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勝手にBLグラミー2009 ストーリー部門

「勝手にBLグラミー・2009」
2日目の本日はストーリー部門。
萌えた!泣いた!笑ろた!BLの中で、これは!と感じる作品に贈らせていただく賞です。

爆裂な睡魔と闘いながらお送りしております。←シャーペンを突き指してみましたがやっぱり効きませんねぇ、ひろし?(笑)
大事な何かを忘れているような、センチメンタル気分でお送りする(特に短編)2回目グラミー、さっそく参ります
            

                                

ストーリー部門は以下の3賞となっております。

◆「最優秀作品賞・長編部門」
(3巻以上続いている作品)
◆「最優秀作品賞・短編部門」(2巻までで完結している作品)
◆「最優秀新人賞 
◎発表要綱
・発表の見方
  1ページ目…ノミネート作発表
  次ページ目…受賞作発表と授賞理由・総評
※去年が消し去りたいくらいハズかしい、自分しかわからん書き方している記事でしたので、今年は工夫してみたのですが…かえって見にくいのか?
・管理人が「今年読んだ作品」から選出、今年度発行とは限りません。
・申し訳ありませんが、一部敬称略です。
・今年から2巻を境として長編短編を分類しております。
本来「短編」は1冊完結作品と定義するべきですが、良作品はすぐに続編やリンク作が出てしまうため純粋な1冊完結の名作は数がそろわず、代わりに長編候補がエライ事になってしまいバランスが悪いのでこうしちゃいました。

◆「最優秀作品賞・長編部門」ノミネート作品
 

表紙はすべて現在の最新刊。完結作には★
    
「幸村殿、艶にて候」     ★「蛇とワルツ」        「FLESH&BLOOD」                             著者:秋月こお         著者:榎田尤利       著者:松岡なつき              
               

★「最果ての空」        「許可証を下さい」       ★ 「愛と混乱のレストラン」                       著者:英田サキ        著者:烏城あきら       著者:高遠琉加                                                    

今年こんなに名シリーズの続編や完結編が出ると思ってなかったんですよねぇ。
「許可証を下さい!」だけは絶対出る!と思ってましたけど(笑)
「F&B」2冊も奇跡!だし、年の瀬にまさかの義兄本…。まさかといえば「しあわせスペシャル」もか。
面白いから長く続くのだから、この部門は傑作ぞろいに決まっているのですがそれにしても壮観ですね♪

仕事中も考え続けて選んだ受賞作と総評は次ページで♪
        
                                 

続きまして…
◆「最優秀作品賞・短編部門」ノミネート作

         「恋ひめやも」          「君を抱いて昼夜に恋す」
         著者:英田サキ        著者:久我有加 
              

  「ポチとタマ」        「花嫁はマリッジブルー」    「桜の下の欲情」    
  著者:玉木ゆら        著者:凪良ゆう         著者:秀 香穂里    
              
                     
こちらもノミネート絞るのに苦労しました。
長編部門ほど悩みませんでしたがこの2作のどっちかでさんざん迷ったんだよな〜の受賞作は次ページで。
            
                                 

◆「最優秀新人賞」ノミネート作
今年の新人作家様(かな〜と私が感じた)から記憶に残る作品をノミネート作といたしました。(まだ1,2作しか出てない作家様ばかりと思いますが今年デビューの方ではないかもしれません、裏を取ってなくてすみません…)
この中から未来に希望と期待を抱く作品に最優秀新人賞を授与したいと思います。

  「モルグの番人」       「モノクロームキス」    「便利屋には愛がある」
  著者:今城けい       著者:安曇ひかる     著者:久万谷 淳 
                    

以上3作品の中から選びましたのは…これも次ページで。

                                  

それでは、この後(次ページ)から受賞作発表です。







  ◆「最優秀作品賞・長編部門」受賞作 
「最果ての空」 英田サキ

英田さん、まさかの2年連続受賞となってしまいました…!!
恋ひめやもの感想でも書きましたが、アングラ作品が鉄板とはいえこんな…。
こんな美しい終わりを私は他に知りません。
過去6作があるからこそ書ける、BLの枠を超えたBLです。

