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連動コミック企画・マンガしりとり「し」〜
「失恋ショコラティエ 3」 水城せとな

■マンガしりとり・ルール
・第2日曜担当:わにこ 第4日曜担当:miru-ha マンガのタイトルでひたすらしりとる。
・必ず自分が読んだマンガとする。ジャンルは不問(雑誌・同人は不可)
・続けることが目的なので最後が「ん」でもよし。(例:「ドラえもん」⇒次回「も」)
・同上理由で 濁音・拗音は有る無しどちらもOK。(例:「しょうこうじょ」⇒次回「しょ」か「じょ」か「よ」)
・同作家の作品は各人1回ずつ。2回目は罰ゲーム

 ■前回までの流れ(題名ポチでブログを超えて記事にジャンプ)
「真空融接」→「月に狼」「ミルキーウェイ」「イティハ―サ「サラデナーサ」「櫻狩り」「リターン「探偵青猫」「この手でよければ」「パパがも一度恋をした」「太陽と月人」 「とめはねっ!鈴里高校書道部」「ファンタジウム」「ムーン・ライティング」 →「クロノクルセイド」→ 「トラ兄さんとワンコさん」「サバス・カフェ」「エマ」「まっすぐに行こう。」「兎オトコ虎オトコ」「ご主人さまとよくできた執事」 

ちょいと大人のレディに送る、甘いだけではない恋愛ストーリー。
少女マンガ界にはこんなすごい人がいるんだぞっ☆と、我がコトのように自慢したくなるのが水城せとなさんでございます。
※わたくしのいう「少女マンガ(家)」は、かつて少女マンガ界で活躍していた方、という意味でございますので、現在レディコミや青年誌にしか描かない方でも「少女マンガ家」です。例:佐々木倫子・ひぐちアサ

現在連載中はなんと3作。
 「黒薔薇アリス」 プリンセス(秋田書店)
 「失恋ショコラティエ」、凛花(小学館)
 「脳内ポイズンベリー」 コーラス(集英社)※不定期

すごいな、このパワー。しかもどれも面白いんだから恐れ入ります。

今回、『北の主腐から』・わにこさんからいただいたしりとりお題は「し」、となれば…♪

「失恋ショコラティエ」ホカホカ最新刊3巻を、1巻感想時(感想はこちら★)とミックスしつつ書いていきたく思います。
ネタバレ少々ございますが、コミック感想は基本ページ折らずでまいります。
未読のお客様、お気をつけなすって下さいましね。

◆あらすじ
甘くて苦い片想い。恋の出口はどこっ!!?

サエコに絶賛片想い中の爽太。人妻だろうが小悪魔だろうが関係ない! いつか彼女に振り向いてもらうため、本日もスイーツ王子は奮闘の日々なのであります。そして同僚のオリヴィエもまた、爽太の妹・まつりに片想い。まつりはまつりで意中の男が…。とかくこの世は甘くて苦い片想いスパイラル。大人気、愛と贖罪のスイーツコメディ第3巻!

まずは、美麗な表紙イラストで目の保養など♪
  
   ↑1巻 ミルク      ↑2巻 オレンジピール
 
←3巻 ミントビター♪ カッコイイな、ソータ!

本編にメイン登場するショコラの色にちゃんと仕上げてあります。上手いね。 首に巻いてるチーフのお色が毎回変わるのも1巻読んでる読者にはニヤリ♪なのです。

        *          *

1巻の自分感想を読み返すと文章の拙さが激しく目につき、正直リンク貼るのもイヤだったんだが今はそこは置いといて☆

1巻読了時の感想でわたくしのもっとも書きたかったことは、主人公ソータからうかがえる、作者様の「仕事」に対する考え方でした。
報われない片思いの相手の体内にせめて自分の作ったものを取り込ませたい、と、彼女の好きなショコラ作りの職人になるソータ。
立身の理由が高尚である必要なんてどこにもない、プロとして苦労と努力を重ねる今があるなら、きっかけが恋愛やマンガでも恥じることはないじゃないかと訴える力強いメッセージに、なんとも胸が震えたものです。オリビエに言わせたセリフ、「この恋の価値を認める」は今でも思いだすとうんうん頷いちゃうのです。

続く2巻と今回3巻では、作者様の考える恋愛観に唸らされております。

人にとって恋とは、なくても生きてはいけるが、あった方が数倍楽しい人生の彩りです。
スイーツ(ショコラ)もそう言えますよね。そしてこのお話がただの恋バナなら、扱うスイーツはなんでもいいのです。
でもこのお話はショコラでなければダメ。だってこれは片想いし続ける人たちの恋バナ=苦みも必要なマンガだから。

ショコラ=チョコレートはビターという苦味も認められている、スイーツ(甘いもの)の中でも珍しい存在です。さらに、ショコラだけでメインも張れるし、他のスイーツのバリエーションを豊かにすることもできます。
今作の主役ソータって、まさしくそんな感じなのです。

ソータが作るショコラは、失恋(片想い)しているからこそ生み出せます。
現実世界の辛酸を見ず、お相手の綺麗な部分だけを夢見て煮詰められる、「知る」のではなく「想う」から生み出せるショコラ。
だから、ソータのショコラは甘くてほろ苦くて、この上なく美しく、彼のショコラに惹かれる人は、みぃんな切ない片想いをしているんでございますよ。
 
                           *
タイトルに「失恋」と冠しますように、このマンガに出てくるキャラは誰一人相思相愛になっておりません。
両想いの恋は楽しいし幸せですが、誰もが好きな相手に想ってもらえるわけではありませんよね。「恋」の絶対数は、カップル成立数よりもずっとずっと多いのです。

