スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 

励みになります、ありがとうございます♪ 拍手する
- | - | - |

「白の彼方へ」「暁の高嶺で」真崎ひかる/高峰顕


 

「3月の読書記録」から独立UP、「レディース感想」でお送りいたします。
ワーキングでもない、恋愛オンリーでもない、山岳BLとしか言いようがない分類不可能の名作に敬意を表して、レディース感想なのにイメソンついてます。もはや「レディース」の定義が分かりませんが、おちゃめ右脳タイプの病気と思ってお許しを。






  ◎レディースイラストチェック/高峰顕(コミック派)
感動した。
高峰というお名前の方が山岳BL(?)の挿絵を担当されることに感動した。しかもの光の中「高嶺=高峰」れる、とくる。出来過ぎなぐらいハマってます。
これはもう天の采配、組むべくして組まれたお2人でしょう。名は体を表すとはよく言ったものです。私ごときがチェックなどしていいものか…。するけど。まったく山の神様のなさることはイキだこと。

1作目と2作目の間に約3年あるが絵柄の違いがあまり感じられない。いい意味で安定した絵師様だと思います。カットも丁寧。「熊のごとき…」の描写でホントに熊を描く(笑)、潔さと素直さを兼ね備えた誠実実直なお人柄が絵や描線に出ています。
カラー、CGじゃなくて絵具でキチンと塗ったら面白い発展しそうなのにもったいない。
モノ申ししたいのはカバーデザイン。特に2作目…最悪です。この文庫にはデザイン=ロゴだけにしとけ、という社訓でもあるのでしょうか。そのロゴでさえ手(愛情)がかかっているとは言いづらい。
字体は明朝(ベース)、フォントは一定(キャッチがない)、選色も平凡。固まった文字の配置場所を選ぶだけでデザインと称するのはちょっと…。しかもこの2冊の統一感のなさ、致命傷です。せっかくタイトルが韻を踏んでるのに、これじゃ絵師様も作者様もお気の毒。
ロゴセンスならディアプラス、カバー全体のデザインならSHYかリンクスをもう少し見習っていただきたい。

◎レディース感想
閉じられた世界、行き交う人は皆総ホモ♪なBL界の楽しいお約束「ホモ・パンデミックス」(ホモ爆発感染)該当作品。(他症例:「YEBISUセレブリティーズ」「メス花」など)
「ワーキング」と「ホモパンデミックス」は本来相性が悪いです。「仕事」が持つリアルな魅力と「総ホモ」のファンタジスタな魅力を同時に追求して成功させるには、作品の完成度とは別モノの「なにか」がなければ読み手のツッコミを回避するのは難しいからです。これは南アルプス並みに高いハードル、たいへん失礼ながらこの作家様にハードル越えは期待しておりませんでした。

が…やられた。「なにか」がここにはありました。


これを読んだ直後、某国営放送で「プロフェッショナル」としてリアル?富山山岳警備隊のリーダー(作中・浅田のポジションの人)を追うドキュメントを放送していてびっくり&しっかり見てしまったのでした。 
朝陽ポジションのいわくありげな山小屋の主(60過ぎの方だったけど、笑)やら部下(塩見や音羽?)との数ヶ月に渡る合宿勤務やら、本作とビシバシシンクロされていくシチュエーションがもう楽しくて楽しくって♪ついニヤニヤ〜(笑)明らかに家族には不審がられたが、MRIスキャニングをされない限り脳内映像を見られることはないので安心です。
ところが初めはニヤついていたのが次第にガン見。雪山の怖さと神秘的な魅力、命がけで命を繋ぐ行為に笑いの入るスキがなくなるのです。
ちょうど「総ホモかい!」とツッコミながら楽しんでいたこの作品の最後・「碧落の遥かに」を読んだ時に感じた感覚と似ています。番組見終わった後、本読み終わった後、満足の溜息と共に心に残る罪悪感…笑っちゃってごめんなさい

「遺体」ではなく「遺品」にしたからこそ漂うリアル、もはや総ホモがどうの…などはどうでもよく、とにかく朝陽が今1人でなくてよかったと思い、姿を消した彼を探す塩見の心中と同じぐらい焦り、暁に浮かぶ稜線が見えずとも目に痛いです。
欲をいえば遺品発見に絡んで他短編のメインキャラ(Drや音羽など)がちょこっと絡んだ方がシリーズとしての一貫性が増し、より締めにふさわしいかったような気もしますがそれだと焦点がボケるかな…。

