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今月の作家・夜光花

月一回の脳内整理「今月の作家」 5月は夜光花さんです。

3大ナナメ作家(常識系)のお1人です。
なかでも夜光さんはナナメなフェアリーテラー、作品全部で「夜光花の世にも奇妙な物語」という一本のオムニバスを作り上げている感すらあります。(ウルトラQの方がちかいか?)
UMAあり、SFあり、大人の童話あり…。複数交流もお好きです(笑)
とはいえBL界のタモリが語る奇妙な物語の数々にさほど残酷さがないのは、夜光さんの一貫したテーマが「愛」だからです。

殺人だの姦淫だのを扱っていてもすべて行為の根底は徹底して「愛」、過激な行為は典型的な「かわいさ余って…」です。憎さ100倍の主人公がお相手にご無体するわけですから最終的にはハッピーエンド。決して心ないレイプとか価値観まで変えてしまうような個性を否定する無茶な調教はしません。
かと言って人として外れた行為を愛以外の動機で描かなければダークな作品を書けるわけがないので、その部分は全部「女性」に背負わせます。汚い部分を担当するのは徹底的に女性です。
結果オトコ同士の純粋さがより浮かび上がってくる。このわかりやすさと最後の一線に乙女が反映されているところが、夜光さんの作品が幅広く受け入れられる理由かと思います。

ただ扱う題材によってこの最後の一線が甘さ(SWEETじゃなくてCONVENIENT、都合がいい方です)になってしまう残念な例もあり、このあたりのバランスというか覚悟が今後どのように変わっていくのか見てみたい、って事で追っかけてる作家さんです。


…なるほど、だから買い続けてるのか。
おぼろな気持ちを整頓して形にするのは難しいけど なかなか興味深い作業です。


全既読作感想、長いので次ページへ。ネタバレ酷いです。



  既読本2009・5・28現在 (★3.5以上の未UP作は画像あり)
◆発行日が新しい順に並べてありますがシリーズ物はまとめました。
◆後から記事にする場合もあるので、感想はできるだけ簡素かつ主観的に。
 ただのつぶやきって事でよろしくです。


■姦淫の花    SHYノベルス   2009年2月
■堕ちる花     SHYノベルス   2008年9月
  ⇒3作そろったら感想UP予定
   今、あえて言うなら…村の「陰部」はないだろうって事でしょうか。  
■凍る月〜灰色の衝動〜    ラヴァーズ文庫   2009年1月  
  ⇒感想UP予定    
■リアルライフゲーム  リンクスロマンス   2008年9月 
  ⇒感想はこちら   

■深紅の背徳
     ラヴァーズ文庫   2008年5月  
これは背徳じゃなくて冒涜というのでは…。
意味なく聖職穢しすぎ。血をすすろうが墓を暴こうが必然ならOKだが、これは明らかに読者サービスの単なるシチュ萌え。せっかくの題材が単なる興味本位。
嗜血病らしき精神の病も中途半端。いっそ血を見てより興奮する淫血症にしたらもっとエログロくてよかったのに。2人の男たちにもてあそばれて解放されて背徳感に苛まれながらも抑え切れず血まみれで…の方が「神父」や「教会」がより生きると思う。
せっかくダークで重厚なエロゴシックロマンにできたのに、乙女病とでもいうのか「まいっか」的ラブコメで纏めちゃったのが何ともはや…。
  
■凍る月〜紅の契り〜 ラヴァーズ文庫   2007年12月       
■凍る月−漆黒の情人−   ラヴァーズ文庫    2007年6月
  ⇒感想はこちら

■水曜日の悪夢   ガッシュ文庫    2007年6月 
典型的タイムループSF。BLとしては珍しい?    
初期値の僅かな違いがまったく違う結果をもたらすといういわゆるバタフライ効果で様々な未来を迎えるのだが、面白いのは効果を生み出す源。そのためもっとも理想的な未来になるまで何度もリプレイされる悲劇に説得力がある。
母の愛に勝るものはないという事か。私には起こせそうもない奇蹟。ちょっと反省。でも母の愛が最強って事はBLを否定している事になりませんか、先生?(笑)

