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「真空融接 上・下」 びっけ

   
こうやって見ると悪くないんだけどな〜


もはや、青いヒザ小僧も愛くるしいショタ丸出しのU−15カプに動かす食指なぞないと思っておりましたのに…。萌えた、というか悶えた(笑)
なんでしょうか、この、ボーOドで洗われたごとき心の爽快感と悶絶感の同居は。
◆あらすじ←設定説明が非常に面倒なのであらすじに頼ります
わかるんだ。こいつは僕だけなんだって。
供給者と補給者。力を与え、力を受け取る。力の受け渡しは、唇から。全寮制の学校で暮らすラエルとアレクシ。ふたりは供給者と補給者という、お互いに決められたパートナー同士。唇を重ねてはいるけれど、恋人ではなく…。ふたりの少年と、彼らをとりまく人々が織り成す珠玉の物語。
4歳で保育園に預けられ、相性の良いパートナーをコンピューターで弾き出しカップリング、その後はパートナーと(基本)一生添い遂げるという もう萌えだけで作られたような設定。
エネルギーの受け渡しは唇からでなければならないって、そんな!
どんな肉体構造よ!とか、「コンピューター」で何を計測するのさ!とか、国境超えたら体質が変わるって過去に戦争やら侵略やらはなかったんか?とか(主人公の住む国の人間だけがこんな身体です)、同じ年頃の人間の中でペアリングってことはこの国には年の差カプやオヤジ萌えなどは存在しないのねとか、あれこれあれこれツッコミたいですよ。
でもこの2人が醸す空気、交わす視線の無言の饒舌さにやられてしまって、トンチキワールドにツッコミしまくっていた私の黒人格(Mさん)を黙らせてしまうのです。

青い季節、プラトニック、でも補給行為だけは日に何度も何度も…。
エロでも官能でもない。でも「ああああああああ(;´▽`)」
エネルギー補給行為(=キス)シーンだけでここまで悶絶させられるとは、作家様がお上手なのか、我が脳内腐りメーカーの高性能を褒めればいいのか悩むところです。

しか〜し、お話が進むにつれ関係がドンドン精神性重視に(笑)
ストーリー自体が面白いのでサクサク読んでしまいますが、もうBLじゃなくね?ぐらいまで薄まる悶え要素に違った意味で悶絶するのは、わたくしの脳内メーカーのカスタムアップが間違っているのでしょうか。

メインカプ・ラエル×アレクシ(「×」というより「+」?)を中心に、
キィル×エリアス
フロラン(アレクシのパパ)×ジル
と3組?登場。この中ではジルが一番気になるんだけどな〜。なにげに高依存率なケハイ(笑)
※腐目線ならアレクシ×ラエルですけども一応供給者×補給にしてみました。


作者様のお絵柄、「少年期」が一番美しいです。
この作品は作者様ご自身が好きでたまらないものを最大限に活かそうとして生まれた、多分作者様のすべてが詰まっている作品(のハズ)。細部に渡るこだわりや丁寧な作画などから伝わってくる作者様の情熱と独自の世界観に溺れきらない冷静さ、このバランスが非常に気持ちよいです。これでデビュー作なのか…。むむむ、やりますね。

少年主人公で女性排除をしない&女性描写に手を抜かない作話傾向から判断して、この方のやおい度はかなり低いと思われます。むしろBL誌で描いた方が不思議、ぐらいの希薄さです。
そこがこの作品ではいい味になっていますが、一応BLコミック・カテゴリー作品なので味を損なわない程度に「BLならでは」の要素をやはりもう少し強めていただいてもよいかな〜。
「Aの次はB!」なんて持ち味台無しなリクエストはいたしませんが、せめて初期(1,2話)ぐらいの悶絶度カムバッ〜ク!←とかいっておいて、下巻の駅での母に涙してしまう。これを矛盾という。

ひとつもったいないのは表紙。繊細でハイレベルなペン画と雲泥レベルのカラー(彩色)です。今どき貴重な手塗り水彩、もう少し良さを追求してほしい…けどデビュー作だからしょうがないのかしら。
でもでも表紙がキマらないとせっかくの印象的なタイトルも、意味が想像できないのがかえってマイナスになってしまうんだもの 
それなりの完成度しかない作品ならここまで申しませんが、本編が極めて上質なだけに惜しい。

 ←未読続編「真空融接・春」

「春」というからにはあと3巻出るのでしょうか。
せめて「秋」ぐらいには…とか期待してはいけませんかねぇ(持ち味云々はどうした)


 

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[BLコミック・は行]びっけ | comments(1) | trackbacks(0) |