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2010上半期ランキング【小説編】
〜読書メーター&MYランキング 

2010年・上半期ランキング[書籍/小説]編                                                                
 ■計画達成度 ★★★★       
 ■読み応え度  
 ■お好み度     

■計画達成度…ラジオ体操のハンコ状態。星が増えれば嬉しい、わたくしのお楽しみ
■読み応え度…精一杯客観的・総合的に判断した、内容充実度
■お好み度…お気に入り指数。個人的好みなので、世間評価とかなりズレることも 
  今回はランキングなので、★評価は無しです。
今日も暑いな〜… 

本日は、昨年に引き続き、『読書メーター発表・2010年上半期読んだ本ランキング』に一言コメントをつけながら、自身のランキングも考えていき、いかにわたくしが流行りにビンカンか(ミーハーの間違いじゃないの?)を検討していきたいと思います。
【関連記事・2009上半期ランキング

でもね、メーターランキングが昨年はトップ10だったのに、今年は20位。多いって。
書いてみて理由は分かりましたけども…。同じシリーズの巻数違いが何冊もランクインしているので、タイトル数としては少ない=10位までだと変化がなくてつまらないのですよね。
ですので拙宅もこれに倣い、「書籍/小説編」と「コミック編」の2回に分けて、予想外の激ナガでお送りいたします。ほんのお楽しみのつもりが、おおごとになってもた

来週から8月です。夏の計画表通り、「名作を読む」をお送りいたしますが、あまりに読み応え(書き応え)がある作品ばかりなので、なかなか進まず…。 
記事UP間隔がかなり空くと思いますので、今回の記事は次回までのおヒマつぶしのおつもりで、少しづつ読んでいただければ幸いです。

本日は「書籍/小説編」です
・1ページ目…読書メーターランキング&一言コメント
・次ページ目…miru-haランキング 非BL編・BL編
ネタバレしてますが、構成上ページが折れませんのでご注意くださいませね。

 

◎本日のBGM
暑苦しさを吹き飛ばしちゃうスーパーゴキゲン夏ソング、ごひいきバンド『サカナクション』の発売前の新曲「アイデンティティ」をBGMに、さっくりとお楽しみくださいまし♪♪

     

デビュー曲から独自の歌詞に大注目、「アルクアラウンド」でブレイクした時は、おばちゃん泣いちゃいましたが、この方の書く歌詞は(深いのに)恋愛に向かってないので、BLイメソンには使いにくいのだよねぇ。
やっと取りあげられました。うれしい


 


■1位(文庫)・6位(単行本)
告白告白「告白」
単行本と文庫が同時ランクインは珍しい現象ですね〜。
年齢問わずに読まれている結果ですが、正直なところこれを小中学生に読ませたくはない…。映画でR15指定がついたので、余計にU15の興味をかきたてており、普段小説をあまり読まない中高生も読んでいるのですよね。書に親しむのは良いことですけども、その作品がこれなのはいいのか悪いのか日本文学大系で「好色一代男」を読んで、ドキドキしている中学生の方がず〜っと健全です←だれのことだよ
この作品の恐ろしさは、人が最も長く深く傷つく復讐法を「学校」という限られた空間で、考えられうる限り残酷に実行する=直接命を奪うことが報復だと、誰も思っていないという点なのですよね。
「大人」とは「子供」が年を少々重ねただけ。だから大人(教師)と子供(生徒)が、長い時間を共に過ごす閉じた空間=学校で、作者はこの事件を起こすのです。

教師が給食に「仕掛ける」
これがもっともキツい行為でした。教師や教育の腐敗は、ある程度覚悟の上だが、「給食」を信じられなくなったらもう子供を外に出せないよ。

どちらも母性を持つが故の視点=女親にしか書けない恐怖です。
この作品がデビュー作の作者様、子供を寝かしつけてからミシン台で執筆したそうな。きっかけに理由は要らないのですね。
著者:湊 かなえ

■2位
シアター!「シアター!」
あのアスキーが本気で文芸文庫を出しました、の第一弾。今や超売れっ子作家・有川浩さんの恩返し的書き下ろし青春小説です。
同時発売・渡瀬草一郎「陰陽の京」新シリーズにも小躍り、出版社の気合が感じられます。が、活字がデカすぎてかえって読みづらかったり、内容的にも電撃(ラノベ)とどう違うのか、今のところはよく分かりません。