■ずっと君が好きだった。 ガッシュ文庫   2007年2月
つかみからやられた。
依存に支配された上下の人間関係が、やがて対等な恋愛関係になっていくという展開は主題的には水原とおるの「窓」と同じだが作家によって昇華がここまで違うのかと感心してしまう。
さすが「愛」が根底の正統派。劇中劇の性質上必ず男同士でなければならず、私の理想「必然のBL」条件を満たしている。
「ガラカメ」気分も味わえ非常にお得。実写映像化してもいいぐらい。

夜を閉じこめた館  ラヴァーズ文庫    2007年1月
夜光さん風「火曜サスペンス劇場」
最後の仕掛けは懐かしの少女マンガ「悪魔の花嫁」を思い出す。
 
■君を殺した夜   キャラ文庫   2006年11月 
夜光さん作品中1,2を争う面白さ。
デビュー作「月を抱いた」と同じ傾向の作品だがキャラクターの掘り下げがより深い。とくに「女」。女生徒の無邪気な邪気には参った。
受けの狡さと弱さ、攻めの傲慢さと一途さがうまくかみ合っている上に女の怖さまで入ってきたとあっちゃあ…。正直なラストも素晴らしい。
ただ、任期途中でやめる教師が理想の職場(出版社)からいくつも色よい返事をもらうってのはちょっとドリーム入り過ぎかな。
ここは、どんな仕事でもやる、ぐらいの覚悟で辞めないとせっかくの作品が緩くなってしまう。

 ■跪いて、永遠の愛を誓う。 ラヴァーズ文庫   2006年8月
奈良さん…!うっとり。(もちろん店頭買いは高ハードル)
このタイトルでこの表紙なら一体どれだけの調教が…!とワクワクおっかなびっくり読んでみたら、んんん?調教というより調節?
社会のゴミが価値ある人間になるというヒューマンエコロジカルな作品だった。
前半が半端なくドグロかっただけにラストの強引ハッピーエンドに呆気。ここでも例の乙女病が発病してしまった。
作品評価は★3だけど奈良さんにより+0.5、よって画像UP。
つか表紙をとにかく上げたかったの(笑)

■シャンパーニュの吐息    キャラ文庫   2005年12月
お初の文庫で様子見、といった感じのゆるふわサスペンス。
    
■不確かな抱擁  ラヴァーズ文庫   2005年7月
個人的にはとっても好きなジャンル。でもこれによく似た傑作があるからなあ…。
違いを出そうとして冒頭のイントロなのかもしれない。
雪舟さんのヘビ…眼福。
ラストはちょっと驚き。乙女病とは違うがあそこまで書かなくてもいいのに。でも書いておきたかったんですね。(笑) そのせいで余計既存作に似てしまった。全くのオリジナルなら★4以上は堅かった。
  
■月を抱いた     ラヴァーズ文庫   2004年6 月
デビュー作。かなりセンセーショナルだったと思う。
あそこまで気付かないでいられるのかどうかはこの際置いといて、受けの追い詰められ方がビシバシ伝わってくる。もっと早く幸せになれた2人だったのに、このもどかしさがたまらない。

                                        
             
未読作  積読本・読んでみたい作品は青文字
■不浄の回廊     キャラ文庫   2008年11月 
■それが愛なのさ B‐PRINCE文庫   2008年11月
■天涯の佳人     キャラ文庫   2008年4月  
■おきざりの天使   SHYノベルズ   2007年9月 
■七日間の囚人  キャラ文庫   2007年3月
■オガクズで愛が満ちる    ガッシュ文庫   2006年6月        
■愛にふれさせてくれ   ラヴァーズ文庫   2005年12月 
■灼熱を呼べ     ラヴァーズ文庫   2005年2月


総評:
これほど絵師さんに恵まれてる作家さんも珍しいのでは。作品がそのまま著名イラストレーター人名辞典の様。錚々たる布陣に出版社の期待の高さを感じます。絵師さんにとっても創作意欲をかきたてられる作家さんなのでしょうね。

 




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