実は、過去作では義兄の描写がどうしても某警察小説の主人公を彷彿とさせ(しかも私はその人が大好き!)、個人的にこの人に思い入れることができませんでした。
今回のスピンオフは「義兄本」だけに、更に似ている、と感じてしまったらどうしよう…と少々の心配もしながら読んだのです。おまけに先日のイラスト部門で書きましたように奈良様の絵も心配(笑)

怖いもの見たさに近い待ちどおしさを押さえる事が出来ず、とうとう読んでしまった私を待っていたのは…くうぅぅぅぅぅぅぅ〜っ。
結果、ベストカット賞と最優秀作品賞、加えて作家様2連覇。根こそぎ持っていかれました(笑)
本物の「プロ」は素人の想像を超えますねぇ…。

この作品のレビューは年あけますが必ず上げようと思っております(7割出来てるんだけどね、笑)想像をどのように超えたのかの詳細はその時までお時間下さい。
「恋ひめやも」といい、今年の暮れは英田さん色に染まった私、そこまで好きな作家様じゃなかったはずなんだけどなあ…。
               
                   *          *           *

この作品を読む前は「長編賞」は「愛と混乱のレストラン」でほぼ決まりかな〜?と思っておりました。
BLで本当に落涙した作品は「愛と〜」が初めて(笑)
「食」という自己完結が出来ない本能を通して、身体(味覚)と魂(心)を再生させる、まさしく「愛のレストラン」、BL史に残る名作だろうと思います。
水戸黄門によるお店存続、叶氏の恋愛動機など3巻完全完結を見据えて大急ぎの3巻後半の展開が、人間再生と恋愛成就にページ割きすぎちゃったかのように思えて少々もったいない。伏線の張り方が弱いというか…そこがマイナスポイントかな。

「許可証を下さい!」 約3年ぶりの新刊、もし来年発行されたら絶対コレをTOP1にしよう!と去年から決めていた作品です。(読まなくても面白い自信があった)
でも、いざ読んでみると上下巻の「上」にあたる巻になっており、内容はすこぶる面白いもののこの本だけで総合評価は不可能でした。
続巻(最終巻…泣)がでたら間違いなく受賞すると思います。(って今から宣言したら来年開催の意味がないだろう!)

「F&B」 12巻スペイン脱出イベントの盛り上がりと13巻の新章突入、冒険活劇としてはやっぱり一級品。「王家のO章」や「天はOい河のほとり」と同質の面白さをBLでやってくれたら…という腐女子の夢が叶いまくる展開にガッツポーズです。
でも「最果ての空」のあまりに美しいピリオドに言葉をなくしてしまったのと、「BLでやってくれたら…」の部分が今後大飛躍する事を願って今年は見送りました。

「蛇とワルツ」 大好きなシリーズ完結編という事で心情的には1押しでしたが、お話としてはとても面白くても、メインキャラクター(特に受け)に第1作ほどの魅力を感じなかったのが敗因です…。
これが完結編でなかったとしたら、ここまで何回も読みなおしたりしないだろうな〜と思ったら残念ながら「最優秀」までは…。ごめんなさい轡田様!

「幸村殿、艶にて候」 面白さもエロもしり上がり(笑)
相当ハイレベルな歴史考証、でもちゃんとBL。独特のマグワイオノマトペも大変楽しい歴史エンタメですが、マイナスポイントは…あ〜…う〜……正直に申しまして…「イラスト」との違和感です。
「ストーリー部門」ですから絵は抜きにして考えようと思ったのですが、この作品についてみつめるたびに頭に浮かぶのはまずイラスト。
本編のドラマティックな盛り上がりからずれたイラストに萌え上がるタイミングをことごとくハズされ、結果、面白いはずのお話にイマイチ乗り切れない=よむ何度も再読する情熱が持てない、です。