今作は小劇団の演劇絡みのストーリーなので楽しみにしてましたが、他に読まねばならない本が多すぎて今だ積読。いつでも読めると思うとつい他(おもにBL)を優先しちゃうのよね…
著者:有川 浩

■3位(3)・9位(1)・14位(2)
1Q84 BOOK 21Q84 BOOK 11Q84 BOOK 3「1Q84 BOOK 1〜3」
1,2は読みましたが、3はもういいかな。

作品の質で300万部超えなのではなく、村上作品の新作だから300万部、なのだと思う。それほど作者自身にノスタルジーを感じる読者は多い、ということなのでしょう。
そしてこれを読むと、たしかに村上作品と伊坂作品のテイストは似ているなと感じる。ただ目指すところは全然違うように思えます。
著者:村上 春樹

■4位
キケン「キケン」
懐かしき青春時代。楽しく、しみじみ。コミカルの皮をかぶった「ハートカクテル」的ストーリーとでも申しましょうか。
各章をどの部員が回想しているのか(実は全部違う)、分かる人には分かるように仕込んであったりするが、このあたりがかなりマンガっぽい。←実際マンガ的な視覚補助を作中に取り入れるという実験的試みをしている。
後々まで反芻していきたいものがあるかと問われれば答えに窮するが、楽しい読書時間を過ごすというエンターテイメント目的は十二分に達成している。
ライトノベル作家だと明言している姿勢といい、エンタメに徹した作風と言い、PNといい、かなりオトコ前(アネゴ肌)な方だと思う。
著者:有川 浩


■5位・11位・17位・20位
デュラララ!!デュラララ!!×2デュラララ!!×3デュラララ!!×4「デュラララ!!」1〜4巻
「流行り物は抑えておく」が双子座生まれの性(さが)、もちろんこちらも読んでみたが…。
ジェネレーションギャーップ!この日本語表現についていけません…。
が、ロリ巨乳やツンデレ妹などで溢れかえるこの手のラノベで、「顔のないヒロイン」を設定した作者の反骨精神には感じ入った。
アニメの方が世界観はわかりやすく、フォローのつもりで原作読むなら2巻までで十分と思います。
著者:成田 良悟

■7位
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら「高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」
未読。タイトルから察するに、女子高校生にドラッガーを読ませて、部活を「経営」する概念を与えるってことなのかしら?
試みとしては面白そうなんですが、この表紙では手を出しづらい…。

著者:岩崎 夏海

■8位
夜は短し歩けよ乙女「夜は短し歩けよ乙女」
昨年もランクインしてましたが、私的にはそれほど…。
どうも森見作品とは相性が悪いようです。
著者:森見 登美彦

■10位
新参者「新参者」
図書館待ちです。うっかり出遅れたら114番目だとさ、あはは。
あと24人まで来ましたので、9月末位には読めるかな。

著者:東野 圭吾

■12位
植物図鑑「植物図鑑」
有川さんこれでランクイン3作目。大人気っす。
男に美少女が降ってくるなら、女にイケメンが降ってきてもいいじゃないか、というコンセプトで書かれたラブロマンス。
さすが自称「ライトノベル作家」 開き直りもオトコらしい。
著者:有川 浩

■13位
天地明察 「天地明察」
2010年本屋大賞&143回直木賞候補。
大変面白かったので、マジガチ感想をちょっとだけ。

30代前半のライトノベル作家が描く時代小説。
親しみやすい表現と鮮やかな展開で、天地の理(ことわり)を追いながら人の理をも同時に描く、作者渾身の意欲作である。

天に星なければ星の図は成されず、地に人なければ星の図は必要とされない。
人に生なければ学を極められず、生に縁なければ学を伝えられない。
若さは未熟ではなく可能性、齢を重ねる事は縁を重ねる事。
作者は江戸時代の暦学者・渋川春海の生涯を通じて、このメッセージを痛快に明快にうたう。