これは2作読んで初めて完結&名作に昇華します。3年空いてでも書いて下さった作者様に感謝です。真崎作品を追いかけたくなりました。
オススメいただかなかったら手に取らなかった方だったろうと思います。レンタルして下さった萌え友様に感謝です、ありがとう♪♪


◎イメージソング
これを読んで速攻浮かんだのがこの曲。その後某アニメのEDと判明しました。優也クンメジャーになったねぇ…。ちなみに拙宅ではちょうど1年前綺月陣「仮面の恋」のイメソンに彼の曲を取りあげております。密かにお気に♪ 
この曲は速攻削除されますので、この動画が見られるのは1週間ぐらいだと思います。既に3回ほど消されてましてそのたびに音源探しなおしで大変なの…←早く仕上げればいいだけなんだが…
お早めにご覧下さいませね

     

クールでダンサブル、でもさほどアップテンポでもない曲調と甘い声。本作のようなスタイリッシュ群像劇とピッタリです。
「Trust Me」 1本のザイルに命を預ける彼らをこれほど象徴するタイトルもございません。2010年ベストイメソン賞候補です♪




【関連記事リンク】

    励みになります、ありがとうございます♪ 拍手する
    [小説・作家名ま行]真崎ひかる | comments(7) | trackbacks(0) |

    スポンサーサイト

     

    励みになります、ありがとうございます♪ 拍手する
    - | - | - |
    <<prev entry | main | next entry>>

    Comments

    こんにちは♪

    特殊お仕事モノといえばシャレード、でも山岳警備隊までやるとは思ってませんでした(わははは♪)

    私はもともと真崎さんには好印象持っていて、けっこう著作を読んでいると思います(すべてではありませんが)。中でもこの2冊は好きですね。ただ真崎さんって、基本どの作品もまとまっているし、及第点にちゃんと到達しているんだけども、心のフックに引っかかるまでにはなかなか至らないとゆーか(超失礼。でも事実だったり)、「まとまっているね」という印象で終わる作品が多く、それがもったいないな〜といつも思っています。あと気に入っているのは、奈良画伯絵付けの『恋でなくても』かな…(超ベタベタな展開が心地よい作品です)。

    >「暁の高嶺で」
    表紙のふたり、どっちがどっちだかイマイチ区別がつかなくて。
    あとmiru-haさんがおっしゃるように、前作に続き、総ホモで。「フィクションでーす」というお断りはありましたが、真剣に「T山警察に怒られないだろーかー?」と思ってしまいましたー。

    そして私と似たような文章を書くお友達が、「白の彼方へ」のCDを探していて、もし見つかったら感想を書くと云ってました(わはは♪)
    comment by: 秋林 瑞佳 | 2010/04/19 15:57
    >ゆOOお母様

    よく出来た嫁ご様のおかげでウキウキの蜜月を過ごさせていただきました。2世誕生(次作感想)もまもなくです(笑)

    優也クンは舞台「黒執事」で主役も務めたのですよ♪…つかセバスチャンの舞台…想像しにくい(^^;)

    >ホモパンデミックス
    読んでいるこっちもいつのまにか冒されている恐ろしい病気です、しかも不治(笑)用語辞典にしっかりと登録して後世のワクチン開発を待ちましょう☆

    comment by: miru−ha | 2010/04/19 23:55
    秋林様、いらっしゃいませ〜♪

    初の真崎本、予想外ベクトルでしたが面白かったです。

    >どの作品もまとまっているし、及第点にちゃんと到達している
    >心のフックに引っかかるまでにはなかなか至らない
    うんうん、とっても手堅い作風の方ですね。「とりあえずビール☆」みたいな(笑)でもその「とりあえず」が無性に欲しくなる時があるんですよね、疲れた時とか、暑苦しい(作品ばっか読んだ)時とか。全作コンプしようと萌え上がる!ってタイプの方ではないですが、手元に置いて時々読み返す作品を2,3探したいな〜、と思う方でした。

    でも「暁」は作者様作品の中ではかなり特殊な位置づけの作品ではないのかな〜と思うんですけども。「白の彼方へ」だけ読んでいたら続編は読もうと思わなかったと思います。2冊同時に読んでよかったです♪