ノミネート作はいずれもイラストがマスターランク、お話も挿絵もハイレベルな作品ばかり(例外は「許可証〜」ですが、これは作品内容がバツグンに突出、絵を補っている)
BLに挿絵が入っている意味を考えますと、やはり絵の不具合が気になって読書にのめり込めないようでは「最優秀作品」には押しづらいのです。
佐助の町娘扮装が江戸時代の髷ってどう考えてもヘン。6巻の新キャラ、本文とにらめっこでようやく判断できるほど他キャラと酷似。
現在しり上がり途中ですし、今後、イラストの不満が瑣末に思えるほど面白くなれば受賞の可能性もありです。

惜しくも圏外は「交渉人は振り返る」 面白かったです。
でも前2作のように「面白かった〜」と表現できない。だって私のストライクは「交渉人は振り返らない」なんだもの(笑)
過去を「振り返った」事により、芽吹が「交渉人」になったのは逃げなのか?と感じてしまったのが…。
でもそんな単純な話ではないと思うので、次刊の展開を待つ事にいたしました。

                              

◆「最優秀作品賞・短編部門」受賞作

「君を抱いて昼夜に恋す」久我有加

恋愛特化作品ですから落涙する本ではないのですが、いい意味でBLを読んでいる事を忘れる、まさに「のめり込む」作品です。

「Hで幕開け」のイントロは最近特に多いですが、この作品の冒頭Hは一味違います。
なんと夜ばいしといて視姦!(しかも出会った当日)
組伏せてねめ上げるように、身体中のイレズミを辿っていく源太(攻め)の視線がエロいったらもう!(///∇///) 実際事に及ぶより数段いやらしい(笑)

受けがまるっと女扱いのBLは、読んでて気持ち悪い&単純思考にがっかりですが、今作の、「女」を自覚(自嘲?)して喜びすら見出すのに「彫師」としては男前な生き方をしてしまう受け、が新鮮。
そんな受けを惚れさせる年下の(←ここ大事)攻め源太が、これまた、「そら惚れるわ」と納得できる男っぷり。己が何者かを自覚している男だけが持つ強さ。ここまで到達するには相当な修羅道を歩んできたに違いないのです。「草食系」が市民権を得る今の時代ではこの男は書き得ない。加えて大阪弁、着物、刺青…。これらを本当に美しく描写する圧倒の筆力。カンペキ。
まさに創造の世界、魅せてくれます。どっぷりとこの世界に浸りたくて、何度読みなおした事か…(笑)    

最後まで迷ったのは「恋ひめやも」 
こちらは共感の嵐、創造ではなく想像の世界ですね。これも良かった〜♪
この作品にハート鷲掴み!かどうかはぶっちゃけ恋の「現役」かどうか、ではないかと思います。
表舞台から数歩退いた位置からしか見えない「遠い日の花火」、遠くなればなるほど美しさを増す花火が確かにあるのです。
たとえその時1人であっても、遠い日に思い出す花火は2人同じでありたいと訴えるこのお話は、末永く幸せに暮らしたい現役世代(現役はそれでいいんです、むしろそれを望まなきゃダメです)からみれば「昭和枯れすすき」かもね(笑)

「君を〜」が描きだす情念の炎
「恋ひ〜」が描きだす情緒の流れ

どちらも甲乙つけがたい。ならば創作要素がより強い「君を〜」に軍配、とさせていただきました。
             
              *           *           *


「桜の下の欲情」 個人的思い入れに尽きます。作品の質よりも作品背景に囚われたのは先日のマジガチ感想で書いた通り。なのでこれをTOPランキングに入れる方は少ないだろうと思います(笑)

「ポチとタマ」 短編ならではのぼかし方と強め方が作品のテイストと合っている。素直に上手い、と思った。最後の地雷がなければかなりの上位だった。

「花嫁はマリッジブルー」 1冊でここまで明快にキャラ(4人)を動かせるのがすごい。しかも難しい「コメディ」で成功してる。
シリアス系作品の「良いんだけどな〜っ( ̄〜 ̄;)ウーン・・」がなく、素直に「イイ♪(^-^)b」
続編は少々失速してますので候補は1作目だけです。

