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連動コミック企画・マンガしりとり「う」〜「兎オトコ虎オトコ」本間アキラ

■マンガしりとり・ルール
・第2日曜担当:わにこ 第4日曜担当:miru-ha マンガのタイトルでひたすらしりとる。
・必ず自分が読んだマンガとする。ジャンルは不問(雑誌・同人は不可)
・続けることが目的なので最後が「ん」でもよし。(例:「ドラえもん」⇒次回「も」)
・同上理由で 濁音・拗音は有る無しどちらもOK。(例:「しょうこうじょ」⇒次回「しょ」か「じょ」か「よ」)
・同作家の作品は各人1回ずつ。2回目は罰ゲーム

 ■前回までの流れ
「真空融接」→「月に狼」「ミルキーウェイ」「イティハ―サ」「サラデナーサ」「櫻狩り」「リターン」→ 「探偵青猫」「この手でよければ」「パパがも一度恋をした」「太陽と月人」「とめはねっ!鈴里高校書道部」「ファンタジウム」→「ムーン・ライティング」「クロノクルセイド」「トラ兄さんとワンコさん」「サバス・カフェ」「エマ」「まっすぐに行こう」


パンパカパ〜ン 
ついに19回目=わたくし担当10冊目を迎えました、『北の主腐から』・わにこさんとの恒例企画「マンガしりとり」、いや〜、継続は力ですね♪

さて、本日いただきましたお題は「う」でございます。
…となれば…、

マンガの良さがぜ〜ンぶ詰まった今年のBLコミック大当たり作、
「兎オトコ虎オトコ」でいってみたいと思います!

大好きマンガですので、特別にイメソン♪
2巻の表紙見ていたら思わず歌っちゃうよね、この曲♪

     

オレの背中の虎ちゃんがワンワン泣いてるぜ…

く〜っ、野浪カッコイイっ!!
生殺しがつらくて1巻読むのを今年春まで封印、感想書く気満々で買った完結2巻がまさかの「続く」、こんなことならもっと早く買っときゃよかったぜ…!

                          *

あまたのブロガー様がステキレビューをたくさん書いていらっしゃる作品です。
可愛くって、胸キュンで、充実の絵とストーリーについてわたくしなんぞが申し上げることは今さらほとんどございませんので、今回はこの方のマンガを拝見して考えたマンガ道(?)というものをちょこーっとだけ書き記しておこうかな、と思います。

自称・少女マンガ王が繰り出す、ウザい・ナニサマ・結論なしのがっかり3つどもえのマンガ考察ですがページ折ってません&黒担当・みゅうあーも本日つぶやいとりますので、いつにもましてご用心くださいまし。

…ん?このマンガを未読のお客様には超不親切な感想となっている…ことに今気づきました
ご、ごめんなさいね!何か別の形でいつか埋め合わせさせていただきますからっ!!


  


なんてなんて美しいイラストなんでしょう!!
デザイン、構図、お色遣い、神レベルの動物図、ムロン人物もウツクシイ。
帯があってもなくても完成されてる絵ってなかなかお目にかかれるもんじゃあございません。

ところでわたくし、本間アキラさんという方にこのマンガで初めてお会いしたと思っていましたが違っておりました。
先日ナニゲに探してみたら、御木宏美さん「法曹の掟」(2002)をはじめとして、7〜8年前の挿絵作品がいくつかでてきました。

気づかんかった…←マンガ王失格

だ〜って、これほど変わる人も珍しいっていうか、途中を知らないから余計そう思うのか、はたまた寄る年波に勝てないだけか、やはり継続は力…。
       
           *

毎度天空ビジョンで申し訳ないが、BLコミック(特にアート派出身の方の作品)は描いている作者様が最も楽しんでる、または苦しんでいる作品がほとんどで、読み手を筆頭において描かれたと感じるモノは本当に少なかったのでした。←我見です
言い換えればまだまだ発展途上、これからが楽しみな成長業界ともいえ、そのうち大バケする作品がガツンと出てくるのではないかと思って話題作をちょいちょいいただいておりましたが、今作はその想いを確信させるものでございます。

「5月の読書記録」で、
【コマ「割り」ではなくてコマ絵そのもの、どういうシーンを「コマ=絵」に起こすのか、の感覚が抜群に良い!!特に後半。一般誌で書いても遜色ないレベルです。】
と書かせていただきましたように、この方の突出したマンガセンスは高画力もさることながら「コマ」そのものにあります。
顔やセリフで心をすべて語らせずとも、マンガや映画には画(映像)というものがございます。小説でいえば研ぎ澄ました地の文や改行、章替えにあたる部分を、マンガでは構図や効果で演出し、文字や音に負けないドラマを訴えるわけです。そこに作者のセンスや経験、はては性格や仕事に対する姿勢まで感じる事ができたりします。

