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2月のTOP1でBLイメソン〜「好きで子供なわけじゃない」菱沢九月/山本小鉄子

2月って。

「今月のTOP1でBLイメソン」 2月がようやくUPいたしました。
拙宅で一番息の長い企画(開設時から続いている)だけに思い入れもひとしお、拙ブログが続く限りこの企画だけは継続していきたいな〜と思っております。でも毎回作品はすぐに決まるんだけど書く時間がな

・ちっさい変更ご案内
昨年11月から毎週企画→月一企画に変更させていただきましたが、その際使用ランキングを某有名音楽専門店のCD売り上げランキングから有線問い合わせランキングTOPに変更いたしました。
が、これがあまりにもツウ過ぎて音源がない!出るまで待っていたら書く機会を逃す、の繰り返しで…。よって2月から、もとのCD売上ランキングにもどし、前月のTOP1(4〜5曲あるはず)から1曲選んでイメソンにする方式に切り替えました。
皆様どっちでもいいことだと分かっておりますが書いておきたかったんです。すみません、毎度前置きが長くて…。

それでは早速本題へ♪
          
                *          *          *
           
◆2月のTOP1(毎週日曜日発表)は以下の通りです。

2・ 7 抱きしめて 河村隆一
2・14 BREAK OUT! 東方神起
2・21 戻れない明日 aiko 
2・28 Love yourself -君が嫌いな君が好き-  KAT-TUN

ここから2月のイメソンとして選びましたのは、ドラマ「曲げられない女」主題歌だったのでご存知の方も多いのではないでしょうか?の、こちら
         BABYaiko 「戻れない明日」
…なんですがこれだけ音源が全くない(失笑) せっかくランキング変えたのに意味ない。やれやれ。ここまで徹底的に削除される曲も珍しい(全作品ではなくてこの曲だけなのがまた不思議です)、3日持たないんだからすごい、ジャニーズでも1週間はもつよ?

画像埋め込みはできませんが、密林でアルバム視聴ができますので参考までにURL上げておきますね。
http://www.amazon.co.jp/BABY-aiko/dp/B0039H3CRO/ref=pd_sim_b_1


これをイメソンにしたいBL…浮かんだのは菱沢九月さんのコレでした。


※ご案内
今回もややマジガチ、感想というより作家論になってしまいました。正直に書きましたがピリ辛部分も多いです。めんどくさいへ理屈は勘弁してよ、なお客様は前半イラストチェック(初登場・山本小鉄子さん)だけにとどめていただき、本編感想はスルーしていただければ幸いです。

はじけると言いつつ へ理屈感想が続いてしまって申し訳ない…。
次回(3月のTOP1)はコメディ、明日UPいたします。




 
◎本編あらすじ
高校一年生の広野は両親の海外赴任に伴い、憧れの一人暮らしをすることに。
超過保護な母親に頼みこまれ、広野の面倒を見ることになったのは、マンションの隣室に住む、12歳も年上の幼なじみ・小刀根剣介。
13歳のときに剣介への初恋を自覚した広野は、一人きりの夜が怖いのを理由に剣介のところに入り浸り。けれど、いっしょにいればいるほど、恋心と触れてみたいという欲求を抑えきれなくなって…!?
たとえ両思いでも、高校を卒業するまでは、キスから先へは進めない!?
幼なじみの隣のお兄さん×高校生の年の差LOVE


◎イラストチェック/山本小鉄子(どうみてもコミック派)
カラー★★★
カット★★★★ (今回は同時チェックです)
華奢で繊細なペンタッチと相まって、馥郁と香る青い10代を描かせたら他の追随を許さない確立した個性をお持ちです。担当作品の精神世界を自分の世界にひっぱってこられる大変お力のある絵師様と思います。
わたくしが毎度惚れぼれするのはこの絵師様の人体(肉体)表現です。業界随一(というか無二)の皮下脂肪。でもデブじゃないの。←ここ大事 押せばはねかえるようなぽよよんとしたリアルな肉感、これが徒(あだ)っぽさとなってイラストに現れてます。ううむ、いい…。

