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「フェイス・オフ」 小川いら/北畠あけ乃

大慌てで冬を追っかけるトリ作品は、小川いらさんの「フェイス・オフ」です。

新聞のスキー場情報も桜便りに代わりつつある昨今、記事UPを見合わせようかと思ったんですが、現実のアイスホッケーアジアリーグがファンタスティック大興奮な展開になってまして!
がんばれ!アイスホッケー!で急遽UPです。
ここであげても意味無いけど気持ちですよ、気持ち!

どんどんチームが廃部になり今や国内リーグは無理、近隣の国々と「アジアリーグ」という形を取っている現在のアイスホッケー界。
今年限りで廃部が決まっている伝統チーム西武とプレーオフ決勝で戦うのは初の韓国チーム?!と誰もが思った準決勝決定戦。ここで意地を見せたぞ!日本製紙!!
7戦中4戦先取したチームが決勝進出で、日本製紙は2−3で負け越のまま、韓国で試合。アウェーで2連勝して決勝進出切符をもぎ取りました!
敵地で連続2日間の試合に勝ち続ける。ドラマです。
西武を送るのは自分達だ!という気迫が感じられて、なんか泣けちゃった…。40本ものシュートを防ぎまくって、決められたのは2本だけですよ?GK神がかり。

伝説になるであろうプレーオフ決勝戦は、明日13日からです。
西武の有終の美 見守りましょう!!


  ◎イラストチェック/北畠あけ乃
カラー★★★3.0
もっと早いご登場かと思いましたがようやくお初の北畠さんです。
渋い色使いの方です。アイスホッケーは白いリンクに映えるカラフルユニフォームが普通なので、こういった抑えた色調はありと言えばありですが、「らしく」はないですね。代わりにタイトルロゴががんばってカラフルっているのがけなげ(笑) もうちょっと弾けた構図や表情でも良かった。
カット★★☆2.5
あああ。イラストがモンデン先生だったら!!!途方もなく名作だったのに!それぐらい合ってる、体つきと男子の種類が(笑) 脳内変換して見てください。
北畠さん あまり魅かれないんです。お好きな方ごめんなさい。
今回も、美人受けはともかく純朴高校生(ガタイでかし)の良さが出てないのと、セフレの美形教授が後ろ姿で1回しか出て来ない上に、その後ろ姿が高校生と一緒!お話いいのに絵で萌えられない、少々残念な味わいです。

◎本編感想
「フェイスオフ(faceoff)」はアイスホッケーの用語。
ピリオドの開始時、および反則などで中断したプレーを再開する際に行われる。両チームの選手一人ずつが対峙した中間に審判がパックを投入する。 Wikipediaより

普通に「試合開始」という意味で使います。←例:「18時からフェイスオフ」 
あと、始球式の意味も(「記念フェイスオフ」とか言う)

歴代冬季五輪でフィギュアスケートとともに夢中で見ましたのが、アイスホッケーです。ルール知らなくても見てたらわかってくるものです。おまけに交替!交替!で、そりゃ目まぐるしいので試合中に中断するタイミングがわからず1度見始めたら席を立てない、恐ろしい膀胱訓練ゲームです。

ホッケーに言いたい事は多々あれど、本編に。
小川いらさん これと「獅子座シリーズ」しか読んでませんが、かなり人間観察力に長けた方ですね。キャラクターの性格分析が徹底してます。これだけしっかりしていれば話が面白くて当たり前。お芝居で言えばアドリブまでそのキャラクターでできるぐらいの解釈度ですから。

ものすごくピュアででっかい年下ワンコと、テクニシャンで懐深いセフレなおぢ様の間で揺れ動くツンデレ美人受け(本文表現:アイスドール)
王道です!が、これがどえらいおもろ〜!なんだな♪♪
先に述べたとおり、キャラクターが生きてるので3人だけのやり取りでもまったく退屈致しません。

セフレ教授との前夜の余韻を漂わせる、美人受けのけだるげなモノローグで始まる冒頭。そこへ、見えないシッポブンブンさせながら声をかけてくる純朴高校生(しつこいがでかい)

