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作品集「このたびは」 えすとえむ

あらすじ
竹宮惠子推薦! お見合い、お葬式、お祭り、成人式etc…。 冠婚葬祭にまつわる物語を端正な筆致で描き『フィール・ヤング』で好評を博した5編+描き下ろし1編を収録。胸に沁み入る傑作揃いの作品集。

えすとえむさんによる非BL・女性誌掲載作品集。


竹宮惠子御大が帯コピーを!!
えすとえむさんも竹宮さんのアシスタントだったの?知らなかった…。
下村富美さん(木原さん「吸血鬼と愉快な〜」イラストご担当の神絵師様)といい、さすが御大、アシさんの質まで桁違いです。一条ゆかりファミリーと双璧をなすアシスタントワールドですね♪←自称・少女マンガ王なのでこういうチェック(誰が誰のアシさんか)には、とてつもなく胸がトキめく

                  *

人生の縮図・冠婚葬祭をテーマに描いた、恋模様、人模様。
ちょっと懐かしのくらもちふさこちっくな切り取り方かな、往年少女マンガファンには少々既視感ですが、現代お嬢様にはグッと来るかも。

お値段約1000円と決してお安くはないですが、綺麗な装丁、上質な紙に丁寧な印刷、イラストちっくな美しいペンタッチと、ちょっとしたイラスト集のテイで楽しめます。
「いいもの見たな〜♪」と幸せ気分☆ですが、本音を言えば「いいもの読んだな〜♪」という感想を書きたいものです。マンガだからね。

例えば、作中もっとも惹かれた「祭り」をベースにしたアダルトな恋事情、2人のその後が気になります。が、惜しいとこで終わっちゃうんだよな〜っ!←ストーリー的にではなくテーマ的にです

都会で仕事が楽しい女と、故郷での人間関係が既に築かれている男。
どちらも自分の居場所をしっかり確保できている大人であるがゆえに、あと一歩の距離が狭められない。でも完全に切れることもしたくない。2人でいる未来はどちらかの居場所を完全に消すことになるからです。(←本当は違うんだけど、そこまで気づくには主人公も作者も若すぎる)

恋愛に限らず、正解がないものに惹かれてしまうのは人という生き物のサガですね。だから人類はここまでの歴史を作ってきたのでしょう。
「祭り」とは抱えた逡巡を一瞬すべて忘れることで改めて現在の自分を知るという、リセットとは違う意味での再生を、人が求めてきた儀式の積み重ねと言えるかもしれません。ゆえに祭りは人から発しなければならず、行政指導の天下り祭りはむなしいのです。

この短編で作者が語りたいことはこういう内容ではありませんが、ここまで表現してくれたら「読める」んだな。
「祭り」から連想する恋バナで終わるのではなく、「祭り」を必要とする恋バナとでも言えばいいのかな〜、祭りの時期に男が彼女を故郷に招いた意味をもう少し描いてほしかったというか…それにはあとほんの少しのテーマの掘り下げとコマ練りでいいんです。
せっかく饒舌に語れる「絵」を持っているのだから、「女性向け」を意識した雰囲気恋愛マンガで終わらせるのがもったいなく思えます。
でも描きおろし「成人式」のショートストーリーは抜群によかったので、5〜6ページの超SSの方が最も研ぎ澄まされる方なのかも〜。



 

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[BLコミック・あ行]えすとえむ | comments(0) | trackbacks(0) |

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