こちらの圏外は綺月陣「龍と竜〜銀の鱗」
大魔神ジロちゃんやら「千歳飴」やら、ぶっ飛び爆笑アイテムてんこ盛りで大変笑わせていただきました。自分が期待通りの子供でいることで周りの大人を安心させてやるという、幼い颯太のリアルな子供心にもかなりやられました。「背徳のマリア」とのこっそりリンクのおまけまでついて正直ランクインさせたかったですが、わたくしダメなのよ…どうしても…ショタが…。
行為は未遂なんですけど、それでもやっぱり複雑な後味だったものですから…。ジロちゃんには親バカでいてほしかったな〜なんて。

                                   

◆「最優秀新人賞」                                                               「便利屋には愛がある」久万谷淳

9月の読書記録でも書きましたように、お宝発見作家様。

忌憚なく申せば、作品としては相当大味。
誰が主役なのかイマイチはっきりしないし、なんで受けだけがこんな特殊能力もってるかもはっきりしない。
後半最大の案件(?)「女の子」絡みの事件もよく読まなきゃよく分からんが、よく読んだら怖くて読めない。
受けが攻めを見込んだ理由もあやふや。この攻めだけの強烈な「孤独」の描写が弱いせいですね。

でもね、力は弱くても押すツボは合ってるってことありますよね?「あ〜、そこそこ♪もっと強く押して!」って(笑)この作品はそんな感じなのです。
見事に社会的弱者しか出てこない展開、ヒーローであるはずの「便利屋」でさえ下手すりゃ餓死のいわゆる負け組。
陽でも隠でもない、例えるなら「湿」の世界でオトメゴコロがウズく作品を書こうと思う作家様の非凡の発想。この独特の視点に力強さ(焦点強化とテーマ掘り下げ)が加わったらすっごく効くんじゃないの?という期待がこの方には持てます。
ノミネート作の中で、想定外の傑作を書いてくれるかもしれない、と感じさせてくれた新人作家はこの方だけだったのです。
よって「最優秀新人賞」です。

「モルグの番人」 読書記録でも書いた通り、萩尾O都氏の一角獣種としか思えない受けの人格に、「クローンか?」といぶかしみながら読んだがどうやら普通の人間の様です。
この世のすべてを掌握しているかのような受けの情報網。ネット社会がこれだけ全盛ならあり得なくはないですね。こんなありえない人格になってしまった受けも眉唾と切り捨てられない。
表紙でエロに期待させすぎ(笑)ですがけっこうちゃんとしたヒューマンドラマ、ツッコミどころも含めて楽しませていただきました。
違和感は受けの「性欲」かなあ…。「愛情」は不可欠だけどエロまで書かない方が話としてはすっきりする。でもBLだからそれが不可能なんですよね、だから最後が…。惜しいと言えば惜しい。
この作品に相当愛着がありそうな作家様…う〜んなんだか一発屋の匂いがするんだよなあ…。(わ〜言っちゃった

「モノクロームキス」 ワーキングBLとしては秀逸。「冠婚葬祭」で最も手をつけにくい「葬」、作家様自身も「葬」を経験したことがおそらくないだろうと思うのに、緻密な取材と勉強でこの業界を違和感なく書きあげた事は素晴らしいです。
でも本編感想でも書いた通り、取材の綿密さとメイン人物の設定(描写?)の甘さとのアンバランスさがどうにも…。人間観察にもこの勤勉さが発揮されたら(ただ今勉強中ってとこかな?、とは思います) 今後もっと面白いものを書いていただけそうな…。着実に階段を上がっていかれるタイプの新人様と思います。

                                     

はあ、何とかお送り出来ました…。
後は年明けになっちゃいます。ごめんなさい…。









                                

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Comments

miru-haさん、
交渉人シリーズ…私も同様の理由で年間ベスト10から外しましたよ〜。
comment by: まるあ | 2010/01/04 19:45
>まるあ様

わ〜やっぱり?
次巻、多分今年中に出ますよね、巨匠のお手並み拝見ですね♪←何様なんでしょう、この視線…。

まるあさん宅のベスト、9位の「院内感染」がものすっごく気になっております。早速妄想リスト(購入リストと素直に言え!)に追記です!
comment by: miru-ha | 2010/01/07 00:37

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