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連動コミック企画・マンガしりとり「え」〜「エマ」森薫

■マンガしりとり・ルール
・第2日曜担当:わにこ 第4日曜担当:miru-ha マンガのタイトルでひたすらしりとる。
・必ず自分が読んだマンガとする。ジャンルは不問(雑誌・同人は不可)
・続けることが目的なので最後が「ん」でもよし。(例:「ドラえもん」⇒次回「も」)
・同上理由で 濁音・拗音は有る無しどちらもOK。(例:「しょうこうじょ」⇒次回「しょ」か「じょ」か「よ」)
・同作家の作品は各人1回ずつ。2回目は罰ゲーム

 ■前回までの流れ(題名ポチでブログを超えて記事にジャンプ)
「真空融接」→「月に狼」「ミルキーウェイ」「イティハ―サ「サラデナーサ」「櫻狩り」「リターン「探偵青猫」「この手でよければ」「パパがも一度恋をした」「太陽と月人」 「とめはねっ!鈴里高校書道部」「ファンタジウム」「ムーン・ライティング」 →「クロノクルセイド」→ 「トラ兄さんとワンコさん」「サバス・カフェ」
「北の主腐から」わにこさんとの恒例おたのしみ企画・「マンガしりとり」、今回のお題は「え」でございます。

「え」か…。それならば☆

2010年読書メーター上半期ランキング・コミック編で「乙嫁語り」が発売後1カ月にも拘らず堂々入賞、いまや少女マンガファンでお名前を知らない人はいないでしょうという大作家様になられました、森薫さんのデビュー作「エマ」で行ってみたいと思います!

しかしながらこちら、最終的には好きな作品なんですが、3巻ぐらいまでは良さがよくわからなかったりしたのでした。
ゆえにその辺りをご説明した甘辛混合感想となっておりますので、ところどころ不快な表現があると思われます。どうか諸事ご理解の上、お気をつけてお進みくださいましね。

それでもいいよ〜と先に進んでくださるお客様、よろしければ、アニメ「英国戀物語・エマ」の素晴らしいオープニングテーマを聴きながら、お心なごませつつ次ページへお進みくださいまし♪
1期と2期で別アレンジになっておりますので、聴き比べてみてね〜♪
 
    







  ◎本編感想
アニメ化もされて一躍HIT作になった「エマ」ですが、単行本1巻発売時(2002年)は知っている方はほぼ0、かくいうわたくしも発売日から存じてはいたものの実際に買い始めたのは3巻が出たころぐらいからでございます。 
だって、この絵、この衣装!ジェーン=オースティンの小説「エマ」のコミカライズだと思うじゃん?!2,3と重ねた巻を見て、「ん?これってメイドが主役?もしかして別物?」(オースティン「エマ」はお嬢様が主役だから)と気づき、ようやく購入したのでございました。

読んでみたら面白かった!……と描きたいところですがこれがねえ…、申し訳なくも面白くなかったんですf(^^;)  まず、世界観がさっぱり分からなかった

いいとこのご子息もインドのマハラジャ(の息子)も使用人仲間まで、作中出てくる若い男性をほぼ100%一目ぼれさせるメイド・エマ。
階級差の壁や価値観を乗り越え、遊びでもなく、お坊ちゃま方をメイドにマジぼれさせるには相当の魅力がなければ説得力がありません。しかも性格の良さで惚れさせるわけではなく(それもあるけど)、一目で惹かれる美女設定。
でもでも…、どう見てもおんなのび太にしか見えない…ことない?
1巻表紙 かわいくないとは言わないが一目ぼれするようなキャラだろうか?ましてや当時女性の眼鏡はそれだけでヒかれるはず…

なんで?なんでのび太にこんな反応(一目ぼれしたかのような反応)するの?例えば「平安美人」のように、当時のイギリス上流階級の「美人」の定義に忠実に作画しているとか?
それってすごいことだけど、「当時の美人」について知識がなければ、やっぱりただのおんなのび太では?
でも私が知らないだけで、実は常識レベルの価値観なのだろうか?
などと頭の中が「?」で一杯、とても本筋なんて追えない…。

現在も変わらぬ作者様の魅力、オーラ揺らめく入魂の時代衣装・背景描き込みは1巻からご健在だったため(特に第一回ロンドン万博シーン(1850)なんてマンガ「英国の歴史」にしてもいいぐらいの素晴らしい緻密さ)、人物描写とのギャップが理解できなかったのです。
いっそ人物全体がおかしいのなら分かりやすかったんだが、男性や奥様などのマダム系はお上手。
ま〜さかヒロインだけアイタタ(失礼!)な少女マンガ家さんがいるなんて思わないよね(笑)

■「エマ」各巻ギャラリー 
・2巻(2003)      ・3巻(2003)      ・4巻(2004)最ものび太 ・5巻(2005)


・6巻(2005)       ・7巻(2006)      ・8巻(2007)      ・9巻(2007)

 →この辺りからようやくエマが、思い込まんでも美人に見えてくる

    

