モノってことですか?!ってことはチェコスロバキアが分裂したあたり?いや「ドナウの真珠」とハンガリアンダンスの方がえれな嬢らしいか…(笑)にしても、難しい舞台(背景)にチャレンジするな〜、ガッツあるねぇえれな嬢!


いつも丁寧に読んで下さってありがとうございます、2010年を禊ぎ終えたキレイな体で(?)みOO様宅に遊びに参りますので、その時はよろしくお願いいたしますね♪

comment by: miru-ha | 2011/01/25 22:13
■まOO様 

そうそう、「あの」同人誌の裏表紙なのです。つまりあれは子供時代の初助師匠なのですよ!戦後の焼け野原に立ってるってことなんだよね。うるるるる…

嬉しいお気遣いありがとうございます!お言葉に甘えもうひと踏ん張りしたらちょっと休んで、それからまOO様宅に特攻かけさせていただきますね、よろしくね〜♪

>上橋さん
今回は特にすんごいとこで終わってますもんね、年1はゴーモンだよねf(^^;) 「勾玉シリーズ」も読み応えありましたけど、「日本単国」と「疑似アジア諸国」では舞台スケールが違いすぎるよね(笑)

>今野さん
わ〜い、是非是非読んでみて下さいまし♪ストーリーとして面白い上に(「隠蔽捜査2」は山周賞とってます)、ある種の萌えがしっかりぎっしり!!
竜崎主役の「隠蔽捜査」1→2→3とお読みになってから、この「3.5」(裏隠蔽捜査)を召しあがって下さいませね〜♪
ここだけの話、この作品の竜崎と某BLのとあるお人のイメージがダブります。まOO様はどう思われるかぜひとも感想がお伺いしたいです。読んだら感想書いて下さいね〜♪

comment by: miru-ha | 2011/01/25 22:50
■秋林瑞佳様 こんばんは〜♪

もったいなくも嬉しいお言葉に舞い上がり中、更新の活力がもりもり湧いてまいります☆でも調子に乗るとどんどん長くなるから自嘲しないと完成できないです。

>>中原さん
>スカっときてエンドマークを付けられちゃうので、読んでるこっちはフクザツな気持ちになるというか。
そうなんですよ〜、ゴン!と落ちるんではなくて、スカッというかガクッというかズコッというか(ははは)

>『ふしだら』
ドラマが書きやすい白黒混沌とか清濁相持つ、ではなくオセロのようなパキッとした白黒(正反対の性質のものが一つを成す、表でも裏でもないもの)を表現したいのかなと思いましたのでその着眼点とチャレンジ性は面白いな〜と思ったんだけど、そうまでして伝えたい結論がどうも伝わってこないのですよね。こちらからこれ以上探しに行くのもなんだしね(笑)

>>五百香さん
ホントだ、言われてみれば執着系多いですね!でもってそういう作品の方が面白いんですよね。
ほんわかラブコメもいくつか拝見しましたが、これホントに同じ作者様かしら?と思うほどイロイロとほんわかでしたものね(わはは)


>それでも充分に満足できる作品はやはり佳作だったり傑作だったりすると思います。
ですね!今年は昨年以上に様々なバリエーションの佳作傑作に出会える気がいたします。早く読みたいよ、今年の新刊…。←あと1回書き終わるまで痩せガマンしてます、小太りなのに(うっ、自虐ギャグ)

comment by: miru−ha | 2011/01/26 00:10
■mica様 こんばんは♪
ステキなお言葉ありがとうございました、私の方こそ嬉しかったです♪♪
私も現実界に腐友はおりませんでしたが、ブログを通じて嬉しいご交流をさせていただけるようになりました。
mica様もどうかこれからもお気軽に遊びに来て下さいませ、ご一緒にワーキャー萌え盛り上がってまいりましょう♪♪

>『黒猫チビの夜想曲』
mica様からお言葉をいただいた時、ちょうどこの辺を手直ししてまして、「あ、これも猫だ!mica様は小説読まれるかしら、もしやコレもご存知かな?」と思ったのでした。
私が発掘したわけではないですが、もうぜひ!読んでみて下さいませ、猫スキーにはたまらんですよ☆

>『花嫁は遊色に魅せられる』
作家別カテゴリーには上げていないんですが、去年の新春企画で取り上げた花嫁モノシリーズです。感想記事へのリンクはこのコメントの「miru−ha」の名前ポチで飛ぶようにしておきますが…かなりとっ散らかった感想記事ですのであれ読んでひいたりしないで下さいね(苦笑)

>「神官」シリーズ
ゴム帯花嫁もの…でしょうね(ぶはっ)
私は女装イラストを追っかけてるので(←文字にするとかなりな残念感…)出会うべくして?出会いましたが、CD付特装版になるほど人気があったとは知らなかった…(笑)

>「竜と龍」シリーズ
えっ、「〜逆鱗」を先に読まれてしまったのですか?!うわぁ、それはどよ〜んとなりますね。
あれに出てきたマッドな先生が北海道に行くでしょう?北海道のモノ好きな医師仲間といえば…。ね?あの人ですよね?続きがとっても気になってます。←次回の発表編でもうちょっと詳しく書いてます


またもや長〜くなってしまいましたf(^^; 適当に読みとばして下さいね。
comment by: miru−ha | 2011/01/26 01:00
失礼ながら、汚名は挽回ではなく返上かと。

いつも記事upを楽しみにしています。
激ナガ文、どんと来いです(*^_^*)
comment by: すずめ | 2011/01/27 06:56
■ゆOO様
志劼舛磴鸞臈たり、おめでとう〜ノ^∇^)ノ☆.。.:*・←さも自分のものかのような振る舞い


>記憶
そうなのです、記憶がホントあやふやで。おかげでグラミー終わるまで新刊も読めません。(記事中は「読まない」とさも意思決定のごとく申しておりますが、実際は、新しい記憶を得る度に古い記憶がところてんのごとく押し出されていくので、新たな情報をゲットできない=読めない」という不可抗力です。)

>存在感
おっしゃる通りでございます!このようなスカスカ脳でもひっかかって忘れられない作品、今年もたくさん出会いたいものでございます…。
comment by: miru−ha | 2011/01/30 03:35
■すずめ様 
あ、本当だ!ご指摘ありがとうございます、早速訂正させていただきます☆
皆様のお力添えで運営できております拙宅でございます、今後ともご指導の程どうぞよろしくお願いいたします。

>激ナガ
本当に書いてもいいですか?わ〜い♪
次回も本当に長いのでちょっと困っていましたが、胸のつかえがおりました。
comment by: miru−ha | 2011/01/30 03:45

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