セリフだけで個性が区別できるほどしっかり書きわけられた、いわゆるキャラ立ちした登場人物、画像が浮かぶかのようなメリハリの利いたシーン展開など、随所に感じるのは作者の「演出眼」だ。作者はアニメやマンガなど、画(映像)や場面を常に意識して作話する、脚本家タイプの方なのだとよくわかる。
先細り必至の時代小説の読者層と、ただ今全盛期のコミック・ライトノベルの読者層を結びつけた、本書の功績は計り知れない。

著者:冲方 丁


■15位
日本人の知らない日本語2「日本人の知らない日本語2」
未読。
買ってまで読みたいとは思わないが、病院の待合室とかにおいてあったら絶対手に取ると思う。
著者:蛇蔵,海野凪子

■16位                                                              四畳半神話大系「四畳半神話大系」
フジ深夜アニメ「ノイタミナ」で6月まで放送された、森見作品初映像化作品。
表紙イラストレーター・中村佑介氏が、アニメでお初のキャラデザイン&その繋がりで、主題歌をアジカンが担当するという超豪華アニメーション。←中村さんは毎度アジカンのCDジャケをご担当されてます
「映像化」にこの作品チョイスは、かなり意表を突かれました。

続編短編「四畳半の眠れぬ姫君」が、小学館発行「STORY BOX vol9」にそっと載っております。
著者:森見 登美彦

■18位
SOSの猿「SOSの猿」
マンガ家・五十嵐大介さんとの共同構想により生まれたそうで、株誤発注が伊坂氏、悪魔払いと孫悟空が五十嵐氏のアイディアなんだとか。
う〜ん…途中で投げた伊坂作品は、「魔王」に次いで2作目です。←魔王は辛すぎて読めなかったので理由が違う
著者:伊坂 幸太郎


■19位
オー!ファーザー「オー!ファーザー」
図書館待ち。後9人。8月中には読めるかな〜…。

「4人の父親候補」という設定に、なぜか腐臭を感じた。
いやだわ、もう後戻りできない(笑)
著者:伊坂 幸太郎


 
14アイテム中、既読は8作、積読・手配中が3作。うむ、立派なミーハーです。
わたくしのHN『miru−ha』はミーハーからきている…わけではないですが、結果的にそうなってますね。あはは。←乾いた笑い


暑苦しかったでしょう?でもまだ続くの、すみません…。
それでは次ページで、MYランキング・非BL編&BL編を。




       
           ◆小説編・MYランキング 非BL編&BL編は ここから◆
     

◆2010 個人上半期ランキング・TOP5&次点
※1〜6月に初読みした本なので、古い作品もあります

◆非BL編 
今年の上半期は、読書量が少なめなのですよね。でもBLの読書量は減ってない(大汗)
下半期は池澤夏樹さん編集の世界文学全集・第3期発売を前に、1期と2期で読み落としている作品をコンプ目指して読んでいきたいと思います。←過去2回ほど挑戦して半分ぐらいで挫折してるf(^^;)
 
  1位       2位       3位      4位      5位       次点     
              

■1位 冲方 丁「天地明察」
表コメントでも書きましたが、若さを卑下も賞賛もしない、そういう「若さ」が光る本。
50代、60代といった人生の先達へ憧れをもたせて下さいと遠巻きに伝える、若者からの重いラブレターにも感じます。どの世代が読んでも感じ入る本、すなわち名作といえますね。

■2位 高橋克彦「ドールズ 闇から招く声」
2004年発行でかなり古い作品ですが、続編(3巻)が出ていたのをまったく知らなかった!読書メーターありがとう!!
 ・未読の方のために1巻「ドールズ」のあらすじを
季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。
彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか。
2巻「闇から覗く顔」は、1巻で明らかになった「心の闇」の正体が大活躍するのですが、これが異常に面白い。この作家様、このキャラにしかできない推理小説というかホラーというか、時代小説でもあり、人情譚でもあるし。
この巻は、1、2作目とは全く違う方向へいっちゃいましたが、これはこれでまたいいんだな!
さすが、直木賞受賞前後・作者様黄金期の作品です。筆がのッてます。

おやじ萌え、江戸の伝統芸能萌え、人の温かさに涙したい方は1,2巻まで。
ドラマチック&センチメンタルホラーでエグ&ドキもOK♪な方は、この巻まで読まれることをおススメいたします。