マンガを構成する2大柱は「画」と「話」、そのどちらにも絡む、ある意味マンガにとって最も大事なモノは「コマ」です。コマを含んでの「絵」であり、コマを含めて「話」なのでございますね。
人物がアイタタでも面白いマンガは存在するし、絵が上手くても残念なマンガもございますよね?その大事な「コマ」に力がある方とは例外なく「コマ」つなぎに余裕のある方、端的にいえば「呼吸=間」を知っている方です。

せっかくの練ったシーンも冴えたセリフも「間」がなければ、魅力半減。
マンガだからといってすべての顔に喜怒哀楽をつけて感情表現せずともよく、もっといえばすべてのコマに絵を描きこまなくたっていいのです。
どういうシーンをどう切り取って何をどこまで描くか、コマの追い方、魅せ方は手塚治虫大先生から連綿と受け継がれた「漫画」の基本、4コママンガとストーリーマンガの最大の違いです。
これを研究することが漫画道=プロマンガ家、そしてこの方はまちがいなくプロのマンガ家でございます。

10年以上も前からご活躍されていた割にはコミック数が少ない方ですが、マンガ道をずっと追求しつづけてきた方だろうと思います。でなければ、今作のように描き下ろし部分をあれほど綺麗に本編に溶け込ませることはできないですよ☆
2巻での100ページ近い描き下ろし、どのページ、どのコマが描き足された部分なのか、わたくし半分もわからんかったのですが、こんなことは非常に珍しいのです。たいがい分かる、というか、そんなことまで検証しながらマンガ読んでるやつはわたくしぐらいかもしれないな…(遠い目)←ちなみにデジタル(CD)とアナログ(ペン)が混在した描き方をされていらっしゃるので画面処理からはアタリがつけられます、特技にもならんがf(^^;)


※みゅうあーの暗黒つぶやき:「間のコマ」
ジャンプ連載中の、大場つぐみ/小畑健「バグマン。」10巻(最新刊)で「間のコマ」について言及するシーンがあり、まさにわたくしが上の読書記録で申し上げた事と同じことを指摘されておりました。これには感動したわ(笑)←パクってませんからね?!偶然同じ意見が載っていたのよ?!
つか、マンガを描く上でしごく当たり前のことで、わたくしじゃなくてもマンガ好きな方なら誰でも思い当たる範疇のこと、でもプロでも案外出来ている方は少ないというか理屈がわかったからといってできるもんでもないっていうか(だったらわたくし今頃プロだし、大汗)

できずとも研究・努力し続けることが大事なんだと思うけど、この業界は簡単に(アート派絵師様に)マンガ描かせすぎる=いきなり本番舞台を踏ませちゃうんですよねぇ。
キメ絵=1枚画で出来上がった大脳に、連続ゴマでストーリーを読ませる「絵」を研究させるのは、日本語から英語☆ぐらいの価値観崩壊&再構築と思うんだけど…。
自発的に勉強するなら問題ないですが、いきなり「マンガ」として商業化する=お金を取るっていうのは描き手にも読み手にもいいコトないような気がする…とか思うのは堅すぎるでしょうか。
「BLイラストレーター」の最終ゴール(完成形)が、全員「マンガ家」である必要はないと思うんだけどな。でも絵で独り立ちしようと思ったらマンガの方が実入りは大きいよね、きっと。
「絵」で食べていくって難しいですねぇ…。

ちなみに本間さんはコミック派、BL界デビュー前からマンガを描いていた方と思いますです。


超気になるところで終わってしまった2巻、続く3巻もきっとたっぷり描き下ろしを描いて下さるはず、というか描いてくれなきゃイヤです。

でも1巻は扉絵(花札モチーフ)まで凝っていた&ドラマCDジャケも描き下ろしだったけど、2巻はコミックとCDジャケ併用。今回の大ヒットでイッキにお忙しくなっちゃった様に思われるので、下手したら3巻描き下ろしはつかないかもしれません。
いや〜ん、マニアックお楽しみ(どこが描下ろし部分かチェックすること)がイッコ減っちゃう〜




  

【スペシャルおまけ】
な〜んとわたくし、ステキ萌え友様のご厚意でCDを聴かせていただきました♪
ご存知の通り、もともと2巻完結予定だったこのシリーズ、そのつもりで編集してあった(と思われる)CDではきちんと完結しております。
つ・ま・り☆3巻待ちで生殺しの年越しは免れましたのよ〜♪♪ 本当にありがとう、OOO様!!

ただ今完結編が雑誌連載中なのでキキミミ詳細感想はまだUPいたしませんが、本日ちょこっとだけ♪ ネタバレになるかもなので、ページ折らせていただきます。






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[BLコミック・は行]本間アキラ | comments(4) | - |