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「SALVA ME」 紺野キタ

さて、本日の日曜コミックDAYは 魅かれてしょうがない紺野キタさんです。
この本を読んだ時ものすごく懐かしかったんですけど、どうしてそう思ったのかわかりません。

絵に覚えがある気がしたんですが…。
そう思うからには一昔前に少女マンガ系の作品をお描きになったんじゃないかと思うんですが、内容がまったく思い出せない…?!
これは自称少女マンガ王にあってはならない現象です。この、奥歯に挟まったもやもや感がものすごくキモチワルイ。
検索もしてみましたがどれが少女マンガ(っぽいの)か、タイトルだけじゃ分かんない(泣)
    
また1人、コンプ病発症作家さんが出来てしまいました。
全部読めばきっとはっきりするでしょう。
       
                                
この本の中では時間の流れが違います。
ゆったり柔らか、木漏れ日のような光の中で展開する生産性皆無の限りなく詩的な世界。私の大好物、アイヴォリー監督作品と同じ空気を感じるのです。(そこかな、懐かしいと思ったのは)

ほの暗い感情も見え隠れしますが、基本善属性。悪は(多少)あっても「邪」の存在しない夢の空間でそっと寄り添う小鳥の番いの様な、あくまで優しい恋愛模様。これはBLコミックではなく、たまたま男同士の恋愛を題材にしただけの「マンガ」です。一見当たり前な定義ですが、これとっても難しいです。「BLコミック」だから許される甘さって、申し訳ないがありますので。
一般読者にも受け入れられるクオリティの「マンガ」として同性愛を描ける作家さんっていうと…思い浮かぶのは、国枝彩香さん、山田ユギさん、えすとえむさん、日高ショーコさん、で、今回の紺野さんかなあ…まだだれか忘れてる気がしますが パッと浮かぶのはこんなトコかな。


短編どれも面白いです。
■表題作「SALVA ME」
ラテン語で「我を救い給え」 レクイエムや讃美歌などで必ず歌われる祈りの言葉です。
最後に切なく自覚してしまった彼は、この言葉を呟きながら想いを昇華させていくのでしょうか。自覚した事は良かったのか悪かったのか、判断に迷うところです。

※このタイトル。教会で歌う少年。
これはもう「Libera」の「SALVA ME」、確信犯でしょ?紺野さん!
なんて考えながら読んでたら後書きに種明かしがあってガッツポーズ!やっぱりね
この作品描かれた年にもう「Libera」をご存じだったのはさすがです。私はTVで知りましたが一昨年ぐらいの話です
動画あったので あげときますね。天使降臨。
http://www.youtube.com/watch?v=YsmA4imWeqA

■「小泉君と愉快な仲間たち」と続編1本
美少年コメディ(?) ショタ萌えは絶対ない!はずですが、子犬のように戯れる少年達の友情にニンマリする自分がちょっと心配です。

■「告白」と続編1本
岡島クンの「メバエ」 ゲイへの自覚ってこんな風なの?と目からうろこの1作。
可憐な同級生だけにきゅんと来るわけじゃないんですね。体育教師のもさっとした指毛やケツアゴにもきゅうううううん♪って、もー笑った笑った。

■一番の萌え作品「天使も踏むを恐れるところ」
もう!もう!まるっと映画「眺めのいい部屋」!!
設定的には「モーリス」ですが、空気が、雰囲気が映画そのまんま。
叔母のエブリンなんてマギースミスにしか見えません(笑)
タイトルがフォスターの小説からだと知ってこれまたびっくり。やっぱそうなのね?!紺野さん!!

脳内をキリテカナワの歌うプッチーニがエンドレスで流れてしまいどーしても止まらず、映画のDVDを借りに行ってしまいました。私が持ってるのはレーザーディスクなんでね。これを持っているがゆえにDVDを買いたくない。でももうプレーヤ―がない。大好きなのに幻の映画です。

お話は、麗しの2人が、私的最大萌えツボ・男同士のダンスシーンまで披露して下さりつつ(ランキング変わりました)想いを成就させる王道BLです。
成就したのはいいですが、どっちがどっちか分からないまま終わっちゃって、「ん?」
さすがBL枠を超えたBL、それもアリなのか?と不安だか不満だかが芽生えた頃、巻末4コマでオチです。
いい仕事してます。プロですね。

コミック短編集の1作1作に感想つける事はまずしないんですが(これから読む方も楽しみ半減だろうし、なにより時間かかるから) 今回は特例。
我ながらよっぽど楽しんだんだと思います。名作。アイヴォリー好きにも是非。

 

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[BLコミック・か行]紺野キタ | comments(0) | trackbacks(0) |