■3位 吉田修一「横道世之助」
鍵となる事件を知らないまま読了すると、作者の入魂のメッセージを完全には受け取れない事になってしまうが、作者はそこを責めたくない。だからあえてなにも触れないのだな、と思う。
こうして、作者の本当の意図をくみ取れず終わってきた作品が、今までどれほどあったんだろう(多分、相当ある)、と思うと背筋が凍る。
こんな怖い思いはしたくないから、また本を読む。これぞ因果。


■4位 高田郁「みをつくし料理帖3・想い雲」
1作目発売時は注目度0、メーター登録した時は20人いなかったんじゃないかな〜。
いまやメーター登録数500越え、コミックも出て大ヒット作品になりました。
今巻3巻は1巻に比べると少々パワーダウンですが、他候補もずば抜けていい作品がなかったので結局ランクイン。でも「玉響の逢瀬」は実に美しいシーンだった…。
今回出てくる「清石衛門」は南総里見八犬伝を描いた滝沢馬琴のことです。さすがエンタメ性バツグンの朝ドラ系時代小説、上手く仕込んである。

■5位 前田 健「それでも花は咲いていく」
あややのモノマネでおなじみの、お笑いタレント・前田健が書いた本気の小説。芸人小説と舐めてかかると返り打ち。
花になぞらえた、9つの性的倒錯や異常偏愛を、あっさりしっかり読ませる文才に驚きます。
(おそらく作者の)懺悔と慟哭に満ちており、読み進めるほど苦しい。

■次点 三浦しをん「まほろ駅前番外地」
あちこちで広がった波紋が、重なり合ってさらなる模様を描く短編集。
短編ならではの削ぎ落としで、よりクリアな仕上がり。
でもって下村富美さんイラストの行天が、神がかりに美しい。そして作中行天も神がかったかのように、キレた行動を…。待て!次巻!です。
しかし映画の配役はいかがかと思う…。多田が瑛太って。ワカすぎないか?

■葉室麟「花や散るらん」も同率次点といっていいですが、時代小説ばかりなので感想は割愛。
 


◆BL編 
一応BLブログですので、こちらはTOP10にいたしますね。
ほとんど感想書いてますので、ランキングだけ。


■1位 松岡なつき 「FRESH&BLOOD」
14,15巻のダブルコンボで文句無し。

・14巻感想         ・15巻感想 
左脳感想         ・青嵐編・本編1〜5章感想   
右脳感想         ・あいの風編・本編6〜9章感想
・イラスト特集        ・イラストチェック完全版

    

■2位 綺月陣 「背徳のマリア」
近日感想UP

    

■3〜6位
僅差すぎて順位が付けられない…。ので、ぜんぶUP(笑)

        
暁 由宇「グリーングラス」
和泉 桂「貴公子の求婚」
綺月 陣「罪と罰の間
西江 彩夏「ナルシルトの憂鬱」…何かと話題で気になってはいましたが、読むのが今頃(今年の1月)になってしまいました。感想未完成なので、ホントに一部だけ抜粋
               
               *         *

実を申せば、私は「小石」に弱いのです。BLだろうが、マンガだろうが,純文学だろうが、んなこたあ関係ない。小石を積むだの、小石を蹴るだの、小石に絵を描くだのが作品に出てきたら、文句なく喰いつく。

どんなものにもキラキラしたモノを見つけられた時代へのノスタルジー。
価値の有無、世間体などを気にせず、己の心に従える純粋さへの憧れ。
下に向ける視線への感動。(人はたいてい前か後ろか上しか見ない)

「小石」には、そのすべてが詰まっています。←ご賛同いただけなくともかまやしねー

で、山田。
小石を記念に拾うだとぅ?君にも上げようと2個拾っただとぅ?好きな方を持っていっていいと言いながらお気にの1コがやっぱり譲れず、更に後悔して夜中に交換しにくるだとぅ?
よくも、よくも、こんなエピソードを考えたもんだ。萌えすぎて死ぬかと思いました。
こんなこと、もし実生活でされたら…。
惚れはしないが、この世は捨てたもんじゃないって泣くだろうな(笑)

しかしデビュー作でこれほどの個性、おせっかいながら今後が心配でございます。お願いだから1発屋にならないで!←他の作品は未読でございます
            
               *         *

こちらイメソンも決めてあるので、イラストチェックを足してそのうち完全版をUPいたします。
          
            
■7〜9位
これも僅差すぎて…(以下同文)
     