この「坊や」の空気読めない懐きっぷりが、妙にリアルで笑えるったら♪ いるいるこんなヤツ♪
受けじゃなくても勘弁してくれって思うところですが、何だかんだで自分の土俵(彼はアイスホッケーの有望選手です)に取り込んで結局は初志貫徹です。若さの勝利!
「貫徹」中の「坊や」の無邪気なセリフ責めが青いエロさを強調。激しい行為の最中に「いつかは俺があなたを好きなくらい俺を好きになって」で、もーアイスドールちゃんとろけちゃってマックシェイク(笑)
おまけに夢中になっちゃって指抜くのを忘れ(!)本命投入。アイスドールちゃん本気の悲鳴上げてます(わははははっ!)
こういうあってもなくてもどっちでもいいが、ある方がガゼン盛り上がるエピソードを入れられる。これがキャラクターが立っているというゆえん、作家様の力量です。

彼への気持ちに気づき、脱・アイスドールすべくセフレの教授と決別しようとする美人受け。
この教授がこれまた…。

一目見て、「おや、何かあったのかな?」と尋ねてくるアダルト〜ないやらしさ。41歳だからそんなにお年じゃないと思うのですが、発するのは還暦越えなきゃ無理だろ〜っな練れたお言葉の数々。24歳のアイスドールちゃんが喜んで弄ばれるのも納得のおぢ様ぶりです。
坊やとの浮気を疑ってのHがまたねちっこくていやらしい。こちらはほんとに言葉責めです。さすが3年間かけて開発しただけあります。

で、散々肉欲のみの繋がりと思わせておいて。

ちょっとーっ!!!!!いやーっ、なにそれ!そうなの?!そうだったの教授!

この人との3年間がなければ「坊や」への愛も認められなかったと思います。アイスドールちゃんにとって1番かけがえのない人は実は教授だったんですが、アイスドールちゃんがそれに気づかなかったから木阿弥です。
教授ずっと大事に温めてきたのに、「インプリンティング・最初の一目」を坊やに持っていかれてしまいました。うっかりさん過ぎますよ、教授!
うわ〜こんな別れ方した40男、キッツイな〜  …教授のこの後が心配です。
別れ際のセリフ、あと少し早く言っていたら勝者は教授だったのに…。

もったいないのが教授の扱い。2人の関係にもう少しページ割いて欲しかったかな。
「坊や」:「教授」が9:1ぐらいの描写なんで先があっさり見えちゃう。せっかく教授がいいキャラなんでせめて7:3ぐらいまで持っていけば「坊や」VS「教授」の緊迫感と、その後の教授の告白の重さ、それによる受けの自責の念と、全てが強調されて一層面白かったと思うんです。

ラスト、坊やと元アイスドールちゃんの想いを託した激しいアイスホッケーの試合。試合後のインタビュー時の坊やにまたも一笑い。ワンコの遠吠え(笑)、ここも上手い。

攻め2人がこれだけキャラ立ちしてるんですが、振り回されっぱなしとはいえ受けも負けてはいません。基本的にツンですから言う時は言う。ワンコをからかって遊ぶ余裕もありますし、ワンコとの関係に悩む間も教授との肉欲にふける少々ビッチな所も、綺麗なだけで終わらせないしっかりしたキャラ付けです。

終わってみれば、王道ながら非常によく出来た、しかも「アイスホッケー」が単なるアイテムに終わっていない上質のホッケーBL(?)でした。つくづくイラストがなあ…

◎イメージソング
CDジャケが見つからないんで PVだけ

Shiho Fujisawa「HAPPY HOUR feat.HIRO:N」
http://www.youtube.com/watch?v=FTHzpKyPbqM
CGの良さが全開のPOPなPVです。女性DJ&トラックメーカーって珍しいですよね。実力派です。

もっとしっとりした曲でも良かったですけど、
2人でいると ただただ楽しい
人形が人として目覚めた生命の謳歌で終わり、なんでこちらをチョイス。

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[小説・作家名あ行]小川いら | comments(0) | trackbacks(0) |

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