    >奈良画伯絵付けの『恋でなくても』
    ああ、あの作品もこの方なんですね!イラストはしっかり記憶してたんですが作者様チェックしてなかったな(笑)
    あれ?イメージとちょっと違う。画伯テイストとこの作家様ってイケますか? う〜ん、ちょっと想像つかないな。こりゃ確かめてみないと♪ 

    >白の彼方へCD
    それも気になりますが、秋林さんのご友人様も気になります。似たような文章…書ける人いるの?!すごいよ!
    comment by: miru−ha | 2010/04/20 00:26
    >わOO様

    おかえりなさ〜い♪♪♪
    >「白の彼方へ」
    これだけ読んでいたら続編は読まなかったろうと先のコメントでも書かせていただきましたけど「白」を後から読むパターンは想定外だったな、「白」だけだったらただのホモパンデミックス作品なんだよ(苦笑)

    私が「名作」と称しているのは「傑作(文句なしの面白さ!)」ではない、欠点もあるけど記憶には良さがしっかり残る作品、という意味で使っているのね。褒めすぎな気もするんだけど他に言葉が浮かばなくって。傑作>名作>良作ってかんじかな?
    でこれは2冊そろって「名作」、白だけだと「良作」ギリギリ。
    なので既読の暁はすっぱり忘れて、新鮮に白→暁へと読み進めていただく事をオススメします。
    F&B15巻後ぐらいでいかがでしょう(笑)

    comment by: miru−ha | 2010/04/20 00:44
    真崎さん…そうですねえ…う〜んと…

    >「とりあえずビール☆」みたいな(笑)でもその「とりあえず」が無性に欲しくなる時があるんですよね、疲れた時とか、暑苦しい(作品ばっか読んだ)時とか。

    だと、やっぱ『恋でなくても』がいいと思います。いろんな人から「なんで秋林さん、そんなに好きなの?」と云われましたが、う〜ん…「定石は丁寧に踏むべし」を改めて教えてくれた作品だからでしょうか。

    奈良画伯の絵も合ってました。ルチルで復刊する前、リーフでこの作品が出たとき、絵師はしおべりさんだったのですが、とくに画伯が好きということもないお友達も「奈良さんのほうがいい。とくにファミレスシーン」と云ってました。ベタ作品をちゃんとベタに絵付けされていたので、さすがだな〜と。

    画伯は、ヤクザだったり刺青だったり、いまどきの若いにーちゃんだったり、クールですんごい「ばばばばーん!」なエロだったりがお上手な方ですけど、ご自身のマンガが掲載されているのは、麗人でもピアスでもなく、センシティブ系のCRAFT。これも意外だと云われますが、私には「ナルホド」かな。ちなみにmiru-haさんがお好きな英田さんの「エス」、小冊子に載っている画伯のエスマンガは、そういうCRAFT路線だったりします。
    comment by: 秋林 瑞佳 | 2010/04/20 13:54
    あ、忘れてた。

    >似たような文章…書ける人いるの?!

    いますよー!(わははは♪)
    いまウチのブログで書いてます。BLCD担当です。4月は彼女がメイン、たまに秋林が書いている、という更新になっています。
    comment by: 秋林 瑞佳 | 2010/04/20 13:59
    >秋林様

    「恋でなくても」チェックいたします、ベタ大好物♪
    ちなみにもう一つの真崎既読本は「雨」シリーズなのですが、好みとしては「山」より「雨」の方が好きなのです。ツッコミどころも多いけど全編に漂うアマアマが心地よくて♪

    >センシティブ系のCRAFT
    そうなんですね〜。非BLを含め今は雑誌をほとんど買ってなくてこのあたりの個性がよく分かってないのです…。「CRAFTはセンシティブ系」よし、覚えた!


    >小冊子に載っている画伯のエスマンガ
    それはエス完結記念にでた、プレミア価格18000円のアレですか?画伯のコミックが載っている?おおおお、楽しみ♪←ご縁あって今我が家に逗留中なのですがもったいなくてまだ手をつけてないのです(笑)


    私もついにCDデビューをいたしました。秋林さん宅でCDをご担当されているご友人様にもご挨拶しなければ!ぜひともよろしく伝えくださいませ♪
    comment by: miru-ha | 2010/04/21 21:33

    Leave a comment










    TrackBack URL

    http://imeson-bl.jugem.jp/trackback/416

    TrackBacks