高尾理一「二十六年めの恋人」
高遠琉加「成澤准教授の最後の恋」
・真崎ひかる「慈雨」…これも感想未だ完成しないので、1作目「白雨」とあわせて出来てるとこまで。
ネタバレしてますから、お気をつけ下さいまし。
            
                    *            *
再会モノでわたくしが特に注目する点(そんなたいそーなもんでもないが)は、「なぜ『今』出会ったか?」です。
ここが納得できない再会モノは、別れた理由がどれほど切なかろうが、出会ったその後がどんなにステキだろうが心にシミが残るのです。←傷というほどではない
特に「OO年後に偶然出会う」ってのが、もっとも凹みます。

が、BL(だけではないけども)では、見事に「OO年後にばったり再会」ばっか。で、出会ったとたんにあちこちで「ばったり」しまくり、時限「偶然」爆弾が大爆発です。
どんなファンタジスタ=イリュージョンにも綿密に組まれたタネ(仕込み)があるもの。「BLはファンタジー」ってそういう意味ではないと思うのです。

今までわたくし的に満足のいく「再会理由」に出会えたのは、ほんの数作でしたが、今回久々に出会えた喜び!ありがとう、ありがとう←誰にお礼を言いたいのがよく分からんが言いたい気分
理由自体はチト弱いのですが、出会いが偶然ではないことが、きっちりと作中で説明されています。
そう!こういうことなのよ!!
しかも、わたくしのもう一つの願望・「いちゃいちゃ後日談を読みたい」をも、この作品は満たしてくれてるのだな!!(以下「慈雨」感想)

BLを読んでおりますと、ここからが読みたい!という所で終わってしまう作品に結構出会いますよね?この後の2人をむしろ見せて〜っ!みたいな。筆頭作家:火崎勇さん
大概は、ジレジレ・やきもきを乗り越えて、ようやく事が成就した後のラブラブ後日談になりますが、ツボをきっちり押さえた後日談って案外少ない。そういう意味では、この続編は理想的です。

仕事や生活の不安なく、性格も容姿もステキな2人が、2人の愛は揺るがないまま(←ここ大事)、金や暴力、人の生死といった、生々しさまではないが適度に現実的な障害(←ここも大事)を、2人で支え合いながら乗り越える。バカップルではない、でもちゃんとアマアマな後日談です。
障害となる「親」や「当て馬」の動かし方が少々中途半端と言えなくもないが、この続編に期待してるのは、ピリ辛スパイス程度の障害を乗り越えて、もう一段階強い絆&甘えて甘やかされる生活をしっとりと送っちゃう2人の生活を垣間見る☆なので、障害自体の質はさほど問題ではないのです。

1できっちりつかまれ、2で気持ちよくフィニッシュ。うむ、これぞ理想のキャッチ&リリース!←?

こっそり名わき役のスイーツが、これまた半端なく美味しそうです。
「菜の花とクリームチーズのタルト」…って!!ちょうどこれを読んだのが3月でしたので、もう食べたくて食べたくて(笑) 自分で作ろうかと思いましたが、菜の花をクリームチーズに混ぜる量と方法が想像つかなくて…。←フルーツではなく「菜の花」だから水分不足=ただ混ぜるだけではうまくいかないと思う
「菜の花とクリームチーズのパスタ」だったら美味しく作れる自信あるけどなあ。
つか、こんな店がそばにあればいいんだって!毎日通うから。←作者様もそう思って書いていると確信している

イラストもバッチリ!メイン2人は文句なしです。
当て馬さんにワイルドさが欠けるとか、「子供」が少々サイズヘン(でもかわいい)、などなど若干の残念さはありますが、このお話はメイン2人がステキに描かれていなければ台無しな作品なので、そこをしっかり満たして下さってるだけで満足です。

加点の連続で高得点☆ではなく、減点ポイントがほとんどない結果の上位入賞です。
萌えたくて何度も再読する「好き!」とは違うが、再読したら間違いなく萌えられる、安定した「好き」とでも申しましょうか。お借りした本ですが、自分でも揃えておきたいと思いました。