作者様は実らず消えていく「恋」を今回応援しています。大人ビジョンで。(←ここ大事)
真摯な片想いに身を震わせる男女が、たまにはスイーツを楽しんだっていいではないか。癒しと休息が素晴らしい結果を生むことだってあり得るのだから、自分を甘やかすことに罪の意識を感じないで。ただし極上のスイーツを適量いただくことが大事だよ、と作者様はおっしゃっているのですね。
大人の癒しにはもちろんボディケアも大切なわけで☆体の慰め込みの癒しをスイーツの甘さに押しとどめて、嫌悪感を感じさせないところがこの作者様の上手いところであり、狙いでもあるのですよねぇ。
メインディッシュではないスイーツ・ショコラの魅力とは、ソータにとってのえれな、サエコにとってのソータ(多分)、まつりにとってのオリヴィエ(おそらく)です。
スイーツをメイン(仕事)にしているからこそ描ける関係とも言えましょう。

カップルになるまでを描く=両想いが最終正解の恋バナが100%を占める少女マンガ界で、違うゴール=メインではないものを提案・称賛する勇気とそこを伝えられるテクニック、トレビアンでございます。さすが少女マンガ界でガチンコBLを書かれたマンガ家様、「恋愛」へのフロンティア精神は今作も健在です。


3巻ではついに薫子さんにもスイーツの予感です。
いけいけ、薫子さん!あなたはもっと自分を甘やかしていいはず!←お相手に失礼か?

                           *

達観したお仕事観と恋愛観、次はどう唸らせてくれるのか、期待の4巻はもうちょっと早めにお願いたします。




余談:
以前も書いたが、
「加藤えれな」このネーミングがどうにも気になるのですが、わたくしが腐った魂の持主だと確信のない(うすうす感じているかも知れんが…)現実のマンガ読み友にはとても聞けない、ふれられない話題なので、ここでつぶやかせて下さいませ。


   

ではでは、わにこ様、 次回は「え」でお願いいたします♪
年始(9日)はお忙しいと思うので、1月は1週遅らせる、またはお休みにいたしましょうか?









 

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Comments

でましたね〜失恋ショコラティエ。
実は私、この作品がコメディだとは3巻のあらすじ見るまで思いもしなかったのですが、そういわれてみればそんなシーンは随所にあるものの、それって窮鼠や俎上でもアリスでもあったような…こんなドロドロでヒロインがしょっちゅう悪巧みの目しちゃったり、それでコメディって分類でオッケーなのでしょうか??
わからない〜〜〜。

ソータはもちろん、片思い中の人たちが例え両想いになったとしても、一組たりとも幸せにはなれないとうっすら分ってしまうところが只者で無いというか、そのどん詰まり感がもはや快感の領域でございます!
3巻ではサエコさんの女子力の高さがハンパないルーツが明らかになったりしたけど、なぜか女子力が高過ぎるとこれまた幸せにならない確率が(自業自得とはいえ)高かったり…サエコよどこへ行く〜〜。

もうっ、フラワーズ買うの止めたとたんに、よりにもよってこの作品がお引越ししてくるとか、己のタイミングの悪さにもビックリですわ┐(´∀`)┌

次回、「え」了解しました。
バイト開始3日ですでに寝てる時間以外はほぼ仕事とか半死半生状態なので、1週間延期でお願いします…orz

BL読みたひぃぃ〜〜〜〜←魂の叫び
comment by: わにこ | 2010/12/28 00:17
■わにこ様 
ご多忙と存じておりますゆえお気遣いなくね、萌え心は以心伝心、お互い無理なく続けてまいりましょう♪
     
     *     *     *
ついに出しちゃいましたよ、ショコラティエ♪

>コメディ
う〜ん、今までのせとなさん作品から見るとコメディってことなのかな。含蓄含ませまくりのかなりブラッキーなコメディだよねぇ。でも3巻のサエコさんは白と黒が混在していて存在感がありましたよね!私の好みとしては下手に白さを強調してほしくないんだが(笑)

>女子力が高過ぎるとこれまた幸せにならない確率が(自業自得とはいえ)高かったり
ほんとうにその通りですね!高すぎる女子力が「幸せな結婚」を選ばせるけど、本当は結婚=男子力がなくても自力だけで立てる力がある人なんだもんね。ある爪を隠しすぎたらそりゃ上手くいかないよね。
わたくし、わにこさんも女塾開ける方じゃないかと思ったりするんだが…開いてみない?(^ー°)


次回1週延期承りました♪
では1月16日がわにこさん、その次私の回も3週目(2月6日)にしていただいて良いでしょうか。私もバタンキュー状態(←憧れの死語、笑)なのでナカ2週あると助かるのです。
読めても書けない、1日36時間ほっしい〜〜〜〜〜っ!!

大人の萌え道は険しゅうございますねぇ☆
comment by: miru-ha | 2010/12/30 00:20
>実らず消えていく「恋」
こんな恋を知って、それでもっと良い恋が出来るのかも!
その第一弾として薫子さんかなと思っています。
兎に角4巻早く読みた〜い!
comment by: まひる | 2010/12/30 22:17
■まひる様
>こんな恋を知って、それでもっと良い恋が出来るのかも!
なんてステキなお言葉、そう、そうなのよ!
リアルな人生ならば誰もが経験する苦い「片恋」を、マンガという夢を見させる世界でどう魅せてくださるのか、とっても気になります。

薫子さんはほとんどの読者(女性)が最も共感できる(=支持の大きい)キャラだと思うので、彼女にはぜひとも幸せになってほしいです。
4巻、待ち遠しいですねっ♪♪

comment by: miru-ha | 2010/12/31 20:06

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