(この本の世界では、エマは絶世の美女なんだ)
こう思うようにしたら、ようやく世界観がわかりました。そしたら面白いのです。いってみれば「ハーレクインヒストリカル・ビクトリアン」?身分違いのドラマチックラブ。
といっても「身分違い」の描き方が王道・貴族と使用人ではないところが個性的です。
お相手ウイリアムはジェントリ(上流労働層)出身で、貴族以上に豊かな生活をしていてもいわゆる成り上がり的扱い、それゆえウイリアムパパは貴族の娘と息子を結婚させようとアレコレ手をまわしてます。さらにエマは本来ならばお屋敷メイドでさえ難しい、掃きだめスラムの出身、そこから運と努力ととある夫人の好意でメイドにまでなれた人工的な鶴なのです。

そんな2人が偶然出会ってお互いに一目で惹かれ、1巻でKISSまで交わす情熱。でもそこから先の波乱万丈が長く激しいこと!(笑) まさに愛の嵐でございます。
エマの女主人の死と新たな奉公先、ウィリアムの婚約者、別れ、抑えられない愛の再熱、挙句の果てに6巻(マっ黒表紙の巻)では、エマはパパの策略で攫われ、なんとアメリカ大陸にうっぱらわれちゃいます。
別天地でもへこたれず生きていこうとするエマ!追うウイリアム!!最大の障害で一気に強まる絆!
エマの恋愛観、ウィリアムの人間性、どちらも未発達なまま走り始めた青い恋が7巻分の障害と覚悟を乗り越えてようやく成長、一人前の大人として未来を共に歩む愛へと変わるお話でありましたよ…。ラストシーン、手を取り合う2人…感無量です。

余談:アメリカへの売り飛ばし
実は未だに誘拐&放置先がアメリカなのかどうか自信がない。
いくら19世紀イギリスでも、身分違いより未婚女性の行方不明の方が障害としては大きいはずだが(身持ちの悪さを疑われたらおしまいだから)、そこんとこ本編はスルー。なにより男ばっかの怪しい船内に、明らかにどう扱ってもかまわない美人乙女が1人、でもアメリカにつくまでの数週間心身ともに無事ってのはありえます…かね?


             *           *          *

7巻分と書きました通り、エマとウィリアムの恋物語は7巻で終わりです。
表紙絵が8巻からエマの姿ではなくなるのは8〜10巻までが全部外伝だからで、本編の半分のボリュームが外伝とはなんとも型破り(笑) でもって、外伝の方がずっとずっと面白い。

お絵柄も安定、素晴らしい描き込み、本編で個性を放ちながらもワキ役として終わってしまったあんな人やこんな人の過去や未来が惜しみなくてんこ盛られています。これを楽しむために本編があったのではないかと思えるぐらい愛すべき本末転倒です。
そうよね、7巻で終わってしまったら婚約破棄されたまま放置のエレノア(当時の常識として落ち度がなくても婚約破棄は「傷もの=人間失格」の扱い)がかわいそうすぎだもんね。←ある意味主役カプより気になる
さらに、マダム・ドロテアと旦那様のおっとな〜な関係(夫婦だけど)、ウィリアムとハキムの友情ストーリーなどなど収録の9巻は、全巻でもっとも読み応えあるわたくしの大好きな巻でございます♪

人気が出てきて、あとからあとから〜と膨らんでいった典型的な後半肥大形態と申せましょう。


綿密な描き込みに相応しい、綿密に設定された人間関係。
これらを初めから、悔いなく描く狙いで創られたのが現在連載中の「乙嫁語り」なのですね。だからあの作品は結婚式から始まり、「乙嫁」が何人も出てくる群像劇になっている&タイトルも複数系(?)なのだと思います。←「乙嫁〜」の主役・アミルが初めから美人なのを見て、見当違いの感慨を味わったのはここだけの秘密にしといてくださいましね。



 
    
ではでは、わにこさん、次回は「ま」です♪
よろしくお願いいたします









 

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Comments

エマ…実は私も面白くないと思ってしまって脱落しました…。
作中の男性だけでなく、世のオタクをも萌え転がせているエマの魅力がちっともわかんないんだも〜ん。
ものすごい人気作品だけに、そう感じる自分がおかしいのか?と思ってましたがちょっぴり安心。(笑)
終盤はアメリカ大陸にうっぱらわれるなんてドラマチックな展開になって盛り上がるとは知りませんでした。
アニメは一応全部観たんですが、売られたりしてなかったし展開違うのかな?

マンガ喫茶があれば挑戦してみたい作品ですが、残念ながらうちっとこはマンガ喫茶無いのよね〜。(ノД`)

次回「ま」了解です!
comment by: わにこ | 2010/10/25 00:52
わにこ様
わ〜、私も安心した〜(笑)
でもオタクの方にも人気あるのね〜<エマ、萌えめがねっこってことなのかな?
エマの魅力は(特に前半)私にはわかりにくかったですが、エマを取り巻く人々、特にエマのご主人が2人ともステキな人でそれで読み続けられたというか…

後半の盛り上がりは前半の「???」を相殺してあまりあります。機会がありましたらゼヒ!


ではでは次回「ま」、楽しみにしておりますね〜♪
comment by: miru-ha | 2010/10/25 20:05

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