残念だったのは、ヒジョーに細かくて申し訳ないが、最後の短編のタイトルかな〜。
この2人にとっての「雨」は、試練も恵みも与えた大事な想い出・キーアイテムでしょう?大ラス・旅立ちの短編のタイトルに雨なし&「陽」を使ってしまったら、行く末は光にあふれている=幸せな未来に「雨」はない=「雨」の過去は試練ばっか、って解釈が成り立っちゃうのです。
こここそ「天気雨」(ダサいけど、笑)のような、「雨」と「陽」で希望がさらに増すようなタイトルを考えてほしかったな。

                     *           *

■10位 なし




【まとめ】
こうしてみると、新作のランクインが年々減っておりますね。結構読んでるはずなんですが…。
選び方が悪いのか、それともこの世界への慣れなのか、ちょっと判断がつきません。


ここまでお付き合いして下さって、ほんとうにありがとうございました。
次は「コミック編」なんですが、長くていまだに終わらないのだわ…。出来るだけ早めにUPいたします(^^;) 








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Comments

■yOOO様
お言葉をかけて下さるだけでも嬉しいのに、あのような熱烈な告白を…嫁にくる?(笑)


>グラスホッパー
蝉だけ採集とは、なんとツウないただき方を(笑)
でもあんな書き方したらかえって気になりますよね、出てくるって事だけお伝えしたかったんだけど申し訳ない…。
 
yOOOさんの記事と今回のお言葉で、もうどうしようもなく「魔王」が読みたくなり、まずは1〜5巻までポチッてしまいました。
もともと、途中で投げてしまうぐらい向き合うのが怖い作品=相当魅かれていた原作ですし、なによりこれを読まなきゃ「Walts」が堪能できないのですよね?うむ、早いトコ読もう!

そうそう、もうご存知かもしれませんが、わたくしごひいきマンガ情報サイト「コミックナタリー」で、ここでしか見られない(笑)大須賀さんによる伊坂作品のキャラクターの描き下ろしカットが3名載ってます。
ご本人インタビュー・「Walts」制作裏話なんかもあるので、もしご興味ありましたらこちらへ♪
http://natalie.mu/comic/pp/waltz

「城山」をあんな爆美に描いちゃうのかとオドロキです。ドストライク☆

comment by: miru-ha | 2010/08/02 02:28
■みOO様

ですよねっ!!
ばったり営業先の会社で再会したら、その後ばったり電車が同じ、で、ばったり女性と歩いているのに遭遇とか。←よくある「ばったり」をならべてみました
ヘタな探偵の尾行より、確実に追跡できてます(笑)


みOO様は再会モノのプロフェッショナルなのですよね♪
私も嫌いではないんですが、「水に眠る恋」以上の傑作に出会えずにいます。なにかおすすめあればご教授下さい。



comment by: miru-ha | 2010/08/02 03:21
■liOO様
帯コピーは、本編とはまた違ったファンタジーワールドでございますよね!
そしてさすがliOO様、なんという名作!ぶはははは!!私も負けじと思い出してみましたが、これ以上の作品を思いつきません。またもマケタ
ちなみに、わたくしが今までで一番笑ったコピーは、水無月さららさん「クラッシュアイス」ですが、あれは本編読んだからこそ笑える自虐ギャグ(早口言葉?)だからなあ…。

そうそう、サイド「つぶやき」の帯コピーは全部、7月27日UP「ちょっと雑談」記事に載っている新刊の帯コピーです。どれがどれだか当ててみて〜♪
ヒント
・「選ぶのは〜」…ネバーギブアップな小説
・「快楽の〜」…ドラマティックお嬢様Presents小説
・「もうこれ以上〜」…わたくしと同郷マンガ家作品
・「この気持ち〜」…記事中に唯一表紙掲載ないマンガ
comment by: miru-ha | 2010/08/04 04:47
■ゆOO様
今回も異様に長くなってしまいました…。最後まで読んで下さってありがとう、お疲れになりましたでしょう?ビールビール♪

>雨シリーズ
バカップルではないけどアマアマな2人っていいですよね♪上品に萌えられると申しましょうか。同人誌とセットでさらに萌え萌えです。
こちらの同人感想は「同人誌読書記録」に2か月も前に(笑)こそっと書いてございます。大したこと書いてませんが、お時間あったらのぞいてみてくださいませ♪

comment by: miru-ha | 2010/08/04 04:59

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