女性レーターの描く「イケメン」はたいがい少女マンガの王子様(体型)を理想とするので、肉体表現は9割が筋張った足長の十頭身(骨格めちゃくちゃ)→さらに肉体美に目覚めると骨や筋肉をやや意識した表現→もっと目覚めるとリアル体型(6.5頭身)に推移していきますが、脂肪(まるみ)=肉感を追うのは大変珍しい発展の仕方です。
かなり「女性」を描きこまなければこの肉感ラインには到達できないので、この方の作画ホーム(バックグラウンド)は「やおい画」ではなく「少女マンガ」だろうと推察できます。だから一般小説のノベライズも可能なのです。(というかそちらが本業だったと思う)
少年少女から男女の描きわけまでがきちんとできる、腐界では貴重なマンガ家(絵師)様です。

ただヒッジョーに残念なのはファッションセンス。小鉄子さんは今おいくつなのかしら…。申し訳ないがセンスが見事に昭和です。表紙カラーの受け子クン、今どきの16歳でこのトップとボトムはどうなん…。カットP281なんて抱きしめられていて全貌が見えないとはいえあのパンツライン…あれじゃガラカメです(汗)
せっかくピカイチの10代肉体が描けるのに私服(普段着)がこれって、もうもう猛烈に残念。制服とかはまだいいんだけど…でもヤンキー(改造制服)は絶対描かないと見た。
                               
                              参考画→


◎本編感想
リリカル作家・菱沢九月さんの新刊です。←これを書き始めた時はまだ新刊だった、苦笑
小鉄子さん描くふくふく可愛い坊やがどうしてもショタ(私の地雷)を連想、新刊即買い出来なかった作品でした。実際読んでみると、「うへぇぇぇ、ショタ?」と単純にブーたれることが出来ない内容ではあります。ただ、物思う事は色々ある…。
今回は本作感想に合わせて、作家様(作品)について常々感じる事を少々記しておきたく思います。


冒頭で「リリカル作家」と表現した通り、文章(表現)に少々クセのある方です。
九月節とでもいうのか、ポエムまではいきませんが作家様の思い入れのたっぷり入った、ねっとりとした言い回しが特徴です。←なので「リリカル」
これをくどいと感じるか、抒情的と取るかは好み…というより体調次第?(私はかなり好きですがそれでも食が進まない時もあります)
ただ、作者様のアツい思い入れとこだわりが作品そのものに表れる時があり、これは体調云々に関係なくいただけません。
近年のご持病と申上げてもいいかもしれませんが、作品本編を書いているうちに広がった構想や新たに思いついたエピソードなどをすべて悔いなく書き切ろうと1冊(特に後半)にみっちり詰め込んでしまう作家様の完全燃焼へのこだわり、これが昨今特に顕著です。
結果、目指すゴール(結)はプロット(初期設定)通りでもストーリー展開は、本筋と少々ずれた取り外し可能なエピソードが「結」部分にドカッと入り、「起承転」(ケツデカ)になるのがパターン化してきています。
例えば「小説家シリーズ」は3作目がそっくりそれにあたり、「年下の彼氏」もラスト近く教え子の暴走エピがまるっと余分、(萌えの有無はさておき)同人誌で独立展開しても問題ないエピソードがたっぷりのページで語られます。
つまり近年作で分厚いボリュームの作品は、まず間違いなくこの持病が発症していると思ってよいです。
そして今作も分厚いです。

前半はまさに先述あらすじ通り、隣のお兄ちゃんにエロ指導を誘い誘われドッキドキの16歳♪を狙っているのに、後半は手のひらを返したようにダークな過去とトラウマを暴く重い展開。
このミスマッチ感覚が今作最大の特徴、笑おうと思ったお口がひきつっちゃった、どうしましょうです。この特徴を創作工夫と取るか戸惑いと取るかで作品満足度が分かれるだろうと思いますが、私が感じたのは残念ながら後者でした。
ストーリー(流れ)は一見スムーズだけれど実は逆流してます。まず年の差&エロ指導ありき、その流れに沿って展開しておいて途中で「重い過去」を思いつき、前半を修正肉付けしなおして完成させないとこういう運びにはまずなりません。(つまり行動と動機を別々に考えてくっつけたがゆえの不自然さからくるミスマッチ感にしか思えない)

広野のしんどい過去、単なるラブコメにしないための作者様のひねりポイントでこれ自体は考えたな〜と高ポイントですが、今作ではここまでやると行き過ぎです。
この重すぎる過去のせいで電話の音さえ訳もわからずおびえる広野が性的リハビリに嫌悪感を抱かないのがまず不自然。さらに1,2ヶ月前まで「まだ中学生」(笑)だった、蒙古班も青々としていそうなオコチャマに「性的リハビリ」が必要かどうかも疑問。単純に「年頃の性的興味」の方がよっぽど納得できます。
例えば、大好きな剣介に触れられても気持ち悪い、なんで…?との疑問がイタ電をきっかけに解明されていき最後はH成就、とした方が過去の重いトラウマから誘発するエピソードとしてはまだ自然でした。
よってあの過去を知る&責任さえ感じている剣介がとった「手ほどき」行為がかなり異常に思えます。イタ電よりもこっちの方がよっぽど犯罪に感じちゃうのです。

先述あらすじのように、エロ指導メインで母親が過保護な事でさえもコミカルに扱いお互いがモラルと恋心の板挟み、キスから先はいつできるの?!的ノリのコメディ作品に仕上げるか、H成就が過去から解き放たれる救いになるような、お互いをしっかり求めあう純愛路線でいくか、どちらかをしっかり見据えて筋を追っていかないと「28×16」を気持ちよく仕上げるのは相当難しいと今作を読んで痛感します。(月村奎さんの名作ぐらいしか成功例を思いつきません)
どちらの路線も菱沢さんがキチンと狙って書けば面白そうな展開になりそうだっただけに、持病発症はかなり残念です。←作家様のリリカルな持ち味からいくと純愛一直線の方がよかったか?

調べておりませんが、おそらくこの方は同人誌活動(続編・後日談の別冊発行)をされない作家様ではないかと思います。だとすれば、この「悔いなく書き切りたい病」が発病しても理解できるのです。ここまで毎度悔いなく書き切っていれば、毎回達成感に満ちているはずなので同人活動で不足を補おうという気にはまずならないと推察いたします。

書きたい!と思う情熱は作家業にはとても大切なファクターです。荒くても情熱で読ませてしまう作品はたくさんありますし。
ただこの作家様は作品にリリカルな芸術性(文学性?)を追い求めつつ書き続けている方に思えますので、だったら作品全体も芸術的に、完成度重視で削ぐ時は削ぎ、諦めるものは諦めないといつまでたっても次の段階にステップアップせず、結果、過去作以上の傑作は生まれないことになってしまいます。(つまりマンネリ)

もはやベテランの域に入る方ですし、リリカルな個性はそのままに、でもご自分の達成感と作品完成度を毎回きっちり天秤にかける「離見(客観的な主観)の眼」をそろそろ持ってもよいように思います。


とりあえず、次回新作も「厚み」に注目です。





                                                                 〔絵師:山本小鉄子〕〔カット:★★★★〕


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[小説・作家名は行]菱沢九月 | comments(1) | trackbacks(0) |

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Comments

>ゆOO様
へ理屈長文、最後まで読んで下さってありがとうございます♪

スパイシーな事書いてるくせに、小説家フェア小冊子(「小説家は懺悔する」番外編掲載)を読みたくていらん本まで買ってしまう、矛盾に満ち満ちたファンでございます。もっと素直になれよ!とどこかで声が…もしやこれってツンデレ?←美化もいい加減にしろ

>菱沢さん同人誌
やっぱりね〜っ!作家様のご人気の割には今まで話題に上ってるレビューを拝見したことがないので、そうじゃないかと思ってたのですよ( ̄ー ̄)ニヤリ。
疑問が確信に変わりすっきりしました、どうもありがとう♪

次刊も「厚み」チェックいたします♪
でも薄くても厚くても、買って読んでみなきゃ確認が取れない=何の役にも立たない情報なんです、すみません…

comment by: miru−ha | 2010/04/30 15:57

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